里帰り
ピンポーン。 自宅のインターホンが鳴りました。
「は~い」と出てみると、きれいな女の子がふたり。
しばらく考えて、「たまちゃんとゆきちゃん?」と聞いてみると、「そうよ」にこっと笑ってと答えました。
ふたりは大学2年生。 県外から帰省中で、保育園にも里帰りです。
2年ぶりに会ったのですが、さらにかわいくなっていました。
保育園の中に入って、新園舎を見学すると、「もう懐かし~はないな」と言いながらも、自分たちの小さいころの思い話しに花が咲きました。
今日は保育園がお休みなので子どもの姿がありませんから、「小さい子どもに会いたいから、朝起きれたら明日も来る」といって帰っていきました。
昨日は、道上小学校の5年生たちが里帰りをしていました。 みんなお行儀が良くて穏やかな顔をしていました。
塾があるからといって午前中で帰っていきましたが、2歳児の水あそびの着替えを手伝ってくれたり、
プール指導のお手伝いをしてくれたりと優しい子に育っていました。
そろそろ湯田小学校軍団の里帰りかな???と予想しています。
15年前に、3歳児までの保育園から就学前までの保育園に変わりました。
その1期生が卒園するときに、「保育園がこの子たちの帰る場所のひとつになりたい」と思いました。
「おかえり」「ただいま」の関係をずっと続けていくために、小学校を卒業したら、毎年、保育園の卒園式の前に同窓会を開いています。
小学校へ就学する年長児と小学校を卒業して卒園児が一緒にあそび、給食を食べます。 懐かしく楽しい時間です。
同窓会を機に、中学生になっても高校生なっても大学生になっても帰ってきてくれます。
そして、帰ってくると、「運動会ではあ~だったなぁ~」とか「誰だれちゃんはこんなだった」などの思い出話で盛り上がるのです。
私は、この時間が大好きです。 穏やかに話す子どもの顔は優しく、とても綺麗です。
「みんなちがって みんないい」の精神をずっと持って大きくなっている、それぞれが認め合っている姿をみると幸せです。
私自身は、お嫁に来てからほとんど里帰りをしたことがありません。 きっと母親は淋しかったでしょう。
卒園児という子どもたちが里帰りをしてくるたびに、私は母親のような喜びを感じているのですから・・・