叙事詩 人間賛歌

想像もできない力を持つ生命の素晴らしさを綴っています !

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人間賛歌 運命と宿業と 十三

2007年11月12日 | 運命と宿業と

前回の続き、

田中教授、
「山田くんの生命境涯はスゴイ変化を遂げているのだね。
周囲の出来事に一喜一憂せず、どんな困難なことがあっても、悠々と
乗り越えていく力強い生命になっているのだ。

こうなるともう恐いものはなにもないね、
人間は本来無限の力を持っているが、それを発揮できないのは恐怖心と
いうカベがあって、その中に閉じ込められているからだ。

そしてすべての恐怖心の根源は死えの恐怖だと言われるから、
私たちは信仰で生死の束縛から解放され、心のカベを破り、もてる力を
存分に発揮していけるのだ。ありがたいことだね。

山田くん、
「生死の束縛から解放されるなんて思いもしなかったですよ。
本当にそうなるのでしょうか。」

田中教授、
「もちろん本当だよ、成仏(仏界を現すこと)というのは、
自分の中にる仏界のいのちを開くことなんだ。信心した年数も浅く、仏法
のためになんら功を積んでいない私たちが、

御本尊に題目を唱えることで、御本尊と同じ生命になれるのだ。
御本尊は「我即宇宙.宇宙即我」の日蓮大聖人の御命であられるから、
私たちもたいした労もなく、同じいのちになれるのだね。

山田くん、
「なんだか夢みたいですね、悩み多いこのボクが、
そんな境涯になれるなんて、まだ信じられない気がします。」

田中教授、
「いまは分からなくてもいいよ、
そのうちに、・なるほど・と必ず思えるようになるから、その前に前にも言っ
たが、過去の宿業を断ち切ることが必要なのだ。

これには強力なエネルギーがいってね、
そのエネルギーも元々私たちの生命に具わっているが、それを使わずに
放っているのだ。」

続く


 

 



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