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インディーズで250万枚!?

2011-08-13 13:40:48 | 音楽にまつわる話<的>な
 久しぶりに音楽の事を書く。

 音楽遍歴として、ボクが辿っている(今もだからね!)プロセスを時々書き残しているけれど、バブルの頃の小室で止まっている。少し前に進めよう。

 バブルの全盛期、バブルの弾けた後しばらくは、ロックやポップスといった新しく生まれてくるはずの音楽は面白くも可笑しくもなかった。なんだか「自由な組み合わせ」で音楽は誰にでも簡単に出きるものとなり、ステレオタイプな音楽ばかりが登場し、受け入れられ、流行りもした。

 それが実は音楽の劣化の原因だったのではないかと思う。
「明日死んでも本望」というような音楽作りへのアプローチは、誰もしなくなり、サンプリングと焼き直し、組み合わせと「今風」のアレンジで、音楽は再生産され始めた。

 この時代に、画期的で面白かったことはなにかといえば、音楽の販売の問題だろう。
 いわゆるインディーズが、メジャーと契約できないミュージシャン、アーティストの受け皿めいた理解ではなく、きちんと商売になるチャンネルだという事を、若いミュージシャンが次々に証明して見せた。HYやハイスタンダード等の活躍もあった。MONGOL800などはインディーズで250万枚という途方もないセールスを記録して見せた。
 先に行くだけ行っていたP-MODELの平沢などは、とうの昔に音楽の配信による販売を始めていたが、それが徐々に陽の目を見始め、一気に認知された。

 要は、音楽の質ではなく、音楽の外堀(?)を固める作業の時代だったかもしれない。

 それでも、メジャーの音楽そのもののつまらなさは糊塗しがたく、今に至るインディーズ・アーティストの活躍が目立つ時代の始まりだった。

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