叙事詩 人間賛歌

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人間賛歌 「新・仏教教室」 百三十一

2010年09月23日 | 新・仏教教室

 真言は亡国の悪法 *

山本さん、
「先生このあいだは念仏宗の誤りを徹底的に指摘していただきありが
とうございました。
先生に紹介された方から勤行の仕方を教えてもらい、朝夕勤行唱題を
しています」

ジッチャン、
「それはよかったですねぇ。勤行唱題が信心の基本ですから、それを
怠らずにやることが一番です。
大聖人の仏法では一生のあいだに必ず仏界に至ると、約束されていま
すからあせらずに日々継続することを心がけてください。

一生の内に仏界を開くには、一生涯信心から離れないことが条件で
す。
途中で止めてしまったらそれまで積み上げてきた修業の功徳がなくな
りますので、それだけはゼッタイにないよう気をつけてください」

山本さん、
「私もいったん決意した以上、実家の親が反対してもこの信心を貫く
決意でいます。大聖人の御書勉強会にも誘われて参加していますが、
この信仰は学べば学ぶほど奥が深い。と先輩から聞きました。本当
にそうですね。
これからは行学に真剣に取り組んで信心を深めたいと思っています。

ところで念仏は無限地獄におちる因であると、このあいだ骨身にしみ
るほど教えていただきましたが...
真言宗は亡国の悪法であると大聖人はおおせです。どうしてそうなる
のか意味を教えていただきたいのです」

ジツチャン、
「真言宗は伝教大師と同じ時代を生きた弘法大師空海が広めた法で、
加持祈祷によって招福除難を祈願する密教の一部です。
 (釈迦はバラモン教的な加持祈祷をたいへん嫌っていました)

弘法は祈祷だけでは法華経にかなわないので、釈迦が説いた大日経を
よりどころとし、大日如来が万法を創造する真理の実体であると邪義
を立てました。
大日如来に比べれば釈迦は、大日のぞうり取りにも及ばないと仏法の
祖である釈迦を軽んじたのです。
そして釈迦が出生の本懐(生まれてきた目的)である法華経は、大日経
に及ばず華厳経よりも下で、第三の劣であると我見を唱えました。

その上、法華経の正師伝教大師の跡をついだ、慈覚(二代座主)や智証
が師の伝教に背き真言の邪義を取り入れましたので、天台法華宗は真
言密教の寺に変わってしまいました。これが日本中に広まったのです。

続く

注 華厳経 釈迦が真理を悟って最初に説いた教え。

 



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