J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

地域に活きるFC高梁吉備国大シャルム7

2012-12-22 00:09:56 | 吉備国際大Charme岡山高梁

 事例紹介コラムです。
 山陽新聞WEBニュースに、待ちに待ったニュースが載りました。FC高梁が、高梁市内にサッカースタジアム建設に関する署名活動を始めたというもの。以下、抜粋して紹介。
    
 来シーズンになでしこリーグに来季昇格するFC高梁吉備国大シャルムのファンクラブ等が「高梁にサッカースタジアム建設を望む市民の会」を発足。高梁市内には同リーグの基準を満たす競技場がないため、ホームゲームの市内開催実現を求めて署名運動をスタート。5,000人以上を目標に署名を集め、来年1月中にも市に提出する予定。

 なでしこリーグの試合開催には天然芝で1,000人以上が収容できるスタジアムが必要。FC高梁は笠岡陸上競技場を拠点に戦う事になるため、ファンクラブ会長、市体育協会会長、市サッカー協会理事長が発起人となり、市民の会を設立。
 署名は15、16日に市内で行われた少年サッカー大会でスタート。19日に開催されたなでしこ昇格の祝賀会でも実施。

山陽新聞WEB該当記事:http://town.sanyo.oni.co.jp/news_s/d/2012122010190312

 また、19日に昇格祝賀会が高梁市内で開催されたそうですが、なでしこーグへの学生チームの参入は初めてという事で、もう一つ山陽新聞WEBがありました。
 祝賀会にはチーム関係者や学生ら約200人が参加。日本女子サッカーリーグの本田理事長が激励挨拶。来シーズンは笠岡陸上競技場を中心に使用し、運営費に年間約2,000万円が必要で、ユニホームの広告スポンサー(胸部で年間1,200万円)を募集中とか。ちなみになでしこリーグは、来年3月下旬に開幕予定。

 
「高梁にサッカースタジアム建設を望む市民の会」を発足させ、高梁市内での試合開催を求める署名運動が始まったというのは、いいニュースですね。ぜひ、署名をしたいところですが、高梁に行かないとできないのでしょうか。できたら、ファジの時のようにHPにPDFか何かで上げてもらえたら助かるのですが、地元だけでやるのかな。また新しい情報があれば、お知らせします。
 署名を1月中に提出という事で、署名期間も短いですね。5千人目標という事で、一見少ないようにも見えますが、1ケ月ちょっとの短期間と、人口規模を考えたらそれくらいなのかも。
 とにもかくにも、FC高梁が「高梁化」するのはいいですね。美作と並んで県北地域が女子サッカーのメッカとなるのは素晴らしい事だと思います。

 話は変わり、J2岡山の公式HPでチームを去る選手が発表され、その中に川又選手の名前も入っていました。今シーズン、余りにも貢献度が大きい選手だっただけに、皆さん残念な思いは大きい事でしょう。来シーズン、「全然ダメだ。やはり去年は川又頼みだけだったのか」と言われないよう、いい補強をして今シーズンに負けない成績を残して欲しいものです。補強は大丈夫なのでは。今までは練習環境面で不利とされていましたが、来シーズンは練習場とクラブハウスが完成してスタートする記念すべき年なので。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サッカーファミリーの力2

2012-12-21 00:26:34 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 J1大宮の紹介記事を時々紹介しますが、特に病気の選手の支援絡みの話題が多いです。以前に、塚本アンバサダーの記事を何回か出しましたが、さすが、今回もさすが大宮さんという内容です。以下、抜粋して紹介。
   
【J1大宮側からの情報】

 J1大宮では、Fリーグ神戸の鈴村拓也選手が「上咽頭癌」と診断され、今後入院・治療が行われることを受けて、鈴村拓也選手の支援を目的として、募金活動を行い寄付することを決定。

