かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

雨の日のプッチーニ

2017-06-02 15:24:24 | 日記

プッチーニが好きかと問われれば、イタリアオペラの饒舌感にはいささか抵抗があるものの、イタリアオペラでは彼の音楽だけは愛しています。と答える。ラ・ボエームやトスカもいいが、生まれてはじめて目の当たりに聴いた「蝶々夫人」がことのほか好きだ。

でも、あんな、ど田舎の過疎地に住んでいたオイラたちを、音楽の「ハタナカ先生」は、藤原歌劇団のマダム・バタフライ(たしか、砂原美智子さんだった。)にどうして仙台まで連れて行ったのだろう。

本日は、サロモンのボトルポーチ付ウエストバックのためし走りのランニングとプールに出かけようとしたが雨が降りしきってきたので、FMのミラノスカラ座,リッカルド・シャイー指揮の「蝶々婦人」を聴きながら、この日記を書いている。

生まれてはじめて聴くオペラは、たぶん日本語だったからある程度理解した。日本のメロドラマとおんなじ感覚の悲劇だが、そのころは人生にそんな悲劇が隠されているなんてものはまったく理解せず、ただただ音楽の美しいうねりに時間を忘れていた。プッチーニなんて音楽家のことなんてまったく知らない中学生だった。(この辺で記憶があいまいになっていた。ほんとうに音楽の「ハタナカセンセイ」が引率したのか、小学高学年のときではなかったのか、また、オペラ全幕ではなくダイジェスト版だったのか仙台公演。でもまだ、美しかったあのころの砂原美智子さん。(ちなみに、砂原さんは、検索したところ、今のオイラと同い年ぐらいで、30年以上も前に亡くなられていた。合掌)

本日、改めてラヂオだけで聴いてみて、「蝶々夫人」は、すばらしく美しく、ドラマチックな作品。スズキと歌う「花の二重唱」がことのほか好き。イタリアオペラなのだから、演歌公演を聴きに出かけるみたいで(すみません偏見です。)恥ずかしくて、二度と公演には出かけないだろうが、たまらなく、好きなので、隠れて聴きます。「バタフライ・バ~タフライ!! 」今終わりました。(泣)

あの、美しい新任の中学の音楽教師「ハタナカ先生」は、ご存命なのだろうか。いま、どこで、何を・・・

https://youtu.be/yAHNmLj4jZQ

 

鎌倉 長谷寺の石楠花 3月末   

 

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