川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
★自分用メモは、新聞・Webなどのノート書きです。

豚インフルと1等航海士と豪華客船

2009-04-29 13:00:56 | Weblog


1等航海士と豚インフル

私の住まいの近くに、豪華客船の1等航海士が住んでいます。年齢は三十代、180cmくらいの長身でハンサム。人当たりが良くて謙虚な人柄です。この人はいま2年間の陸上勤務とかで、船を離れています。船を離れているとはいっても、航海コースの企画や寄航地の世話や手配などいろいろとあるらしく、国内・海外ともに頻繁に出張しています。

ちょっとした用事があって、きょうのお昼、さきほどその1等航海士の携帯に電話を入れました。きょうは休みだと思っていたら、出勤していますということでした。

豚インフル対策でずっと緊急会議をしているのだと言います。おそらく会社の豪華客船はお客をたくさん乗せて、海外の各地を寄航しながら船旅をしているのでしょう。

寄航地の変更があるかもしれません。その変更はしろうと考えでも、数多くの手続きが必要になることがわかります。寄航地の上陸がかなわないかもしれません。それなら豪華客船での船旅の楽しみが損なわれるでしょう。燃料をはじめ、運航経費がどうなるかという問題もあるでしょう。旅客への一部旅費返却もあるかもしれません。


WHO警告のメキシコに向かった新婚さん

WHOのフェイズ4という警告が出たわけですが、フェイズ3の発表が出た時点で、「いまさら中止はできない」とメキシコに向かう新婚さんがテレビニュースに出ていました。

私はそれを見てあきれました。仕事ならやむをえない。しかし、私用でWHOの警告地域に出かける愚かしさにあきれました。

もし、万一、豚インフルに感染したり、その疑いが持たれたりすれば、恐ろしいほど多くの人に迷惑をかけることになります。ほかの人に感染しなくても、防疫のために動員される医療・検疫機関の人員・費用、それによる運輸機関、物販店、飲食店などの逸失利益は莫大なものになるでしょう。

もし、メキシコに観光に行った新婚客が豚インフルに感染したとしたら、そういう大変なめいわくを社会に及ぼすことになります。余りに利己的に過ぎる旅行、と思いませんか。


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瞬間燃費計は一挙四得、法定装備にしてほしい

2009-04-26 12:47:02 | Weblog


今年2月に我が家のダイハツ・ミラが修理に入りました。ミラを買ったディーラーが代車にまだ新しいムーブを提供してくれました。それには瞬間燃費計がついていました。

瞬間燃費計を見たのはそのときが初めてでした。ガレージから出るときや青信号で発進するときは4km/L~5km/Lくらいでした。上り坂になると8km/L~9km/Lくらいでした。巡航速度に入ると20km/Lを軽く超えます。下り坂ですと燃料消費はゼロです。

4月20日、スズキ・スイフト1200XG Lpackage が我が家に届きました。これにも瞬間燃費計がついています。

瞬間燃費計があると、どのようなときに燃料消費が大きくなるのかよくわかります。自然に省エネ運転が身につきます。これだけで1割や2割、消費率が変わるのではないかと思っています。

そのうえ急加速や急減速の防止につながり、それはソフトで心のゆとりのある運転につながり、それゆえ交通安全にも役立つことになります。

省エネ運転は、交通安全と家計節約と国際政治上の石油依存と地球温暖化と、一挙両得ならぬ四得になります。これほど得=徳のある計器は、生産全自動車に法定の標準装備として義務づけてほしいと思います。


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自動車任意保険、ダイレクトは安いですねえ

2009-04-22 12:59:30 | Weblog


4月20日の日暮れに新しいスズキスイフ1200XG・Lpackage が着きました。それでその日は、自動車任意保険の勉強を一日中していました。スイフトの車両費は125万円です。

わが家は低収入にもかかわらず車を3台持っています。古いファミリアSワゴンは弟が使っています。弟は呼吸力が弱くなる肺の病気で、普通に歩くと苦しくなる1級身体障害者です。単身生活には車が必需品です。収入は障害年金だけで生活にゆとりがないので、私の古い車を提供しています。

私の同居一家は5人です。私たち夫婦と家内の母と成人して働きだした娘と息子の5人です。地方都市の生活では車2台が、これまた生活必需品です。1台はダイハツミラ、もう1台がこのスズキスイフトです。全部で3台の維持費は、2人の子どもが食費を少し差し入れているとはいえ、低収入のわが家計には応えます。