【募金活動実施内容】
・実施場所: クラブショップ「オレンジスクウェア」
・実施期間: 12月15日(土) ~ 2013年1月31日(木)
【鈴村拓也選手について】
 1978年9月13日生まれ。愛知県(名古屋市)出身。
 三重県立四日市中央工業高で、各種全国大会に出場。U-15, 16, 17日本代表候補に選出。その後、J1神戸に加入。'97~98年の2シーズンプレー。'00年より神戸ハーバーランドクラブにてフットサルを開始し、フットサル日本代表に選出され、初選出から現在までアジア選手権連続出場。'04年に世界選手権に出場。'06年にアジア選手権初優勝に貢献。
 神戸ハーバーランドクラブからマグフットサルクラブを経由して、'05年よりスペインフットサル2部リーグのBargasと契約。3シーズンプレー。08-09シーズンよりタラヴェラに所属。09-10シーズンよりFリーグ神戸に加入。'12年12月に、自身が「上喉頭癌」であることを公表。今後治療を実施。

 12月15日(土)より、鈴村選手の支援を目的とした募金活動を開始。15日は、クラブショップ「オレンジスクウェア」にて塚本アンバサダーが店頭で協力の呼びかけを実施。この日は天皇杯4回戦がNACK5スタジアム大宮で開催され、多くのファン・サポーターとともにJ1川崎サポが立ち寄り、募金活動に協力。 試合終了後も多くの人が募金活動に協力し、応援メッセージを記入。募金受付については、来年1月31日まで継続。その後クラブが責任をもって届ける予定。
 12月17日(月)、塚本アンバサダーが鈴村選手を訪問。応援メッセージが記入されたフラッグを進呈。鈴村選手は「病気を公表してから本当に多くの人に支えられていることを感じました。大宮アルディージャ、そして川崎フロンターレのサポーターの皆さまからの温かい心に深く感謝します。必ず病気を治して復帰して良いプレーを見せて恩返しをしたいと思います。本当にありがとうございました」とコメント。
J1大宮公式HP該当記事③:http://www.ardija.co.jp/news/detail/3142.html
  〃             ②:http://www.ardija.co.jp/news/detail/3152.html
  〃             ①:http://www.ardija.co.jp/news/detail/3157.html
塚本アンバサダー関連③:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120302
  〃            ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100310
  〃            ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120127

【Fリーグ神戸側からの情報】

◇手紙・贈り物
 〒650-0045 兵庫県神戸市中央区港島9-1 デウソン神戸 鈴村 拓也 宛

 贈り物については、現金・金券・動物類・賞味期限のある食品類・内容物が把握できない品物等は自粛して欲しい。預かったメッセージ・手紙・贈り物は、クラブが責任を持って鈴村選手本人に届けるとの事。鈴村選手は上咽頭癌と診断。日常生活への復帰は約3ヶ月の見込み。プレー復帰見込みは未定。今シーズンの復帰は非常に難しい状況で、今後は治療に専念。12月19日(水)から神戸市内の病院に入院。
Fリーグ神戸公式HP該当記事:http://kobedeucao.com/team/news.html#ne68
鈴村拓也公式ブログ:http://ameblo.jp/suzu-2/

 1月いっぱいまでJ1大宮では募金活動を実施されるとの事。振込ができればいいのですが。確か、塚本アンバサダーの時は、少ないですが振り込まさせていただいております。また、岡山県民から募金できる方法があれば、改めてお知らせしたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ファジ応援団・浅口

2012-12-20 00:03:55 | ファジアーノ応援団・浅口

 昨日、岡山手延素麺直売所にて、応援団・浅口の定例会が開催されました。参加者は年末のせいか、やや少なめ。福嶋代表も急遽欠席。へんこつうどん社長の娘さん&息子さんも、自分ところの会場という事で、元気に準備から顔を出してもらえました。
 まずは田代表の挨拶と、へんこつ社長の乾杯のご発声。今回は、浅口地区サッカー協会から、六条院小校長でもある横会長と、事務局のmegu-3さんが参加され、田代表といろいろと相談。トップアスリート事業のサッカー教室や、高校サッカー大会の支援の件。
   
 今シーズンの観戦回数の話が出る。オブザーバーの土社長は9回だが、中健隊長は13回行ったよと満足げ。ファンクラブに入りましょうと言うと、「シーズンパスを買えば、ついてくるんだよな?」と感触良しです。こういう感じでコツコツと普及活動が進んでいきます。
 応援募金(年会費代わりの募金)のPR。去年の額にだいぶ近づいてきました。うーむ、団体口から個人口に変更され、相変わらず1口が多いですが、今年も新規があるので、たぶん去年並みにいくのではと。

