遊びをせんとや

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親との付き合い方 ~遺品整理~

2023-09-27 07:36:56 | 介護
父が亡くなって2年と半年たった。
遺品の整理として衣類などは母が徐々に処分してくれた。
書籍や書類は私が実家に通うたびに処分した。シュレッダーを掛けたり、ごみ捨てに出したりして。
幸い、書籍に関してはそんなに多くなかったのでなんとかなった。
問題は実家のクローゼットや廊下の物入れに膨大な容積を占めるある物であった。
ある物とは鉄道模型関係である。
父は乗り鉄でもあり鉄道模型制作が生涯の趣味であった。かつては水上を走る船舶模型もやっていた。
実家の作業部屋には作業が時間が止まったように途中になった作りかけの模型がそのままある。
なんだか2年間は全く手が付けられなかった。
その部屋には母の工業用ミシンやロックミシン、父お手製の作り付け広い洋裁作業机もある。
ロックミシンは友人の洋裁教室にもらってもらい、なんやわからないミシンは廃棄した。

意を決して6月くらいから旦那に手伝ってもらって鉄道模型を売りに行くことにした。
まずは膨大な鉄道模型の価値を調べるべくガラスケースに入っていた蒸気機関車の模型と箱を合致させるなどから始まった。
実家でやるとなると母が横からなんやかんや言うので集中できず、実家からまず我が家へ運び込むことにした。
買取業者も三か所に回り、見積を取り、納得いくお店にすることにした。
最初は同じ路線のお店で買い取ってもらったが、できるだけどの品がどんな物でどんな価値があるのか細かく知りたいと思ったので結局日本橋にある店舗で模型も売っている鉄道模型専門業者一店舗に絞った。
計10回ほど通ったらほぼ原形をとどめている模型は売り切れそうだ。
事前に旦那が箱を中身を特定した物をエクセルの表にまとめ、私がパソコンでどれくらいの値段で市場で出回っているのかを調べてからお店に持ち込んだ。一回で持ち込むのは12箱くらい。中にはバラバラな模型もあり、返された物もある。
「これは部品が一部足りません」「これは通電しませんでした」「これは走りませんでした」と細かく査定理由を書いた表もくれる。
「今回はこれくらいかな。」と思う額の少し下くらいで収まってきたので良かったと思う。

次回の品物。

そんな作業をしている間にヨーロッパ各国のNゲージやZゲージの車両もたくさんあった。
ドイツ、イタリア、デンマーク、オーストリア、スイス。ドイツのリリプット社のオリエント急行のセットもあった。
そんな車両を見ていると一緒にスイス旅行に行った時に朝早くから駅の写真を撮りに行っていたのを思い出した。
本当に好きだったんだなと。一緒にヨーロッパに行けて良かった。
そんなことを思いながら色々ネットで調べるのもいい供養になった。

40年ほど前の物がほとんどなので、珍しいと言われることはあるが本当に思っているほどの金額にはならなかった。
国内でも今は消えてしまった鉄道模型のメーカーが多数ある。

そんなこんなであと少しでかなりの量の遺品が整理できる。
ほぼほぼ半年かかった。

娘が「一つは残しておいて」と言うので選んだ模型

フライシュマン社の製品。ちなみにフライシュマンとはドイツ語で「肉屋」と言う意味だそうだ。
なんとも趣のある古き良き時代の鉄道を彷彿とさせる。

そんなある日の昼ごはん。なんばのおうどん屋さん。き田けうどん。

うどんが食べたくなってネットで検索した行った。なかなか解りにくい場所にありお店もガレージを改装した今風な感じだったが
11時台ですでに10人くらいお客さんが並んでいた。キャパが案外大きいのですぐに座れる。
7割が外国のお客さんだと思う。
旦那は海老天ぶっかけ。

私は竹天に玉天を追加したオーソドックス掛けうどん。

お出汁がすごく美味しかった。麺は細麺。見た目より量が多い。満腹。

昨日の晩御飯は

焼き鮭、出汁巻き卵。シイタケ、玉ねぎのお味噌汁。サニーレタス、オクラのサラダ。糠漬けキュウリ。
山形のサクランボリキュールを飲んでみる。

軽くて甘かった。








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