それでこのたび、自動車任意保険についていろいろと勉強してみました。これまでは金額の提示を受けたら、ああそうですかとそのまま料金を支払っていました。

さて、対人無制限・対物無制限・傷害5000万・車両保険125万と型通りの条件で、保険代理店取り扱いの三井住友海上火災の見積額が約21万円の見積額でした。

インターネットサイトでは、条件を書きこむと、同時にいくつものの保険会社から見積りが来るという窓口があります。試しに出してみました。すると、代理店扱いのものと同じ条件で、13万円前後の会社がほとんどでした。ソニー損保だけが18万円と、高値でした。

もちろん、もっと細かく見積条件を見なければ、どの保険会社が高いとか安いとか言い切ることはできません。また、安いから良いとも限りません。

頼りにしたいのは、事故対応です。事故発生時に、こちらの連絡に即応してくれるのか。示談交渉を迅速にていねいにしてくれるのか。任意保険の値打ちは、これです。これと料金の高安とどちらを取るかは微妙です。

あちこちインターネット上の評判をのぞいてみても、事故対応の事例が余りありません。事故発生が多いとは言え、それでも全体ではごく少数です。事例が少ないのは、考えてみれば当然です。それでもソニー損保と三井ダイレクト損保については、比較的多く事故対応事例が報告されていました。

結局、三井ダイレクト損保にしぼって電話をしました。なぜこの会社を選んだかについてはそれなりの判断があるのですが、その事情は省きます。

インターネットで一度条件を出しているので、その整理番号を言うと先方ではすぐに、私の案件がパソコン画面に出ます。向こうはそれを見ながら受け答えをします。

傷害保険5000万と搭乗者保険1000万との内容はどう違うのか? くわしく聞いてみると、この二つの保障内容はほとんどだぶっています。障害保険で保障している範囲のうちの一部を、搭乗者保険で二重に保障している形です。それで、搭乗者保険をはずしました。

差額ベッド特約をつけました。重傷になれば個室に入るでしょうから、これは必須です。仮に差額ベッド代1日当たり1万円と考えると、100日で100万円になります。これを自己負担するのは苦しい。

弁護士特約をつけました。裁判にもつれこんだとき、最大で弁護士費用300万を保障する特約です。

事故の折の示談交渉は、もちろん保険会社がやります。示談交渉を当事者がするべきではない。ずっと前、会社勤めをしているときに会社の保険代理店がそうアドバイスしてくれました。事故当事者が利害を強く主張しあうので、通常は感情的にこじれると言います。その通りだと思います。

示談交渉をするなど事故のアフタケアをするセンターが、大阪府内に3ヵ所あるということです。これなら大丈夫だろうと判断しました。事故対応のコールセンターは24時間対応です。

弟に貸している古いファミリアの保険の等級は「12」で、保険代金は50%になっています。他保険会社であっても、これはセカンド割引という代金引き下げの好条件になるということでした。

それで結果、保険代金は12万7000円。代理店扱いの通常のものに比べると6割ですみました。

代理店扱いのものとの条件が異なる点を念のために記録しておきます。これでどのていどの料金差が出るのかは調べていません。

(1) 搭乗者保険 代理店扱いには計上されています。ダイレクトでは外しました。
(2) 特 約   ダイレクトでは弁護士特約と差額ベッド特約をつけ加えました。


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ペダルの踏みまちがい事故とメーカーの改良責任

2009-04-20 03:36:20 | Weblog


店舗に飛び込む車の事故が絶えません。きょう(4月19日)も岐阜県でドラッグストアに飛び込んだ事故のニュースをテレビで見ました。運転していたのは四十代の女性です。駐車場ビルの壁を破って下に落ちた事故があったことも覚えています。

原因はいずれも、アクセルペダルとブレーキペダルの踏みまちがいです。

これはオートマチックミッションなのでしょう。マニュアルなら、スピードが落ちている状態で、クラッチ操作なしにアクセルを勢いよく踏むと、ガタガタと車が振動して停車する確率が高い。

私は、乗りなれない車を運転するときは、運転席に座ってからアクセルとペダルを何度か踏んでみて足の感覚を確かめます。車によって両ペダルの位置や間隔が異なるので、足に感触を覚えさせるわけです。