 今回は久しぶりに、GATE10サポーターとして、ブレイン氏が参加。後から到着したAIM氏とともに、へんこつ娘さん&息子さんらとともに、若手メンバー同士で盛り上がっていました。来年にJ2チームとして岡山にやって来られるガンバさんと神戸さんの話。ガンバサポはやんちゃという事で大変だという話や、神戸さんは元は岡山で試合をしていた川鉄のチームで、いわば「兄弟クラブ」。なので、因縁の相手だが、やってやるよと意気込む。
 後半も過ぎた頃に、AIM氏到着。サポーターからの現状報告という事で、いろいろと話してもらいました。「木村社長が『来年はJ1に行きます』と言われました。皆さん、J1に行きましょう」と元気に言うと、皆さん大きな拍手。
   
 へんこつ息子さんは、入社前は様々な国を旅行したそうで、東南アジアに行くと、スポーツ新聞の一面にイングランド・プレミアリーグの話題ばかり載っていた事を思い出すという話になり、プレミアリーグを褒められる。そこでふと個人的に思ったのが、Jリーグは今後アジアに進出したい。そのアジアでは国内リーグよりも欧州リーグが人気で、特にプレミアが大人気。そのような状況もJ1のプレミア化につながる話ではないのかという事。確かにアジアでそういう存在になるのはいい事だと思うが、何十回考えてもJリーグは金満リーグにはなるべきではないと。アジアでの人気を高めるためにプレミア化を目指すとしたら・・・短略的というか、単純というか・・・予想が違っていればいいのですが。
   
 最後に、AIM氏のファジ締め(選手がやっているという)で終了。田代表が「手拍子は合っとったかのう」という発言に、自分の事のように一瞬ドキっとする。閉会後に田代表から耳打ちされる。来月も新年会やろうと。現在は隔月開催なのですが、元々は毎月やっていたので、個人的には問題なし。福嶋代表も欠席されていた事だし、いい話ではないでしょうか。若手のメンバーさんも根付いてきた事だし。

 閉会後の撤収時に、へんこつ娘さんから「旗(会旗)の前で記念撮影を撮らせていただきました」と言われたので、条件反射のように「自分が持っているという決まりはないので、ぜひ旗の管理人になって下さい」と言うと、うれしそうに快諾。できる範囲で役割を一つずつお願いしていく訳ですが、こういう感じで普及活動が進んでいきます。会旗ですが、同じ旗をサポーターお2人がそれぞれ1本ずつ持っていて、時々M永奥さんがゴル裏で振っていると言うと、へんこつ息子さんが目を輝かせていました。来シーズンはM永奥さんの横で、こちらの息子さんがもう1本の中旗を振っているかもしれません。この日もいい会でした。

 全然違う話ですが、今日の報道で某郵政会社の社長人事で、選挙のどさくさに紛れて行われた事について、批判が出ているというニュースが流れました。「我々の取締役会で決まる。それがすべて」と現社長が開き直った発言をされていましたが、公共財という事を忘れた暴走であると思います。公共財としての自覚を忘れて・・・というのはふと、何かどこかそこら辺の会社でも聞きそうな話だなと思いました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボランティアの力169 【J特】

2012-12-19 01:05:42 | ファジアーノ岡山

 ボランティアレポです。
 16日夜にあったFSSの納会に出席したgermanee氏からレポが届きました。当方は所用で欠席しましたが、ちゃんとレポを書いて、送ってくれました。以下、どうぞ。
   
 2012お疲れ様会が、先日の日曜日の16日に、アークホテル 岡山にて行われました。17時から開始で、師走の年末が近づく中にもかかわらす多くの方々がいらっしゃっていました。
 会は、社長の挨拶より始まり、歓談が続いて、少し落ち着いてきたところで・・・

 出ました、恒例? の クイズです。クイズの中身は、サッカー関連の今年の平均入場者数など。「岡山の県の木は?」って、わかりますか?正解は・・・ アカマツです。
 問題は、10問で 席のグループ毎での回答となりました。結構、問題で聞かれるとなかなかおもいだせなかったりで、少しみなさん苦戦の感が伺えました。

 その後は、監督からヒデオで御礼の言葉もいただきました。このような会は、みなさん、普段はボランティアの活動中は、なかなか落ち着いて話などできないことが多いので、よい歓談の場になったのではないかと思います。
 また、改めて、この会を準備していただいた方々に改めて、感謝を申しあげたいとおもいます。ありがとうございました。

