川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
★自分用メモは、新聞・Webなどのノート書きです。

<パラサイトワイフ考その2>個人や家という小さな単位のことが全然、念頭にない

2005-07-30 00:15:41 | Weblog

パラサイトワイフという記事に触発されて、私の考えを書きます。

◇個人や家という小さな単位
鈴真由さんはこう書いています。「国は、国家財政のレベルで考えるから、個人や家という小さな単位のことが全然、念頭にないみたいだけど」、「そんな最小単位を無視した政策は、なんの向上にもならないし」。

この視点は、私がもっとも重視しているところと同じです。自分自身に常に警告するために、私のブログタイトルの下にこう注記しています。……「手ざわり生活実感的」に目線低く見るよう心がけています。

◇私の生活場所
私は大阪南部のベッドタウンである奈良県西和地域と呼ばれるところに住んでいます。仕事のテリトリーも同じ地域です。生活と同じ地域の中でどこへ行っても、「お世話になります」「よろしくお願いします」と頭を下げています。いい格好はできません。気取った生活はできません。ごまかしがききません。それに零細自営業でお金もありません。

20年以上も地元で仕事をしていますから、地元では顔がけっこう広くなっています。仕事は土地開発の設計許可で、不動産・建設業がらみの仕事です。斜陽産業で商売が左前のうえに、世間から紳士と評価される業界でもありません。

一方で地域の世話役を経験しています。自治会長をやりました。400世帯の大きな自治会でしたから、会長職にある間に限定して、地元の小ボスの一員でした。自治会長にはけっこう発言権があるのです。

◇高校関係役員の経験
県立高校の育友会長、県高校PTA協議会の理事をしました。今はその育友会のOB組織の会長で、同じ高校の学校評議員をしています。平成15年11月には、県代表として国立教育研究所の会合に参加しました。同年12月、教育基本法改正をめぐる文部科学省の京都公聴会で意見発表をしました(第4回一日中央教育審議会・京都公聴会川本発言記録)。平成16年8月、約1万人が集まる全国高校PTA協議会の全国大会で近畿代表として活動報告をしました。

現役の育友会長であるときは、県教育委員会に行っても大変ていねいにお客さま扱いをしてくれました。もちろん高校では、いつもありがたい応対を受けています。また、知り合いの県会議員や町長さんを訪問しても気軽に会えます。

◇落差の激しい二面的立場
しかし仕事は、県や市町村の行政指導を仰いだり、許可を受けたりするもので、役所には弱い仕事です。で、仕事のことで関係する役所の担当係を訪問すると、たいがいはそっけない応対に出会います。

育友会役員として教育関係の会合で受ける応対と、土地開発の関係業者として役所の窓口で受ける応対との間の落差には激しいものがあります。

たとえば、地元のある町役場(このあたりは都市化していますが合併市はうまくいきません)の2階の町長室を訪問します。町長と懇意な関係にある人として、秘書課の職員が丁重に応対してくれます。自尊心を満足させる応対です。

同じ庁舎の1階にある建設関係の課に、国土調査図の閲覧に行くことがしばしばあります。係員相手にひたすら低姿勢で閲覧をすませます。「いつもお手数を取らせてすみません、きょうは××の△△番地を見たいんですけど」。終わりには「どうもすみません、ありがとうございました」。

◇気取らない生活スタイル
こうした落差のある顔が二つあり、さらに同じ場所で生活している私生活の顔があります。家族は高齢でちょっとぼけた母、家内、大学生の娘と息子の5人です。どうにも気取りようがありません。

ほかにも私生活上の悩みを経験したり、長い間にはいろいろとあって、気取りのない一枚の顔でどこへでも行くという生活スタイルが身につきました。

◇生活体験に引き寄せて見分ける
この生活スタイルが身につきますと、立派に見える人や立派に見える発言の信頼性を見分けることができます(立派に見える人でなくても立派に見える発言はします、とりわけネット上では)。

立派に見える意見は、自分の生活体験に引き寄せて読むようにしてみます。そうすると一見立派に見えることの、立派さ加減やうさんくささ加減を自信を持って判断できます。

もう一つ、その人の行動ををよく観察します。言っていることとやっていることと、かけ離れていないか。どのていど違いがあるか。私もそうですが、誰だって言っていることとやっていることと多少の違いがあります。言っていrこととやっていることと違いがあればあるほど、実生活から浮いていればいるほど、簡単にわかります。

