大切な人へ
かやのみこども園に通う大切人たちへ
こんなことが起きるなんて夢にも思っていませんでした。
当たり前にあった、みんなの笑顔や元気な声が、日に日に減っていき園から活気がなくなっていきました。通ってきている子どもたちにも、友達と会えない寂しさからか少しずつ元気がなくなってきている様子が伺えるようになりました。
4月28日に福山市から、5月末までの自粛要請の延長が示され大きなショックを受け、「私たち保育者に何ができるか?」を考え、長期お休みで会えないみんなに自分たちの思いを伝えようとペープサート、折り紙、絵本の読み聞かせ、ダンスなど少々恥ずかしいとは思いながらも収録したDVDを送ることにしました。
それを観た子どもたちから、お礼の手紙や折り紙を折って遊んでいる姿が送られてきたました。
わずかな時間会いに来てくれる子どもたちもうて、逆に私たちの方が励まされる結果となりました。
この休み中に、文字を練習しているという年長児の男の子が一生懸命に書いてくれた手紙です。本当に嬉しかったです。
折り紙でお相撲さんを作って取り組みをとって遊ぶ兄弟の映像には、2人がこども園の体操服を着て遊んでいる姿があり
思わず笑ってしまいましたが、そのあと涙が溢れてきました。
毎日、お母さんと虫取りに散歩に出かけている子やお兄ちゃんに面倒を見てもらっている子もいるようです。
保育を全うすることのできない悔しさや情けなさが募るばかりですが、いじいじ考えていても仕方がありません。 今できることを考え、行動に移す!
長期家庭保育のしんどさの中にちょっとした癒しの時間があればと思って、
DVD第2弾を製作する準備に取り掛かっています。今しばらくおまちくださいませ。
当たり前にある毎日がどんなに尊いものかを気づかされた今回の緊急事態宣言です。
東京で暮らしている娘の健康を心配しながら、家族の在り方も考えさせられています。
どうか、家族で過ごすことができる毎日に感謝し、有意義な時間を過ごされてください。
そして、これから先、家族で乗り越えた大変さや喜びをたびたび笑って語り合ってほしいと思います。
理事長作
こども園は、自粛要請に伴い引き続き家庭保育のご協力をお願いしておりますが、5月7日から通常に開けております。
不安なことがあればいつでも電話をかけてください。対応できるようにしておきます。