 話は変わり、今朝の山陽新聞朝刊の地域スポーツ欄に「韓国・Kリーグ視察団来岡」というタイトルで、Kリーグの関係者が岡山に視察に来られた話題が載っていました。以下、抜粋して紹介。
        
 J2岡山のクラブ運営を参考にしようと、Kリーグの視察団が17日に岡山市内を訪問。来季新設されるKリーグ2部に参入する市民クラブを中心とした5クラブの職員ら9名が参加。カンスタでホームタウン担当社員(ジョー氏)が、スタジアム周辺にのぼりを立ててもらったり、JR岡山駅でボランティアと試合告知チラシを配布している事例を紹介。
 
 参加者は「ボランティアはどう集めるのか」「自治体の支援は?」など熱心に質問。この後にファジスクエア、パブリックビューイング等を開催している奉還町商店街を見学。
 地域と一緒鬼にクラブを作ろうとしている努力を感じた。学んだ事を地元に帰って生かしたい」と高揚ディレクターのコメント。
 視察はKリーグの依頼を受けたJリーグを通じて、集客力のある3つの市民クラブが選ばれ、18、19日に甲府と湘南を訪問予定。

 そうですか、Kリーグで2部リーグが新設され、市民クラブが頑張っているのですね。聞いた話ではACLとの関係でアジア連盟から導入が勧告されていたそうですね。下部組織に当たるNリーグは実業団と官公庁が主体のチームばかりで、Kリーグ昇格を目指すチームが余りないそうです。イメージ的には日本のJFLのようなリーグになるのかな。
 岡山はJ2の視察対象としてはいい所なのかもしれません。観客動員も多いですが、何より交通の便がいい。岡山空港も韓国に近いし、新幹線にも乗り換えやすい立地条件。
 他は甲府と湘南か、なかなかいい選択ですね。個人的には山雅さんがいいと思いますが、甲府さんは本当に市民クラブとしてJ1レベルだし、湘南さんは何と言っても、Jリーグ百年構想の優等生。シーズン中であれば、アルウィンを推薦します。岡山よりも都市規模も小さく、交通の便が悪いのに、観客動員がJ1レベルなので。
山陽新聞WEB該当ページ:http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2012121722035767/

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボランティアの力168 【J特】

2012-12-18 00:01:12 | 旧OSS、県サッカー協会関係

 ボランティアレポです。
 昨日、カンスタで開催された「ユニクロ サッカーキッズ」にOSS委員会のボランティアとして参加してきました。OSS委員会が参加する県協会のボラはいつもほのぼのボランティアで、この日ものんびり感満点でした。参加者は6名。germanee氏、Y田女史、nao氏、樽部長と初参加の西氏です。下委員長は所要で欠席で、突然代表役が回ってきてちょっと戸惑いました。入口前に集合し、控室へ。今回は、ロゴが入ったジャンパーではなく、大会ロゴが入ったユニクロのカッコいいブルゾンで、温かかったです。
   
 今回の持ち場は、キックターゲット等のイベント応援と後半の受付応援です。まずは開会式。いつもながら、たくさんのキッズ(保育園・幼稚園)が集まり、小さいながら壮観な眺めです。専務理事さんの挨拶、キッズ委員長の挨拶等に続いて、お手伝いする団体の紹介が順番に続く。吉備国大、環太平洋大、就実大の学生さん達が順番に子ども達に手を振っていきます。
 前もって「OSSの皆さんも紹介するので、ワァっと手を挙げてPRして下さい」と言われていたので、万全を期して、みんな大きく手を挙げてPRしました。午後の部も。温かい拍手をいただきましたが、こういうのはいいですね。その後、MCの紹介でファジ丸くんの登場。ノリノリの様子に子ども達のテンションが上がりっぱなしです。
       
 メンバーが二手に分かれて、イベントブースのお手伝いです。キックターゲットが2つ。そして、よくわからないのですが、蹴って止めて蹴って止めてシュートを決めるゲーム。シニアの方々が担当されていましたが、当方はキックターゲットです。組んだ樽部長が左上にある一番高得点の50点の窓からコミカルに顔を出す。「こっち! おじさんを狙ってみなよ!」と、いつもながら楽しい演出。さすがです。なかなかキッズでは難しいものがありますが、何人かは果敢に樽部長目がけてシュートを打っていく。それでも何人かは50点を入れました。すごい!
     