政府税調委員の主婦差別発言の例は、きわめてわかりやすいものでした。自分の生活に引き比べると、主婦なら誰でもその発言の低劣さ、いい加減さがわかります。それで普通の主婦がみんな怒りました。

◇分裂・矛盾に焦点を当てて本質を見る
この主婦差別発言は国のことを考える発言という形式・内容でありながら、実際には発言委員の個人的情緒や生活を押しつけているだけです。「国家ベース」ということと「発言者の個人感情」とで分裂しています。矛盾しています。

同じようにほかのことでも自分の生活に引き比べてみて、分裂・矛盾に焦点を当てれば物事の本質がよくわかります。

◇「個人や家庭を大切にする」という目的観
しかしそれ以上に大切なのは、目的観だと思います。判断の尺度は何か。視点はどこに置くか。鈴真由さんがいうように「個人や家庭を大切にする」というところにあると、私も思います。

私は、(1)私の生活経験と生活の現場に照らし合わせてみて、(2)私や私の家庭をないがしろにしていると思われる事柄で、(3)ほかの人にとってもそうだろうなと思われる場合に、④反対することにしています。当然、逆のケースでは賛成することになります。

世の中の立派な人の多くは、人より先に国を大切にしています。しかし、人がいなければ国が成り立ちません。少子化だといって政府が騒いでいるのは、人がいなければ成り立たないということの証明です。国より先に人が大切です。

人の数と同じだけの貴重な生命と生活があります。これを大切にすることを錦の御旗にしたいと思っています。これを阻もうとする人は多いのですが。



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<パラサイトワイフ考その1>産まないんじゃなくて産めない人だってたくさんいるんです

2005-07-29 18:58:02 | Weblog

パラサイトワイフという記事を見て、少し反省をしました。

「産まないんじゃなくて産めない人だってたくさんいるんです」。鈴真由さんはこう書いています。

私のおじさん夫婦には子どもがありませんでした。近所のよく知っている夫婦にも子どものない人がいます。身近にそういう家庭がありながら、もう長い間、子作りをできなかった人の悩みに思いを致すということを忘れていました。

7月26日の私のこのブログで「社会的弱者の生存に関する信念」と書きました。経済的な事情や家族環境などの事情で子どもを産みたくても産めない人は、社会的弱者といえるでしょう。経済的にも家庭環境的にも問題がないのに、生物的事情で産めない人は社会的弱者とはいえません。

でも社会的弱者に思いを致し守るという、そういう人間でありたいと願う心は、子作りをできなかった人の悩みを忘れるべきではありません。あらためて反省をしたしだいです。


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戦争体験-目取真俊さんの父、伊藤幸太郎さん

2005-07-28 01:17:29 | Weblog

◇作家・目取真俊(めどるましゅん)さんの父は鉄血勤皇隊
朝日新聞7月27日「文芸の風」というシリーズ記事から、沖縄在住作家・目取真俊さんの話を次に一部転載します。

父親は14才で鉄血勤皇隊に加わった。米軍上陸後も、日本兵と銃を持って山にこもり、食料を必死で運んだ。だが、米軍につけられるのを恐れた日本兵が、自分を殺す相談をしているのを聞いた。

◇伊藤幸太郎さんはフィリピンで人肉食を見た
朝日新聞7月27日投書欄「声」、伊藤幸太郎さん(87才)の投書から次に一部転載します。

比島戦線従軍中の昭和20年7月7日、斥候を命じられ、部下2人とルソン島北部の山中を出発。

米軍の露営地跡で日本兵2人の射殺死体を見たがどうすることもできず山を下りると、川の近くで1人の日本兵が飯ごうで何かを煮ていた。傍らには死んだ別の兵士が横たわり、太ももの肉をえぐった跡があった。「何をやっとるか」と聞くと、彼は「自分が死んだら食べてくれと戦友が言った」という。一喝して前進した。

◇川本の感想
殺し殺され、とりわけ負け戦で殺され殺さればかりのその場所に置かれると、私もあなたもこのようなことをするかもしれません。



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武悪堂さんの「アカヒ新聞の常習テロ」について

2005-07-27 11:46:16 | Weblog

◇「朝日新聞」とはっきり書きましょう
武悪堂さんが7月25日記事「アカヒ新聞の常習テロ」をTBしてくださいました。まず申し上げますと、筆者は朝日新聞のことを「アカヒ新聞」として語っています。読む人は、この記事を巡って何か個人的責任を問われた折りに、筆者が逃げるだろうという印象を受けます。筆者の逃げ腰が見える批判記事は、読む者にとっては興味が失せるでしょう。この点、腰を据えて書いてくださるようお願い致します。