私はまた、ブレーキを踏んで、次にアクセルを踏むために足先をペダルに乗せようとして、アクセルペダルの右腹に当たった経験が何度かあります。足先がペダルの下側に入ってひっかかり、大いに焦ったこともあります。足先がもたついている間にも、車は走っています。ブレーキが踏めないので、そのわずかな何秒かの時間、焦りました。車が動かないのは不便だが、止まらないのは怖い。

思うように止まってくれないと、これも怖い。ずっと昔、就職したてのころ、勤務先の車で東京の都心を走っているとき、ブレーキがほとんどきかなくなりました。その時代はまだ、マニュアルミッションでした。シフトとクラッチペダルを使ってスピード調節をしながら、左手元のパーキングブレーキの引き具合を上げたり下げたり調節をして、会社に帰りました。

マニュアルミッションなら、1速・2速のエンジンブレーキが強力で、これを操作するだけでもブレーキ変わりになります。オートチックならそうはいきません。パーキングブレーキが足踏み式なら、私が経験したようなブレーキ故障の代替に使えません。

「安全」ということは、「人は誰でも失敗するもの」ということを前提に考える必要があります。踏みまちがいによる事故がくり返して発生してきたということは、自動車の構造上の欠陥です。

オートマチックになって便利になるのはいいのですが、それによって新たな種類の交通事故が増えるなら、メーカーはそれを改良する努力をしなければなりません。運転者個人の注意責任に任せて放置するなら、監督官庁もメーカーも無責任に過ぎるのではないでしょうか。





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介護現場には希望がないように思えます(毎日新聞読者投稿から)

2009-04-09 03:17:01 | Weblog


毎日新聞(大阪)4月8日朝刊の投稿欄「みんなの広場」から一文を転載いたします。投稿した人は、大阪府の匿名ヘルパー(62)さんです。

  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

60歳を機に転職し、介護現場で働いています。先月11日の本欄へのご理解ある投稿「介護現場 時短による負担減必要」に、お礼を申し上げます。

介護の厳しさは、深刻な人手不足にあります。どの事業所も、ぎりぎりのスタッフでがんばっていますが、経営は赤字です。

食事時の休憩も、介助に就いている同僚を思い、20分から30分で済ませます。若いスタッフは特に誠心誠意、尽くしているので、私には、あまりに過酷だという思いが強く、胸が痛みます。

スタッフのよりどころは、利用者の方の症状回復であり、喜びと感謝の言葉をいただくことです。しかし、心ない利用者の方やご家族の過度の要求、虚偽の申告や訴えに混乱することもあります。

厳しい労働環境や介護保険制度の問題点が解消されない限り、介護現場には希望がないように思えます。


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吉野山桜見行

2009-04-06 18:49:00 | Weblog


今朝は起きてみるとむやみに体の調子がよかった。外は暖かい。日照りもいい。急に、吉野山へ桜見に行こうと思い立ちました。でも、桜の季節に吉野山に近づくのは厳禁です。途中の道の渋滞がひどすぎます。問い合わせてみると、きょうはウィークデーで心配いりませんと言う。

午前11時ごろに家を出ました。橿原~桜井から明日香に入り、村の奥から山中を縫って上市駅近くの吉野川に出ました。吉野大橋を渡ってから吉野山周辺は車が多くなりましたが、混んでいるというほどではありません。それでも観光バスが多く、関西方面のほかに、千葉ナンバー、群馬ナンバーを見かけました。

吉野山の桜は山桜。花盛りはまだだった。そのおかげで車は混んでいなかった。しかし、金峯山寺蔵王堂の門前道は人並みでいっぱい。着いたのが午後1時前だったせいか、食事のできる店はどこも満席でした。私も一つの店に入って天丼を食べましたが、それはそれはひどかった。

帰り道は、吉野山の裏手の山中を縫って黒滝村に出ました。道の駅で休憩。ぜんざいを食べました。やたらに明るく愛想良く好感の持てる、しかし毛を染めて厚化粧の老女に近い店員さんが、「おいしいですか」と聞いてくれました。「ええ」と笑顔で応えましたが、実はおいしくなかった。

もう数年ぶりか、十年ぶりか覚えていないけれど、ずいぶん久しぶりに山林ドライブに行ってきました。桧林の中、狭い道を曲がりくねり、峠に向かってどんどん上り、そしてまた曲がりくねって下る。そしてずっと、小さな川が道に連れ添っている。そんな大好きな道を走ってきました。

そんな山中の道で、赤の大きいスポーツカーと行き違いました。大きいスポーツカーでこんな山奥の道を走ってくるのは、これまで一度も見たことがありません。地上高の低い車で走るような道ではないんです。幅も狭い。私はきょう、ダイハツミラで走っていました。しかし、そのレッドスポーツは手馴れたようすで走り去って行きました。

黒滝村を走っていて、たくさんのソメイヨシノに出会いました。満開でした。大和川域から吉野川域までの平野部でも次々に桜並木を通り過ぎました。どこを走りすぎても、ソメイヨシノは満開でした。ほんとに桜を堪能しました。フィトンチッドも久しぶりに浴びてきました。満足!