 昼食後、受付のお手伝いに移る。Tシャツの色に合わせて、受付が4色に分かれていますが、毎年の事ですがいつの間にか某カラーの位置に立っていました。何色かは言いません(笑)。そうこうしているうちに、ファジのフロントが次々に登場。Mら井氏、ジョー氏、U富氏と。オサコーチの他、クボコーチの姿もあり、今年は大勢来られているねぇと、誰からともなく言葉が出る。
   
 13時から後半の部スタート。開会式から同じように進みました。キックターゲットにいると、ファジ丸くんが段々近づいてきて、ふと横を見たらすぐ横に親しげに立っていてビックリ! 思わず「お疲れっす」と声をかけそうになりました(笑)。
 午後からは太陽も出てきて、暖かくなる。誰かがふと「この天気がもう1週間早かったら、ファン感ができてたのにね」と。ファン感にボラ参加していたメンバーが何人もいて、当時の状況を聞かせてもらう。本当に風が強くて大変だったようですね。来年に期待です。今年と同じ運動会の企画が来年はできるかな。
   
 キッズ達が次から次へとキックターゲットをしに来ましたが、どちらかというと午後の子達の方が上手かったかな。そういう組み合わせなのかな。午後の部でも終了後に閉会式です。参加者全員に進呈する感謝状を、セレモニーで4人の代表の子に専務理事などお偉いさんとファジ丸から手渡す。解散になり、エントランスで退出する子ども達を見送るが、ハイタッチになりました。普段慣れないハイタッチもメンバーさんはみんな無難にこなしていました。さすがです。子ども達の楽しかったという笑顔が疲れを忘れさせてくれました。
      
 終了後はみんなで後片付けです。まずはキックターゲットの撤収。空気抜きからですが、初めて撤収を体験して面白かったです。そして、たくさん並んでいたPRのぼりの撤収。いつもながら本当に大勢でワーワー言いながらやるので、早いし楽しかったです。
 最後は円陣を組んで、専務理事さんの挨拶で解散。来年もぜひやりたいとの事です。実はOSS委員会主催で、近々ある事業を計画しております。またPRします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグの話題28 【J特】

2012-12-17 00:00:28 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介レポです。
 Jリーグ組織問題ネタ4作の4つ目です、一応。昨日、日経新聞「Jリーグ改革の道④」が掲載されました。「育成現場にも競争を」「プロ意識乏しく」というタイトルで、少し育成部分にも触れています。うーむ、日経のこの記事は少し主観が強いようにも見えます。以下、抜粋して紹介。
    
 「はっきり言って、最近のJリーグはつまらない」「選手がひたむきになっていない。すぐに接触で倒れて、起上らない。ゴールに向かわずに後ばかりでパス回しをして、ゴール前の攻防が少ない」と日本協会原技術委員長のコメント。
 「選手はみんなリスク回避ばかり考えて、腰が引けている。世相と同じでスカっとしない。世相と同じでは困る」と元仙台監督の清水氏のコメント。どちらも指導者の志低下という事で、草創期のような大物外国人選手が来なくなったが、代表クラスの日本人は次々と欧州に行く。選手と指導者の志の低さを口にしたコメントです。

 Jリーグの根本からの改革で、J1独立、シーズン制を変え、2ステージ制復活、ビッグクラブの育成と構想はあっても、肝心の試合内容が悪ければ、ファンの関心は低く、リーグのブランド価値も高まらない。それでも各チームのカラーが均等化し、特色が出にくくなっている。ファンを引き付けて離さないようなサッカーができるかどうかは、選手を育てるクラブの育成能力にかかっていると。
 一例として、「オレはこの柏のサッカーに中毒しているんだという人を作りたい。週に一度見なくてはいられないという人を」「柏が求めているのは『攻撃的』な選手。まずは相手の良さをすべてむしり取り、マークするのではなくプレーさせない。それはすべて攻撃のためだと考える。ポジショニングで勝負を優位に持って行き、相手の一手先を行く。そんな選手を作ってきた」とJ1柏の吉田ダイレクターのコメント。 
 この記事を書きながらたまたま観ていた、FCWCの3決で解説者が同じ吉田ダイレクターの言葉を紹介していました。 「今、我々は小学生チームにポジショニングを随分教え混んでいる。ポジショニングが良ければ、いいプレーにつながるので、子どもの頃から教えれば素晴らしい選手になる」と。
 こうした明確な育成ビジョンを持っているクラブは多くなく、「育成に関しては、現場に丸投げし、コーチの仕事のチェック機能がない。コーチは自分の仕事を振り返り、自己分析ができていない」と、元G大阪の育成コーチだったJリーグ上野山技術委員長も、育成のビジョン、現場の目的意識、プロ意識の欠如を嘆いているとか。