◇NHK(特殊法人)に政府や政治家の指導はあたりまえ
私は朝日新聞の愛読者ですが、武悪堂さんが取り上げた記事を読んでおりません。朝日のその記事のテーマはNHKへの政治的圧力の検証だろうと思って読みませんでした。NHKについて、政治的圧力があって当たり前というのが私の思いだからです。

NHKは特殊法人です。特殊法人については All Aboutにやさしく解説されていますように、政府の監督と資金供給を受けています。「圧力」という表現に値するかどうかは別にして、NHKが政府や有力政治家の影響力行使にさらされているのは容易に想像できます。「そんなの常識さ」と受けとめている人が数多くいらっしゃることと思います。

事件として論議するなら、朝日新聞とNHKのように細かな事実関係の応酬になります。双方のメディアとしての面当ての様相があるのかもしれません。

◇新聞論調が揺れるのはあたりまえ
話は変わりますが、私は衆議院議員選挙の選挙区制度について従来から中選挙区制度が良いと考えています。小選挙区制度は、少数意見をより多く切り捨てる制度です。

細川政権が生まれて、政治改革が時代の流行になった時期がありました。その当時政治改革は、イコール選挙区制度改革に矮小化されてしまいました。小選挙区制度にしなければ政治改革ができないという論調が、どの新聞にも溢れていました。朝日新聞もそうでした。私はその世間の風潮に反対でしたけれど。

ところが小選挙区制度が採用されてみますと、当然良くない点が目につきます。どんな人をも満足させる選挙制度はないのです。朝日新聞は一時期、中選挙区の方がいいのだという論陣を張ったことがあります。新聞は社会的存在ですから、論調も揺れ動きます。だからそのつもりで読む、というのはあたりまえのことです。そして私もそのようにしています。



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私の信念-とりあえず三つ

2005-07-26 01:28:15 | Weblog

◇「幸せ」への信念
人には「幸せ」を求める権利があります。ほかの人と共に「幸せになる」義務があります。自分が幸せになることによって、ほかの誰かに不幸せもたらすようなことは自制します。

◇社会的弱者の生存に関する信念
障害者、病者、高齢者、低所得者などの社会的弱者の生存に心を砕きます。国にはそうした社会的弱者の生存を制度的に保障する義務があります。

◇「平和」への信念
「平和を守り、平和の継続を希求する」ことは揺るぎない信念です。国の安全保障に関する事柄はすべて、「平和を持続する」ためにあるべきと考えます。そして憲法9条擁護、非核3原則維持、武器輸出禁止継続の平和3原則を守ります。

※非核3原則……核兵器を「持たず、作らず、持ち込ませず」



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「主婦こきおろし」税調委員批判-「主婦」がいなければ地域社会が成り立たない!

2005-07-24 13:47:38 | Weblog

7月23日の記事「家でごろごろしている主婦」-専業主婦侮蔑発言をお読みください。政府税調委員会の議事録を転載しました。

◇「地域力」が求められています
最近よく「地域力」ということばが使われています。警察を中心とする防犯関係の会議や講演会で、「地域の協力が重要なカギ」だというような話がくりかえされています。

学童・生徒の非行防止や生活指導、痴漢追放についての教育関係の会議や講演会でも、「家庭の教育力が落ちた、地域の協力が必要だ」などという話がくりかえされます。独居老人のアフタケアなどについても、福祉行政では地域のボランティア活動に頼る部分があります。

◇「地域力」-自治会と防犯
「地域力」って何でしょう? 私が400世帯ばかりの自治会の会長をしていた4年前に、隣接の自治会長さんと力を合わせてニュータウンの半分で6自治会連絡会を立ち上げました。6自治会連絡会はその後順調に運営されていて、防犯に成果をあげています。昨年は優秀な自治会長さんの下で空き巣ゼロを達成しました。

一つの自治会には20人~30人の班長さんがいますから、毎年100人以上の班長さんが防犯活動に心を砕いているわけで、これが自治会活動の一環として継続されています。そして班長さんのほとんどが「主婦」です。

