算太郎日記

日々の日記を綴ります

水木しげるのマンガ

2016年02月06日 | 日記
マンガコラムニストの夏目房之介氏が、新聞で水木しげる氏のマンガについてこんな風に言っていました。

「当時の子供向けマンガは、手塚マンガもそうですが、線が閉じています。ディズニーのアニメもそう。それが当たり前でした。しかし、水木さんが描く人物や妖怪は、線が閉じてないことが多い。結果として、人物が茫洋とした、ふわふわした存在になるのです。日常とは淡々と、ふわーとしているものだ、人が生きているとはこういうことだ、というのが本人の中に確固としてあったと思います。」

なるほどと思いました。