遊びをせんとや

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高山辰雄展 佐川美術館

2024-08-23 06:46:50 | 美術館、博物館
あまりにも暑くてどこも出かけていないので、ちょっとフラストレーションがたまっている。
思い切って、事前予約を取り、久しぶりに佐川美術館へ出かける。
高山辰雄展をやっていたからである。


 
ここへ来るのはいつも夏?秋も来たか。
水辺に赤とんぼが飛んでいた。

高山辰雄さん
まさに私が大学の時に正統派日本画として日展でご活躍されていた。
私たちはこの人の人物画にノックアウトされ、色とタッチに魅了され、影響を受けたというか、真似したというか。
何しろ神だった。

写真はNGだったので、Webよりお借りしました。
たべる
この人の背景の色やタッチが独特で真似をしたけど足元にもたどり着けない。


いだく
このあたりの作品になると仏画に近い。
あー、本当に絵を描く、塑像を作る、物を造るというのはその人の精神性がそのまま出る。

静物画も何点もあったが、また人物画と違う筆致で興味深かった。
もっと硬質

若い頃に試行錯誤してゴーギャンの影響を受けたこと。なるほど。
一つの作品を一本の筆で描ききること
福田平八郎と同郷であること
色々今さらながらに解った。

朝早くに目が覚めたので、長襦袢の衿を薄ピンクの絽に付け替え、アイロンをかけた。
お腹が空いたので、早めにカフェでお昼ご飯

私はなんだか胃の調子が悪かったので暖かいとろろかけ湯葉蕎麦。
旦那は冷製パスタ

食後のホットカフェオーレ

そうだ、ここはイノダコーヒーなのでホットで良かった。
少し睡眠不足でお盆前後の暴飲暴食、冷たい物取り過ぎでお腹を壊して治りかけなのだが、行きの新快速の冷房がよく効いてなくてはっきり言って夏バテですね。

楽吉右衛門館で直入のお茶碗を観て

 

ここのロビーはいつも圧倒される。壁に映し出される水の影をいつまでも観てられる。

上は

こんな風になっている。

佐藤忠良の彫像を観て12時台のバスに乗って帰路に着いた。


この日は絽の着物から交織の楊柳の着物へ。きっと麻とポリの混紡なんだと思うけれど、これはこれで涼しい。

帯はこの前、ゆりざくらさんで買った紫井桁模様の麻帯。芯材が入ってなく、薄く柔らかいので長さもあって、結びやすかった。
久しぶりに銀座結びにした。ちょっと浴衣感覚で。涼しくて楽だった。
 
下の伊達じめのピンクが見えてますね。やっぱり帯枕を使えばよかった。
帯締めは生成り。白っぽくいきたかった。帯揚げはこれもゆりざくらさんで買った紫×白


昨日の晩御飯は帰りのバスで爆睡してすっきり体調も戻り、典型和食。

焼き鮭。こんにゃく、ゴボウ、人参の煮物。キュウリ、オクラ、つるむさき、ワカメの酢の物。長芋、玉ねぎのお味噌汁。
美味しかった。