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かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

On The Sunny Side Of The Street  日なたの道を歩けば・・

2021-11-09 12:45:16 | 日記

NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」、たまたま放送開始の4回目のこの放送を目にしたら、とても懐かしく、ほのぼのと、幸せな気分となってしまい、その日から見続けている。(といっても、今日でまだ7回目なのだが・・)

このなんともいえない幸せな気持ちの原因は、少女役の上白石萌音さんのふくよかな顔立ちと微笑み、そして柔らかな岡山弁のせいかもしれないし、老いた誰もが経験した遠い少年少女時代の夢見の感情にどこか共鳴するものがあるからかもしれない。ドラマは、大戦に向かう時代の陰りの中でのお話で、この先、どうせ果たせぬ夢心を予感させはするのだが、少女の淡い恋物語を見守っていきたい。

で、この恋物語のバックミュージックとして流れるルイ・アームストロングの「On The Sunny Side Of The Street 」がまた涙が出るほど懐かしく、ほのぼのと、幸せな気分にさせてくれる。

オイラは、この歌をビリー・ホリディ―の「明るい表通りで」で聴いていたが、明るい歌詞にもかかわららず、彼女の感情を抑えた突き放したような歌い方に、なにかしら明るい表通りを歩く男女を裏通りから眺めている孤独で不幸な女の恨めしソングというイメージで聴いていた。

ところが、どうだろうサッチモの高らかなペットの音とゆるやかに歌詞をかみしめるような歌い方。ビリーとは、まったく、異なるあったかな世界に誘ってくれている。あの、しわがれ声に抵抗感があり、あまり聴いてこなかったサッチモの歌。この先なにかしら薄暗さを感じる今の時代にも、彼の歌はふさわしいのかもしれない。

Grab your coat and get your hat
Leave your worries on the doorstep
Life can be so sweet
On the sunny side of the street

コートをつかんで帽子をとって

心配ごとは家にほっちゃって 外に出ようよ

明るい通りを歩けば、すぐに悩みは消えちゃうよ

朝ドラでは、

日なたの道を歩けば、人生が輝くと訳されていた。

晴れたら、かかさず外を歩こうぜ。

ビリー・ホリディ―

Af5xA8] ルイ・アームストロング


深田日本百名山登頂の思い出     54 槍ヶ岳(やりがたけ・3180米)

                  55 奥穂高岳(おくほだかだけ・3190米)

                  56 常念岳(じょうねんだけ・2857米)

                  57 笠ヶ岳(かさがたけ・2898米)

                  58 焼岳(やけだけ・2455米)

槍ヶ岳は、大学の山岳同好会のグループと1975年の盆過ぎに初登頂している、たしかグループをオイラが参加した「雲ノ平・裏銀座コース班」のほか「読売新道・裏銀座コース班」、「表銀座コース班」などに分かれて、それぞれのグループが槍ヶ岳で合流するというもので、その夜は、槍のテント場でにぎやかな打ち上げを行った記憶がある。残念ながら同好会は、その秋に退会しているが、続けていたら、もっとたのしい学生生活が送られたと想像する。(タラレバの世界)

その後、1900年代の後半、職場のⅯ君と上高地~常念岳~大天井岳~槍ヶ岳~大キレット~北穂高岳~涸沢~奥穂高岳~前穂高岳~上高地と三泊四日の山小屋利用で歩いたが、その時に槍ヶ岳再登頂と常念・奥穂の初登頂を一度で行っている。当時の山小屋は予約不要ということで行き当たりばったりだったが、暗くなって着いた常念小屋は文句も言わず夕食を出してくれたことや大槍ヒュッテの豪華な食事には驚いたことをよく覚えているが、初めての涸沢だったのに涸沢ヒュッテの印象がないのはどうしてなんだろう。大キレット歩行による心身の疲れで爆睡したのかもしれない。

焼岳と笠ヶ岳は、2003年頃だと思うが、沖縄本島の宜野湾市に1年だけ暮らした時代に、当時愛用していたKHS製折り畳み自転車(オリーブ号と命名)で出かけた「百名山4座登頂サイクリング旅行」で、御嶽山、乗鞍岳とともに登っている。

焼岳は、新穂高の中尾温泉の舗装道路をオリーブを引きながら登り、オリーブを登山口に留めて日帰りでピストンしている。焼岳を下り先の新穂高温泉に当時開設していたキャンプ場に二泊して、地図で見たら往復15時間は要する笠新道コースを日帰りでピストンしている。雨の1日で、笠ヶ岳頂上をさみしく去ったこと、笠の小屋で体を温めようとカップ麺とワンカップをいただいたことを昨日のように覚えている。

今年計画していけなかった折立~太郎平~黒部五郎~双六~笠~新穂高の山旅はぜひとも遅からず実践したい。それだけ、笠には未練が残るし、小屋のワンカップは笠のテント場でしみじみといただきたい。酒飲み登山は、たとえ下りであっても厳に諫められるべきである。(寒かったので許して・・)

2019年9月乗鞍への登り道で仰いだ笠ヶ岳の秀峰

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