◇「地域力」-PTA、子供会、老人会、青年会議所
学童・生徒の安全を守るということについては、このごろでは緊急避難所としての黄色い旗を立てている家が目立ちます。それらは小中学校のPTA役員、子供会役員、老人会会員、あるいはそれらの役職経験者の家がほとんどです。また地元育ちで地元で仕事をしている青年会議所のメンバーも、よく活動をしています。

◇独居老人の世話
独居老人の家に配食するボランティアがいます。この人たちは、配食サービスをすると同時にその老人の健康状態にも気をつけています。無事に毎日をすごしているかどうか、気配りをしています

私が住んでいる所の老人会では、独居であるかどうかを別にして、老人会の会合に欠席しがちな老人の自宅を家庭訪問しています。当人の元気が出るよう、心配りをしています。

◇「主婦こきおろし」政府税調委員は「地域」で仕事をしていない?
政府税制調査会の委員の一人が、5月の委員会で主婦をこきおろしました。

おそらく「主婦こきおろし」政府税調委員は、地域のお世話をする仕事をしたことがないのでしょう。地域社会の発展とか、地域や家庭の教育とか、そういったことにいろいろと講演をしているとしても、実際に体を使って働いたことのない委員さんでしょう。

地域で体を使ってお世話した経験のある人なら、決して言えない発言でありました。そういった分別のない人が国の政策にアドバイスをする審議会委員であることを、嘆くとともに憤りを覚えます。

◇報酬のない仕事はやりません!
人々が職場で働いているウィークデーにも、その人たちの居住地が無人のまま守られているのではありません。行政役所、学校、警察、消防だけが地域を守っているわけではありません。

ここのところが現役で働いている人たち、とりわけ指導的な立場にある有能な人たちにはなかなか理解できないようです。そういう人たちは頭がいいうえに口も達者ですから、わかったようなことをいいます。しかし住んでいる場所で何もしていない人に、地域のことがわかるわけもありません。何しろこの人達の多くは報酬のない仕事をしません。

◇「銭勘定」で評価できない物事について「無能な人」
社会の第一線で優秀な仕事をしている人たちのほとんどは、仕事の値打ちや仕事をする人の値打ちを経済効果、すなわち金銭で測定する癖が心底身についています。

売り上げ、生産原価。公共事業にあっては事業費の算定、予算計上。年金、健康保険、税金の税制論議。証券会社、銀行・信金、サラ金、カードローンなど金で金を生む仕事。有り体にいえば、すべては「銭勘定」です。「銭勘定」は仕事を進めるうえで必須の能力です。

社会で優秀と認められている人たちの多くがこういう生活にどっぷりつかっていますから、「銭勘定」という尺度で評価できない物事について、「無能な人」が多いのです。

◇老人会、幼・保・小・中のPTAや保護者、子供会、宗教団体、ボランティア団体
私の住んでいる郊外住宅地で昼間に活躍している地域の団体は、宗教団体やさまざまなボランティア団体を除けば(ボランティア事情について私はくわしくありません)、老人会、幼・保・小・中のPTAや保護者、子供会です。

◇「主婦」がいなければ地域社会が成り立たない!
自治会の班長さんとして、年ごとの当番の役目を果たしているのは「主婦」です。男性は家庭にあって奥さんの相談役になってはいるでしょうが、自治会の仕事の現場にはほとんどおりません。そういう現場にいる男性は、居住地で仕事をしている自営業等の人で数が少ないのです。

子供会の世話をしているのも、日常は主婦です。幼・保・小・中のPTAも主婦によって運営されています。男性が活動の戦力になるときは、休日イベントに限られます。

◇ゴミ出し、地域清掃-「主婦」が働く女性や病気の女性の身代わりで世話をしています
ついでに言えば、自治会活動の大切な仕事に町の美化があります。美化とは花植えなどもありますが、ほとんどの仕事がゴミ処理と清掃です。

家庭ゴミは指定場所に集積して回収を待ちますが、その指定場所によそから棄てに来る人が時おりいます。回収日の朝は、集積されたゴミ袋を整理したり、カラスから守ったり、回収後の清掃をしたりと、当番の主婦が世話をします。そして共働きや病気の家庭、状況によっては老人家庭の分も、身代わりで世話をしています。

◇税調委員様、 あなたは隣近所の「主婦」の世話になっていませんか?
このごろではフルタイムで働く奥さんもけっこういます。完全な共稼ぎ夫婦です。私が住んでいる郊外住宅地の自治会では、共稼ぎ世帯が地域で分担するべき仕事を、隣近所の主婦が身代わりにやっています。

