かったかくんのホームページ

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「生きて」

2017年08月28日 | 大分県
暑い一日となりました。2学期も始まって2日目でした。生徒たちも何となく学校生活にも慣れてきたような感じです。いつもの学校の生活の雰囲気に戻りました。
 

朝、あいさつ運動に立っても、「おはようございます。」の声が響き渡ります。朝、学校に着いてからの「かったかルーティン」も頑張っています。
 


学校では、いろんなドラマがありますが、今日は、ちょっとせつなくなることがありました。
 


朝、仕事をしていると、一人の青年が来校してきました。


「アポも取らずにすみませんが、校舎などの学校の写真を撮ってもいいですか。」


礼儀正しいさわやかな好青年でした。それでも、理由を聞かなければと思い、部屋に通して話を聴きました。

話をしていると、涙を流しながら説明をしてくれました。


お母さんが重い病気をしていること、病気と闘っていること、お母さんが思い出に残っている写真を撮ってお見舞いに行きたいことなどを話してくれました。


話をしながら、涙を流す優しい青年の姿にこちらもぐっとくるものがありました。
 


話はさらに深まっていきました。話す中で、お母さんの名前や卒業年度などを聞いていると、今は、結婚されてこちらに住んでいませんが、同級生であることがわかりました。

「お母さんと同級生なんですよ。」


と伝えました。あまりの偶然に、驚いていました。



クラスは一緒になったことはありませんが、明るくて元気があったり、部活などで頑張っていたのがすごく印象に残っています。
 



私自身も縁あって、母校に勤務させてもらっています。



今は、校舎も新しくなって、当時の面影は少なくなっていますが、あの頃と変わっていない場所などを教えました。またお母さんが頑張っていた場所などがあったので、そこを撮るように薦めてみました。


また保存している当時の写真などを見せて、話をしました。
 


母校の校舎で、同級生ではなくて、同級生のお子さんとこうしてめぐりあえました。



優しいお子さんに。
「先生の写真撮らせてもらっていいですか。」
と言われたので、急いでメッセージを書いて、撮ってもらいました。
 


病気と闘っている同級生です。今、この年になって、一緒になって、時代を生きてきた仲間がつらい思いをしていることを感じるとつらいです。

「お母さんによろしく伝えて下さいね。」


と言って握手をして別れました。家族みんながあたたかくお母さんを見守っていることに感激をしました。


回復を心から願っています。


生きて下さい。

生き抜いて下さい。


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