遊びをせんとや

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この度正真正銘コンプリートで

2024-09-01 07:15:23 | 着物
ほんまに何回めやねん!という感じやけれど、ほんまにこれで終わりです。
今年の着物コンプリートです。

言い訳その①
あまりにも暑くて、夏は着物はと思っていたが、夏着物の沼にはまってしまった。
まず、手に入りやすい絽着物や旅先で出会った紗の着物が手に入ったが、小千谷縮が欲しい。
来年の予算に組み込むことにした。

言い訳その②
新たに誂えるのはめっそうもないが、夏着物自体がきれいな状態でリサイクルに出て来るのはまれである。
絽を何枚か手に入れた8月後半に入って、小地谷縮のわりと状態のいいリサイクル品がオークションに上がるようになった。
一度、入札したが、どんどん値があがって、早々に諦めた。入札状態を見ると私を含めて4人くらいが争っていたので、このまま続けると無駄に値があがると踏んだ。このあたり、年金生活者としては冷静なのだ。勤めていた頃なら競っていたやろなと思う。
この小地谷縮は明るいブルーの地に白い模様が入り、衿裏に少しシミがあったが、サイズがピッタリだった。

言い訳その③
小地谷縮、私は無地が欲しいのである。しかも渋いモスグリーンが欲しい。すでにネットで生地も見つけて、木村呉服店でお仕立て代も調査済みである。縞も小紋も要らないのであった。オークションで競らなくて良かったのである。
閲覧内容からおススメが当然、出る。とある見慣れない出品店から「新品小地谷縮抹茶色無地」というのが目に入った。
実は以前からお気に入りには入れていた。競った小紋ブルーの小地谷縮を購入していたら、これはウォッチリストから消去していたと思う。
お値段はすでに決まっている。「値引き交渉は質問から」となっていた。私が考えていた来年お仕立ての生地よりまだ安い。でも諦めたオークションの3倍はする。質問から「値段交渉」を送ってみるが、返答なし。ウォッチリストには5人あったので当たり前か。
ここで、色々考えたが、来年お仕立て込みの半値以下のお値段なら今か。色は見れば見るほど私の好みに近い。サイズもぴったり。身丈は10㎝ほど縫込みがあり、裄も出せる。小地谷縮は洗うと縦に縮むとあったので来年以降洗って必要なら身丈だけは十分伸ばせる。居敷当てはついている。広衿。むー。迷った末に最終日の夕方、落札した。してしもた。

で、来たのがこれです。

逆光ですが、新品でした。居敷当ても十分付いている。透ける心配はない。
思いのほか、サイズはたっぷりあるような。色もうっすらグリーンがかったベージュ。
もう、この色に惹かれるのよねーやっぱり。

合わせてみたコーディネートその①

誰かが落札して何故か再度出品されていた麻帯。これはお安く手に入った。

ゆりざくらさんで買った帯揚げでコーディネートその②

船場センタービルで1000円で買った緑が少し褪せて茶色に自然グラデーションしている普通の帯締めに上の唐津焼きの帯留をしてもいいかな。衿はやっぱり生成りの普通の。
これかな?

調べると小地谷縮は6月から9月まで着られるとのこと。ただし、帯は季節先取なのでほんまは麻の帯は9月には?やねんけどいいねん。

自分でも不思議なくらい、これでオークションを徘徊することもなく、満足した。ほぼ、オールシーズン賄える。
本当に着物コンプリート。
それにしてもこの暑さなので9月でもお茶のお稽古は絽や小地谷縮で行きそうだし、10月は完全単衣な感じするし、袷を着るのは半年ぐらいな気がする。相変わらず、紬ばかりで、やっぱり訪問着や付け下げには目が向かない。いいか。

昨日の晩御飯は、イワシのフライ、千切りキャベツ、しし唐。つるむらさきの胡麻和え。モズク、糠漬けキュウリ、オクラ、シラスの酢の物。長芋、玉ねぎのお味噌汁。


昨日で暑い8月もやっと終わった。