ヒナスミレ(雛菫) 朝ドラのモデル 牧野富太郎先生が名付けたとか。
春の森を歩いていて、目に入った美しい花やチョウたちにレンズを向ける。カタクリのようによく見知った者たちならば一番輝く姿を撮ってやりたいと思いシャッターを切るが、名前が出てこないものたちに出会うと後で図鑑やネットで調べようと、できるだけさまざまなアングルで撮ろうと時間をかけるようにしているし、チョウなら翅の表と裏を合わせて撮りたいと思うが、チョウの場合、なかなか表裏の翅を一度に見せてくれないし、すぐにどこかに飛んで行ってしまう。
花はそんなことはなく、図鑑で分からなければ、「はなせんせい」のようにネットの検索サービスにつなげば、半日もしない間に詳しい方が教えてくれるのだが、スミレの仲間はなかなかむつかしいらしく、今回上の1枚目の写真を添付して「このスミレの名前を教えてください」と投稿したが、三日たってもだれも返事をくれなかった。
葉の写真や、上の二枚目のように花の内部等複数の写真を添付できればよかったが、「はなせんせい」はこれができなかったからかもしれないし、スミレは専門の「スミレ図鑑」があるように種類が多く、変種や地方により姿の変化がみられるようで、スミレの仲間は同定がむつかしそうだ。
しょうがないので、改めてネットにいろいろアップされている「スミレの仲間」をしらべたら、青葉の森でみつけたこのピンクのスミレは「ヒナスミレ」という名のスミレではないかと結論づけた。
葉の形や花の側弁に少し毛の生えていることで判断したが、ネット図鑑にもあるとおり葉の裏が紫を帯びているかも確認しておくべくであった。
この青葉山のヒナスミレ、周りを見渡しても咲いているのはこの個体だけであった。どこをどうしてここにやってきたのやら。もうすこし、この辺りを観察しよう。
4月3日にであった旧知の者たち
バレリーナのようなカタクリさん
語り合うカタクリさん
アオキの花によりそう小さなルリシジミさん
オオイヌノフグリに寄り添うスジグロシロチョウさん