お別れと出会いの春
桜咲く暖かい日、3月29日、28名(気持ちの中では、昨年夏の終わりに県外に転園していった1名を含む)がかやのみ保育園を巣立っていきました。
かやのみ保育園としては、最後の卒園式でした。
お父さんやお母さん、そして仏さま、保育園の職員たちに温かく見守られて成長してきた子どもたちは、たくさんの力を身につけてきました。
一人ひとり、顔、形、性格、得意なもの、苦手なものそれぞれ違います。 違うからこそ面白いのだと思います。
かやのみ園は、「みんなちがって みんないい」と思って教育・保育を行っています。
誰かと比べられるために生まれてきたわけではないのですから、その子の持つ良さをどんどん見つけていけばいいのだと思います。
卒園式のあと、保護者の皆様から、とても温かい謝恩会を開いていただきました。ありがとうございました。
運動会で予定していた風船飛ばしが、小雨のため中止になったこともあり、この日、仕切り直しということで
保護者の方が風船飛ばしを企画してくださっていたのです。
子どもたちの夢が 未来へつながることを願って、カウントダウンです。
「5・4・3・2・1・飛べ~」
色とりどりの風船が、広い広い青空に飛び立っていきました。
子どもたちの夢をのせて・・・
保育園には、春休みなどありませんから、淋しさの余韻に浸っている間もなく新年度を迎えなければなりません。
気持ちを切り替えて、新しい子どもたちを迎える準備です。
とはいえ、人間ですから、しばらくは複雑な気持ちで過ごすことになります。
6年後の同窓会で、またこの顔ぶれが揃い、懐かしい話で盛り上がるのだと思うと、がんばれそうです。
この4月からは「かやのみこども園」として新しいスタートです。
時代の流れの中で、子育ての形もどんどん変わっていきます。
だけど、変わってはいけないものもあるはずです。 子どもたちは幸せになる権利があります。
その幸せとは、お腹も心も満たされた温かい家庭と、一人ひとりが認められる教育だと思います。
かやのみこども園は、「和顔愛語」を大切にしながら、子どもたちの幸せを守ることのできる幼児教育を目指します。
どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。