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新聞書評:「砕かれた神」 渡辺清著、岩波現代文庫

2009-04-06 03:39:16 | Weblog


新聞書評の古い切り抜きが出てきました。評者は斉藤貴男(ジャーナリスト)さんです。日付も掲載紙名もわかりません。以下は、その書評の転記です。


先の戦争に限りないロマンを抱かされた元少年兵の終戦後日記「砕かれた神」が改めて、読み継がれなければならない。激戦からの奇跡的な生還を果たした著者が、自らや戦友たちを死に駆り立てた〝現人神〟が自決もせず、「出てこいニミッツ、マッカーサー」の片方と仲良く、まるで従者のように写っている写真を見せつけられた時の思いはいかばかりだったか。

<とにかく偉い人ほど他人にむかって道義の大事を説くが、それがいざ自分のことになると、その不感症ぶりは、まさに白痴にひとしい。(中略) わけても天皇のあり方は、「天皇さえ責任者としての責任をとらせずにすまされるのだから、われわれは何をやっても責任なんてとる必要はない」というようなおそるべき道義のすたれをもたらすのではないか>

慧眼どおりの成り行きを、私たちは今、これでもかとばかり思い知らされている。この国の何もかもは、〝偉い人〟たちの二世、三世の国内権力の私物化と引き換えに、かつての敵国に売り渡されていた。

建築基準法や商法の〝改正〟も一連の法制度改革も、いわゆる構造改革のすべては、九四年以降のアメリカ政府が毎年突きつけてくる「年次改革要望書」の中身そのままだ。これほどの事実が、しかし、実はまったく報じられてこなかった。


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日本海軍事緊張、海自イージス艦出撃

2009-04-02 13:44:23 | Weblog


北朝鮮のミサイル(または人工衛星)発射をめぐって、海上自衛隊のイージス艦3隻が出撃しています。

「日本の領空・領海・領土内に落下すると見られる場合には、北朝鮮ミサイルを破壊せよ」という趣旨の命令ですから、これは「実戦のため」と言えます。だから、「出撃」です。

イージス艦が3隻も出撃しているのなら、そのほかに大小の艦艇が何十隻となく、命令に従って警戒しているでしょう。空自や海自の偵察機や哨戒機も絶え間なく飛行しているでしょう。わが国領土内にあるレーダー基地にも何らかの命令が出て、全力を尽くして監視しているでしょう。

どのような部隊に、どのような段階の警戒態勢が命令されているのか知りませんが、陸海空自ともに関係部隊に禁足命令が出ているのでしょう。

米海軍のイージス艦2隻も日本海に遊弋しているということです。とくに在韓米陸軍・在日米空海軍はかなり高度の警戒態勢を敷いているでしょう。日本海には米原潜だっているかもしれません。緊急展開部隊である沖縄の米海兵隊も待機態勢かもしれません。

私は専門的な情報の入らない部外者でしろうとです。それゆえ見当が大きく外れたとしても、日本海や朝鮮半島有事の警報が出たなら、日韓米の三カ国軍が連動して動くのはまちがいありません。

北朝鮮は38度線沿いに韓国首都ソウルに向けて長距離砲やミサイルをずらりと並べているということですし、朝鮮戦争を経験していますから、韓国軍は大変な緊張を強いられているでしょう。わが国自衛隊は米軍や韓国軍と連携して、というよりも連動して活動しているでしょう。

このたびのことを受けて、日韓米三カ国政府と三カ国の陸海空軍・陸海空自の緊張度を想像することは、私にとっては困難なことです。しかし、想像する手がかりとして、学研文庫「ミグ25事件の真相」(2001.8.13.初版発行) という本があります。一度読んでみてください。

また、この本の内容を紹介した私のブログ『ソ連戦闘機函館侵入、そのとき自衛隊は…』を再読していただければありがたいと思います。ついでに『「韓国国防白書1998」から抜き書き』もどうぞ。


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