共稼ぎ世帯が参加できるのは、休日の会議やイベントに限られます。しかし地域の仕事のほとんどがウィークデーに必要とされています。そして、何かの都合で回収日にゴミ袋をだせなかったりすると、よその回収場所へ自動車で持っていく人がいます。そして持って来られたところの当番から苦情が出ます。また出勤の都合で定められた時間内にゴミ袋を出すことができない家庭もあります。勤めがありますから、回収場所の清掃当番はできません。

◇税調委員様、「主婦」は忙しいのです
これらのアフタケアを、すなわちゴミ袋を預かったり、代わりに清掃当番をしたりしているのは、隣近所の主婦です。世話をしている奥さんたちも、このごろでは多くの人がパートで働きに出ています。その時間調整に苦労をしながら地域の仕事をしているのです。

私の住んでいる自治会領域で、平日の午後にピンポーンピンポーンを鳴らします。たいがいはなかなか人が出てきません。留守宅が多いのです。ピンポーンをくりかえして時に人が出てきますと、決まって定年退職男性です。「主婦」は忙しいのです。定年退職男性の奥さんも忙しいのです。



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「家でごろごろしている主婦」-専業主婦侮蔑発言

2005-07-23 01:41:33 | Weblog

先日、政府税制調査会基礎問題小委員会での「専業主婦侮蔑発言」が報道されました。そこの部分を財務省ホームページの議事録から転載します。委員は26人(税制調査会基礎問題小委員会委員名簿)で、うち女性委員は3人です。

この発言をした委員の慢心と人を見下す心について、嘆かわしく思います。私の感想は別に書こうと思っていますが、まずは発言記録をお読みください。

税制調査会第37回基礎問題小委員会(17.5.27)議事録

ちょっと先ほどの委員は誤解していると思うんです。今、専業主婦であれば子供を産むとは限らなくて、逆に専業主婦で何もしないのが多いんです。子供も産まないで。つまり、人生に前向きかどうかというと、働く女の人は前向きで、子供を産みたいわけ。働かないで家でごろごろしている主婦が、子供を今産まないんです。
  ※専業主婦が何もしないなんていう人は、まったく地域社会を知らない
   人です。私の自治会長と県立高校の育友会長経験からいえば、主婦を
   している女性は地域にとってなくてはならない存在です。

逆になっているので、先ほどの委員に時代とのずれを少しわかってもらったほうがいいので、つまり、パラサイト・シングルっているけれども、今、パラサイト・ワイフというのができてきた。つまり、変な生命力のない人たちがたくさん生じていて、お金を持ってぶらぶらしているんですよ。消費にはいいかもしれないけれども。
  ※主婦に生命力のない人がたくさんいると暴言を吐くこの委員は、主婦
   に対して何らかの心理的負い目を持っていると思われます。

そういうところで、何か政策誘導的なものを作らないと、そういう人は淘汰してもらうなり何なりしてもらわないといけないような、そういう方向性を、あるいは前向きな人にはきちんとした支援をするということを考えないと、ちょっと困るのではないかなという方向に来ているんですよ。その思っている家族が。
  ※「淘汰」なんていう発想を持つ人が国の政策審議委員であることに恐
   れを抱くとともに、このような人を選任推薦した役人や承認した役人
   ・大臣等の人柄にまで思いが及びます。
 
反論していいですか。私が言っているのはそうではなくて、家族というものを大事にして、その中で子供がたくさん生まれて、家族がいい教育をして、そして次代の日本を担うというようなことを考えてもいいではないかと、そういうことですよ。

だから、時代が古いとかそういうのではなくて、産まない人の家庭はどうでもいいのですけれども、3人も5人も産んだ人を、どういうように家族として平和が保たれるような税制というのがあり得るのか、ということを考えてもいいではないか。前向きのことを言っているので、別にだめな家族を支援する必要はないと思いますね。
  ※「だめな家族を切り捨てる」議論に驚きます。私なら、「だめな家族
   をどうして救うのか」という議論をします。
 