 「繁栄の条件に」という事で、クラブ自体が育成のビジョンを描いていない点に行き着くとしています。その絵をフロントとすべての指導者、選手が共有できていないと。育成コーチもプロでありながら甘さが残り、真のプロ意識が醸成されていないのではないかとしています。
「5年に1人は代表選手を育てるという覚悟をクラブに持って欲しい。Jリーグクラブのアカデミーはすごい仕事をしていると思われなくてはいけない」と日本協会田嶋副会長のコメント。
 J1柏に続いてプロ選手を輩出しているJ1広島の森山ユース監督のような優秀な人材がヘッドハンティングされても良い。トップチームだけでなく、育成現場にも真の競争原理が必要であり、それができるクラブが何年後かに繁栄すると締めくくっています。

 この記事を観てみると、ここにも、「Jリーグの根本からの改革」「J1独立」「シーズン制を変え、2ステージ制復活」「ビッグクラブの育成」という「J1のプレミア化」を思わせるキーワードが並んでいます。まるで、既成事実のような表現に逆に「それは少数意見で、この筆者だけの主観じゃないか」と思わず疑るくらいはっきり書かれています。何度も言いますが、J1のプレミア化、ビッグクラブの育成は、Jリーグバブルの再現であり、たぶん失敗するだろうと当ブログでは考えます。日本らしくない形であり、あくまで妄想的想像ですが、Jリーグ内にドイツ派とイングランド派があり、後者の声が大きいのだと認識しています。日本に合うのはあくまでドイツ流です。ドイツの質実剛健さこそ、日本が目指す形であり、世界一の観客動員数を範とすべきと考えます。
 この記事の中に「Jリーグの1試合平均入場者数」のグラフが載っています。観ると、J2ができる前の'97年に1万人まで下がっています。J2ができた後の'01年にも1万人に限りなく近くなっています。特に'97年はバブル後です。再びJリーグバブルがはじけたら、J1は平均1万人を大きく割り、J2は5千人を大きく割り込む事でしょう。そうなるとリーグそのものの経営・運営がどうなのかという話になりませんか? こういう点を考えてもプレミア化は反対ですね。

 そして、出てきました黄色いチーム。広島も育成型で今シーズンの初優勝で、育成型の成功例を昨シーズンに続いて示した事になりますが、J1柏は日本で最初に子ども向け普及型サッカースクールを始めたクラブです。最近よく出てくる吉田ダイレクターですが、「毎週見なくてはいられないくらい、柏のサッカーに中毒になる人をオレは作りたい」という言葉はいいですね。「攻撃的な選手で、相手の良さをすべてむしり取り、マークするのではなくプレーさせない」というシーンは、実は昨シーズン何度も観た黄色いチームの姿でした。FCWCで今年3位になったモンテレイを去年破った時のチーム、戦い方がまさにそうでした。
 「うちは育成型を目指す」と言うところもあるようですが、この記事を読むと、明確な育成ビジョンとすべてに渡るチェック機能が必要なのだと思いました。現場だけでなく、経営部分にももちろん「チェック機能」が不可欠。チェック機能を持てないクラブには、絵に描いた餅になるんだなと、ふと個人的に思いました。「チェック機能」については、当ブログで前々から触れているところです。今回の4つの記事は将来のJリーグの話題なので、ぜひ傍士理事にも読んでもらいたいですね。今後も日経新聞にはこのシリーズの記事が続くでしょうが、またいくらかネタを貯めてお届けしたいと思います。
Jリーグ組織問題関連⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121216
   〃          ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121215
   〃          ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121214
   〃          ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121108

