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校長先生の命日に

2008年05月25日 | Weblog
 昨年のブログにも載せましたが、樋田小学校に勤務していた時のメンバーで、当時の校長先生だった白岩校長先生の命日に墓参りに行きました。平成12年の5月に亡くなりました。それから毎年その年の命日に集まっています。

 この日は、それぞれの先生方に都合があって、4人しか集まることができませんでしたが、墓参りと先生のお家に行って、仏壇にお参りをしました。これが毎年続いています。


 校長先生のお墓は、景観のいい場所にあります。退職の学校となった樋田小学校を上から見渡すことができます。お花をあげ、お墓に水をやり、お線香をみんなであげてから手を合わせます。家族の方がしっかりと手入れをされているのでしょう。いつもきれいなお墓です。白岩先生の家に行き、奥さんと話すとき、奥さんが膝を痛められていて、

「最近は、坂があって、一人では行くことができないんですよ。」

きっと息子さんや、お孫さんに手を引かれながら坂を上っているのでしょう。奥さんともいろんな校長先生の話に華を咲かせることができました。

「畑を耕している時に、まだあの人がいるようです。」

 亡くなったときには、みんなに迷惑をかけるので、叙勲などいらないから・・・ということで教育事務所長もしながらも死亡叙勲を受けていません。そんな先生だったのです。それ以上に、いつまでも、家族の方々をはじめ、一緒に勤務をした先生方の心に残っています。校長先生も子どもたち一人ひとりを大切にしていきました。

 そんな中で、みんなで子どもたちのために、一生懸命に実践を積んできました。また育児休暇に入っている先生の家を訪問して、体調を気遣ってくれるほど、先生方、一人ひとりの気持ちを汲んで学校運営をしてくれました。

「育児休暇に入っていても、私の大切な学校の先生だから。」

と、校長先生からそんな言葉を聞いたことがあります。

 あの時の学校では、いろんな思い出が語りつくせないほどあります。校長先生が退職されてからも毎年、食事会をしていました。その懐かしい思い出を語りながら、その後、食事をするのが恒例の行事です。それが、先生が退職されてから、そして、亡くなってから命日にここまで、続いています。

 もちろん、校長先生だけではありません。今、校長先生に代わって、みんなのリーダーになっている先生、会のお世話をしてくれている先生がいて、あの時の雰囲気を保っていけます。

 大切にしたい会です。