○でも、そうなると、だめな家族も恩恵を受けますよね。
 
でも、子供に対する税の支援ということをいろいろ考えるのであれば、子供を産まないでのんべんだらりとしたところは、税の支援は受けられないわけですから。

この議論で何かありますか。こういう時はあなたの出番だから、何かありますか。
 
子供をつくる、つくらないというのは、手当とか金の多寡じゃないんですよね。昔言ったのは、男に魅力がないからだと、これ以外はないんですね。
 
また、出てきた、その話が。
 
それはいいんです。基本的に結婚しないのが多いからなんです。それはどうにもならないから諦めていますが。

先ほどの委員は意欲のある女性という言い方をしましたけど、働いている女性のほうがちゃんとご飯を作るというデータもあるんです。専業主婦で時間がいっぱいある人こそ、コンビニで買ってきた発泡スチロールで食べさせちゃうというのが多いんです。ただ、託児所をいっぱい作ったから子供を産むかというと、それもまた違うんですよ。駅に保育所があって……、子供は荷物じゃないんだから。
  ※私の息子は今コンビニアルバイトをしています。場所は私の住む郊外住
   宅地です。コンビニ弁当の上得意は建築関係や営業関係の男性です!
   税調委員様の話とはまったく異なります。

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人民元2%切り上げ、第2次切り上げ、ガンバレ「百均」

2005-07-21 22:57:35 | Weblog

中国、人民元切り上げ 対ドルで約2% (共同通信) - goo ニュース
  2005年 7月21日 (木) 22:31
中国人民銀行(中央銀行)は21日、米ドルに1ドル=8・2765元程度で事実上固定されてきた人民元相場を切り上げることを決定、即日実施すると発表した。新たな相場は1ドル=8・11元で、実質的に約2%の切り上げ。22日の基準値として適用する。同時に、ドルだけでなく、ユーロや日本円なども含めた複数の通貨対象に相場を連動させる通貨バスケット方式も採用した。

中国の外国為替制度の変更は、1994年1月に現行制度に移行して以来、約11年半ぶり。元切り上げに伴いドルで換算した中国の経済規模は拡大、世界経済に一段と大きな影響を与えるのは確実だ。

◇2%はあまりに小幅、第2次切り上げの予感
経済先進国は人民元切り上げを待ち望んできました。今回の切り上げは「2%」によって中国国内経済への影響を和らげるとともに、外国による切り上げ圧力を一時的に回避する効果があります。でも「2%」では、外国にとって実質的な切り上げ効果を期待できません。第2次切り上げが1、2年のうちに行われるのではないでしょうか。

◇ガンバレ「百均」!
私のような日本の庶民にとっては、百均への影響が気にかかります。百円均一ショップ、略して「百均」は、消費税上げによって105円になりました。近ごろでは税抜き単価が200円、300円のものもあります。モノによっては税抜き100円単価から脱落して、「百均」店頭から消えるアイテムもあるかもしれません。ガンバレ「百均」!



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あまりに哀れで悲しかった-パレスチナ

2005-07-19 23:54:15 | Weblog

<自爆テロ>失敗した女性、哀しい結末-毎日新聞 7月19日12時35分更新
6月20日昼前、パレスチナの21才の女性がイスラエル領に入るため、エレズ検問所に現れた。彼女の前後で鉄柵が閉じられ、治安要員が服を脱ぐようスピーカーで命じた。

その時のビデオが、イスラエル軍から公開された。観念した彼女はポケットから黒いコード状の物を勢いよく引き抜く。だが、爆発しなかった。自爆に失敗して、彼女は手で顔を覆って泣き叫んだ。

彼女は明るく社交的な若い女性だったが、昨年12月に自宅で起きたガス爆発事故で全身に大やけどを負って以来、別人のようになってしまったという。

不幸な全身やけどで人生の歯車を狂わせた女は、パレスチナ解放のためには手段を選ばない過激派組織にその傷跡を利用され、その揚げ句にイスラエルの宣伝作戦にも使われたことになる。「抵抗のヒロイン」の実像は、あまりに哀れで悲しかった。

◇あまりに哀れで悲しかった
取材記者は「あまりに哀れで悲しかった」と、自らの情動を書きこみました。彼に共感を覚えます。いつも熱い心を燃やしていたいと思います。照れずに、この世から不幸をなくしたいと思います。


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月額10.3万円×10年掛け金、月額34万円年金一生支給

2005-07-18 12:07:37 | Weblog

国会議員は、月額10万3千円を10年間積み立てると、月額34万円の年金を一生もらえます。それで、お手盛りがあまりにも過ぎるじゃないかと、国民の批判を浴びました。やむを得ず改革することになりました。

ところが改革の中身をめぐって議員の間の意見を調整できず、改革協議が年末に先送りされました。


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