いよいよ、植物分類上「ウコギ科」に属する木の芽が伸びだしてきた。先週蔵王山ろくで少しばかり摘み取ってきた「タラの芽」のほかに、「ハリギリ」・「コシアブラ」・「タカノツメ」などが山菜としての対象となるが、地中から生える「ウド」もこの「ウコギ科」に分類される。
いつも通う青葉の森では「ウド」を見かけたことはないが、晴れた今日は小1時間ばかり歩いて、「コシアブラ」数十本と「ハリギリ」・「タカノツメ」をほんの少し摘み取ってきた。晩餐に「天ぷら」・「炒めしょうゆ煮」・「おひたし」をつくり蕎麦と一緒にいただこう。日本酒も買ってきた。
さながら「ウコギ科」の春を寿ぐささやかな酒宴である。
あらゆる春の山菜の中で、オイラは「ウコギ科」のメンバーたちを愛する。何より土の精霊が乗り移ったのではないかと思われるほど個性的な「エグサ」が好きだ。
なかでも「ウド」・「コシアブラ」・「タラの芽」は優劣つけがたく、これらさえ頂ければもう他の山菜たちはパスしてもいいくらいだ。あと半月もすれば、いつもの湯治場周辺の雪が消えた斜面に「ウド」たちも顔をのぞかせるのだろう。
また、出かけなければならない。
コシアブラ芽を出す
山桜と新緑のころ
シャンデリアの灯りのようなリョウブの新芽たち
フデリンドウ現る
今日の収穫
かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山
二王子岳(にのうじだけ)・1420m・日本二百名山(№125)
二王子と書いて「におうじ」ではなく「にのうじ」と発音するところが古式ゆかしい感じがする。東京の八王子も「はちのうじ」と発音したらどうだろう。一度聞いたら忘れることができない山名のため古くから知っていたが登れていない。新潟なのだが意外と遠い。新幹線の始発に乗っても、最寄りの新発田につくのは昼近くになる。だが、飯豊連峰がこれだけ間近に展望できる山はないだろう。できれば残雪の飯豊を眺めたい。5月半ばから6月半ばの晴れた日が良さそうである。南俣という登山口に近接した地点まで平日のみのバスが新発田から運行しているようだ。登山口の二王子神社にはキャンプ場もある。頂上には避難小屋もある。どんな登山が楽しいか考えてみよう。登りたい山だ。
「tatu4551」さん提供
サンカヨウを見に二王子岳へ
残雪の飯豊連峰の大展望とフラワーウォッチングが楽しめる時期に登りたくなりました。
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