叙事詩 人間賛歌

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人間賛歌 信仰に生きる 三十三

2009年08月24日 | 信仰に生きる

 信仰生活とは *

日名子さん、
「へえー、先生は禅もなさっていたのですか。見直しましたわ。」

ジッチャン、
「見直されるほどのものではありませんが、とにかく座禅をしていると、無心
になるどころか、借金のことばかり頭に浮かんで、居ても立ってもいられなく
なるのです。

そのせすか、相当重い不眠症にかかりましてね。
これについては前に言いましたが、法華経の信仰をするようになって、この
悩みはなくなりました。」

日名子さん、
「先生にお聞きしたいのですが、信仰をするとは生活面とか何かで、
変わることがあるのですか。
仏教は戒律が厳しくてとても難しいと聞いたことがありますが。」

ジッチャン、
「日名子さん、信仰したからといって朝晩の勤行(ゴンギョウ)する事を除い
て、特別に変わったことはありません。
勤行というのは、法華経方便品(ホケキョウホウベンボン)と、如来寿量品
(ニョライジュリョウボン)の経を読んで題目を唱えることです。

戒などはありませんが、日蓮大聖人の教えを書いた御書の勉強会と、
同信の仲間が集まって語り合う座談会というのが月に一回あります。これ
には参加するよう奨められます。もちろん強制ではありませんが。」

日名子さん、
「お経を読むといいますと、お坊さんが読んでいるようなことをやるので
すか。」

ジツチャン、
「お坊さんが読むのは法華経ではありません。
法華経は一番挌の高い経なので、お布施を特別にはずんで頼まないと
読んでくれません。宗派によって違いはありますが・・

 私たちが朝晩読んでいるのは、法華経の中でも一番大事な方便品の
一分と、如来寿量品の一分を声を出して読みます。全文を読むと時間が
かかりますので肝心のとこだけ読むのです。

 経を読んだあと南無妙法蓮華経と唱えますが、これは何べん唱えると
いう定めはありません。
自分の好きなだけ十分でも三十分でも、自分の都合で唱えればよいので
す。子供さんでもやっていますから難しいことではありませんよ。」

 注
方便品 釈迦と同じ仏の命が全ての人に具わっていることを教えている。
壽量品 仏の命が生滅を超えて永遠であり、福徳が無量であることを教え
ている。

つづく   


   



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