映画「オッペンハイマー」を観た。
アカデミー賞7部門受賞作品ということで、さぞかし観客も多かろうと思って構えて行ったのだが、休日の映画館にも関わらず、がらんとしていた。周りを気にせず、ゆったりとした気分で映画に集中できたのでそれはそれで良かったのだが。
この作品、「上映時間が長い!」「人物関係などが分かりにくい!」といった否定的な声も多く目にしていたので、そういった点も観客の入りに影響したのかなと思い、少々残念な気分になった。何故なら私は、いろんな感情を揺さぶられ、とても見応えを感じたからだ。
確かに、人物関係や時代の流れが分かりにくいところはあった。しかし、オッペンハイマーの苦悩する心理を描き出す映像や音での表現が秀逸だったこともあり、クリストファー・ノーラン監督の訴えは強く胸に迫ってきた。
分かりにくく感じたところを整理して、もう一度観てみたい。
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