静かな朝の庭の今日の紫陽花を載せながら、静かではない話を。
今日、学校で、「不審者対応訓練」が行われました。
実際に大阪などで、不審者による児童殺傷の事件が発生しています。
緊迫の中での訓練でした。
２時間目に不審者になった警察署の方が裏口から学校にやってきました。
○職員ができること
○子どもたちができること
などをせいいっぱいしながら、「命を守る訓練」を行っていきました。
最初は、ていねいだった署員もだんだんと変貌して、最後には、廊下で作り物ではありましたが、ナイフを出してきました。
こちらもびっくりです。
いろんな恐怖の言葉が廊下に響きます。
子どもたちには伝えていましたが、本当の事件のようです。
さすまたなどを使って、犯人と格闘しました。
廊下のガラスが割れるのではないかと思う位の双方の勢いでした。
「はなせ。もうナイフはないんじゃ。」
「いてえんじゃ。もう何もしちょらんやつに、なんでさすまたをつかっとるんか。おっ。」
「トイレにいきてえんじゃ。はなせち、いいよるんじゃ。」
１本のナイフを投げだしたけれど、もう１本ナイフを持っていました。
逃げ出した後は、１階から２階へと向かいます。
全速力で追いかけました。はあはあです。
子どもたちは、教室の鍵を閉めて、不審者が教室に入らないようにしています。
そして、静かにかたまって身を潜めます。
その静かさの中で、格闘の声が廊下に響きます。
驚いている子どもたちもいました。
最後は空き教室の窓から外に逃げていきました。
訓練が終わり、疲れ果てて、教室に戻ると、多くの子どもたちが涙をためていました。
「先生、大丈夫だった？」
可愛らしいです。
がんばってよかったあ～～。
生きててよかったあ～～。
しかし、この訓練が命を守ることにつながっていきます。
「不審者から近づかれたら、手はばの２個分の距離はとりましょう。」
など訓練後の集会で、署員の方からアドバイスを受けました。
〇とてもこわかったし、先生が死ぬかと思って、どきどきしました。手と足がぶるぶるしたけど、泣かずにがんばりました。
〇さいしょは楽しかったけれど、とちゅうから先生の声がなりひびいたので、とってもこわくなりました。先生が全員死ぬかと思いましたが、先生なら、かならず勝てると思いました。
〇ぼうはんくんれんとはわかっていたけれど、大きい声でさけんでいたのでとてもこわくてなきそうになりました。
学校の職員も子どもたちも、みんなで不審者対策について真剣に学びました。
訓練で課題となったところは、課題をふりかえり、解決させなければなりません。
格闘中、署員の方を犯人と思って、アドレナリンを出して、戦ったので、スポーツのように、終わった後は、笑顔で話を～～というまではいきませんでした～～～☆むーっ。
朝から、気合いで頑張りました～。