   〃          ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120730

 複数の人から聞いた話ですが、昨日雨の中、美作で水島工高対作陽高のOB戦が開催されたとか。山陽新聞によると、誤審により、'02年の全国高校サッカー選手権出場権の明暗が別れた水島工高と作陽高のOBが10年ぶりに再試合を開催。当時の県予選決勝は1対1の延長前半、作陽の青山選手のVゴールと見られたシュートが得点と認められず、PK戦を水島工高が制しました。後日、日本協会は勝敗は覆らないとした上で、誤審を認めたため、優勝した水島工高には嫌がらせがあったり、主力選手が出場を事態するなど、波紋が広がったとか。当時の作陽高主将と水島工高のGKが、互いの知人を通じて再開して今回の再試合が実現したそうです。試合結果はまたしても1-1のドローだったとか。そういえば、作陽高の主将といえば・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグの話題27 【J特】

2012-12-16 00:40:58 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 一昨日、日経新聞の「Jリーグプレミア構想」を紹介し、モデルとされているイングランドのプレミアリーグを調べてみて、Jリーグはイングランド型にプレミア化すべきではないと提言しました。ふと、Jリーグ百年構想のモデルであるドイツ・ブンデスリーガはどうなのかと思い、調べてみました。以下、抜粋して紹介。
        
 ドイツ・サッカー・ブンデスリーガは1部、2部各18クラブ、3部20クラブの合計56クラブが所属。観客動員数では世界第1位のプロサッカーリーグ。1部と2部はDFL(ドイツサッカーリーグ機構)が運営し、3部はDFB(ドイツサッカー連盟)が直接運営。そのため、上位2リーグの正式名称は「ブンデスリーガ」がついているが、3部は「ドリッテ・リーガ」になっていてその違いを反映。通常、「ブンデスリーガ」と言えば1部リーグのことを指す。
 欧州の他の国(特に南ヨーロッパ)と違い、ブンデスリーガに属するには欧州で最も厳しいと言われるDFBのブンデスリーガ・ライセンス取得の条件を満たさないとプロクラブとしてリーグに参加できないとか。
 そのため、スペインやイタリアのように多額な借金をする事は認められず、特定の選手に破格な年俸を支払う事も健全的な経営の理由から認められないため、多額の資金を必要とする世界的なスター選手の獲得が難しいとされる。また、'90年代から始まった各欧州リーグのアジア・アフリカでの国際マーケティングに出遅れたため、イングランドやスペインに比べて、高額な国外テレビ放映権等を得られず、プレミアリーグやリーガ・エスパニョーラに世界最高峰の座を譲った形になっているとされている。

 しかし、健全なリーグ及びクラブ経営は様々な国々の模範とされており、日本協会もJリーグを設立した際にモデルにしたとの事。 リーグの平均観客動員数も他国リーグを圧倒。'06年には4万人を超えた。(2006年 スペインは平均29029人、イングランドは33864人、イタリアは21698人) 近年のドイツ勢はチャンピオンズリーグ等での活躍が目覚しく、優勝クラブは出ないものの安定した好成績を残しており、UEFAリーグランキングではイングランド、スペインに次ぐ第3位。第4位のイタリアに対しては大きなポイント差をつけて上回っている。ただ、Jリーグと異なりチーム名に企業名を入れることが認められているという一面もある。

 ドイツでは'62-63シーズンまで各地域リーグの優勝クラブ参加によるトーナメント(ドイツ・サッカー選手権)で優勝を争っていたが、'63年に全国リーグであるブンデスリーガが創設。'90-91シーズンまでは旧西ドイツに所属するクラブの参加によって開催され、ドイツ統一によって、'91-92シーズン以降は旧東ドイツのクラブも参加しているが、その数は少ない。
 '06年に、新たに'08-09シーズンよりブンデスリーガ3部が発足することが決定。'07-08シーズンの結果に基づき、ブンデスリーガ2部からの降格クラブ(4クラブ)と、南北の2リーグに分かれている旧3部リーグの上位クラブ(南北8クラブずつ)によって、新3部リーグが構成。その下に、旧3部リーグの下位クラブとオーバーリーガの上位クラブによる4部リーグとしてレギオナルリーガが再編成。また、以前はBチームがブンデスリーガへ昇格することは不可能だったが、この制度改革以降その制限を撤廃。 ただし、Aチームと同じディビジョンでプレーすることは不可。シーズンは、秋冬制で、1部の最終順位の下位2クラブは2部に自動降格。最終順位16位のクラブは2部で3位のクラブとH&A方式のプレーオフを実施。

