今回の安曇野行には、Ⅾ750くんも同行させたのでもっと星夜につきあって星景写真のトレーニングをやっておけばよかった。
ちょうど新月の時期だったので、晴れてさえいれば信州の星はうんと輝いてくれるだろうと考え、20mと魚眼レンズまで持ち込んだが、Ⅾ750くんの出番はわずか30分程度だった。
理由は、
① 昼の疲れとアルコールで寝入ってしまったこと
② 晴れて星が輝いてくれたのは三夜のうち一夜だけだったこと
③ 止まっていた木崎湖畔からは北向きで、星の円周運動撮影にはもってこいであったが、正面の海ノ口集落の灯りが明るすぎたこと
④ 周囲のアルプスの山影が入らず撮影意欲を欠いたこと
などで、少し残念ではあるが、懲りずに次の撮影スポットを探そう。
比較明合成用にと、20mレンズで20分間、ISO1600、10秒、F1.8で90コマ撮影して仕上がったのが下記の1枚であるが、この設定では少し明るすぎて、風景がにぎやかすぎて詩情に欠ける。
ISOをもっと下げるか、シャッター時間を短くし星の数を押さえればよかったかもしれないし、もっと水面を入れた方がよかったか、いずれにしても90コマはたかが20分程度だから、何回か試行錯誤を繰り返せばよかった。だらしがない。
次の目標地は、この写真のようなポラリス(北極星)を中心とした円周を描く夜空に山影を写し込むこと、雪のある山であればもっといいし、できるだけ人工の灯りは避けたい。探そう、そんな場所。
長野県木崎湖畔からの星夜