叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

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人間賛歌 若い人の仏教教室 百六

2008年03月09日 | 若い人の仏教教室

山本さん、
「先生、日蓮大聖人の仏教と釈迦の仏教はちがうのですか。
私は同じだと思っていましたが。」

ジツチャン、
「山本さんよい質問をしてくれました。
仏教ではよい質問をする人を発起衆(ホッキシュウ)といって、たいへん
貴重な存在であると誉めているのですよ。

それは自分が質問することで、仏の説法をうながし、人々が仏教を理解
する手助けをするからです。
その人の福徳は大きいと仏典に書いてありますから、山本さんも福徳豊か
な人になりますよ。

そこで、釈迦の仏教と日蓮大聖人の仏教の違いを分かりやすく言うと
こうなるのです。
釈迦は、
すべての人の生命に仏界という最高の生命があり、
その生命が持つ智慧と力と福徳は、すべてを見通す智慧を持つた釈迦でも量ることができないほど大きいのだ。と言い、その仏界の生命を褒め称えたのが妙法蓮華経(略して法華経)なんです。

ただ釈迦は仏界の生命を現すには、どうすればよいかという点については
具体的に示さなかったのです。

釈迦が弟子の阿難に言った最後の言葉が、

「 すべてのものは過ぎ去って行く
  己をより処とし 法をより処として 他をたのむな 」

であったといわれ、「菩薩道を励めよ」と言って亡くなったと伝えられている
のです。


これに対し日蓮大聖人は、
釈迦が法華経で明らかにした仏界の生命を、図に書いて現し御本尊と
して残してくださったのです。
この御本尊を受持して、題目を唱えると、法華経の意味が分からない人
でも、仏界の生命を直ちに現せるという画的な実践法を教えられたのです。

法華経の題目を唱える修行法は、
中国の天台大師や、日本の伝教大師も、他にすすめることはなかったが、
自分の修行には南無妙法蓮華経と唱えていたと伝えられています。
またインドの国父マホトマ.ガンジーが、
題目を唱えていたことは有名な事実として知られているのですよ。」

つづく  


 



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