 これらを観ると、イングランドと比べてはっきりとした違いが出てきます。1部と2部をリーグ、3部をドイツサッカー連盟が直接運営しており、1部だけがプレミアリーグとして独立しているという事はありません。厳しいライセンス制度のもと、多額な借金は許されないため、有名選手は獲れません。すなわち、マンUのような借金付き金満クラブは所属できないのです。イングランドやスペインに比べて、高額な国外テレビ放映権等を得ていないため、観客動員に頼らざるを得ません。その結果は、ドルトムント対ハンブルガーSV戦は、何と8万人甘り、シュツットガルト対シャルケ戦は約6万人、バイエルン・ミュンヘン対ボルシアMG戦は7万人足らずが入っています。それらが頂点で、平均観客動員数が他国を圧倒する4万人越え。一方のJリーグ1部は2万人に達していません。一握りのクラブの数字ではなく、1部18チームの平均なのです。以前の記事で、ドイツは海外の有名選手を獲れないために、将来が有望な若手外国選手を獲る方針で、国内選手の所属率が高いと紹介していますが、まさに理想的なプロリーグではないでしょうか。テレビマネーを気にせず、地域密着した運営で平均4万人を動員し、クラブ経営の数字もいい。

 日本協会もJリーグを設立した際にモデルにし、現在もクラブライセンス制度においてモデルにしていますが、なぜその部分だけなのでしょうか。どうしてプレミア化はイングランド等をモデルにするのでしょうか。プレミア化はJリーグバブルの再来を予感させます。J1の独立、2ステージ制に戻して、ビッグクラブを作るというのはまさに「あの時代」の再現です。考えてみて下さい。プレミアリーグになり、勝手に経営し始めると、行政との関係は必ず崩れていき、三位一体の支援という関係は崩壊していきます。金儲けしか目を向けなくなるため、地域・社会貢献活動をやらなくなってきます(これって、今もどこかで聞く話ですが)。この不景気の時代、思惑どおりにやっていけるでしょうか。「2回目のJリーグバブル崩壊」が発生するのではないでしょうか。前回は蘇生できましたが、次はどうでしょうか。
 以上、想像し過ぎかもしれませんが、当ブログとしては、プレミア化は反対です。テレビマネーを当てにせず、各クラブも分配金を頼らない採算性を推進すべきと考えます。昨日の日経新聞に次の記事が出ていたので、4連続記事の4つ目として明日紹介。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグの話題26 【J特】

2012-12-15 00:10:20 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 昨日、日経新聞の「Jリーグプレミア構想」を紹介しましたが、じゃあモデルとされているイングランドのプレミアリーグはどういうものなのか、興味が湧いて少し調べてみました。以下、抜粋して紹介。
     
 イングランドのプレミアリーグはスポンサー絡みで、「バークレイズ・プレミアリーグ」とも呼ばれ、世界中で約10億人以上に視聴されているリーグ。スペインのリーガ・エスパニョーラと並ぶ世界最高峰レベルのリーグの一つ。サッカーだけでなく、全世界のスポーツリーグの中で最もテレビ中継の視聴者が多い。2000年以降、欧州主要リーグの中でも圧倒的な売上高を誇り、2009-2010シーズンの売上高は24億7900万ユーロ。2位のブンデスリーガを大きく差をつけている。
 プレミアリーグは'92年にプロサッカーリーグの改編に伴い、フットボールリーグから分離して新設。20クラブが所属し、現在はH&A方式による2回総当りで秋春制で全38試合を開催。シーズン後に下位3クラブが自動的に2部(フットボールリーグ・チャンピオンシップ)に降格。2部からは上位2クラブと、3~6位の4クラブを対象としたプレーオフの優勝1チームが昇格。

 外国籍選手の登録制限は無く、EU及びEFTA加盟国の国籍を持つ選手は労働許可証取得の必要が無い。それ以外の国籍選手は労働許可証取得の必要があるが、取得の条件として過去2年間で代表Aマッチ(親善試合を除く公式戦)の75%以上に出場していること、過去2年間のFIFAランキングの平均順位が70位以上の国の代表選手であることが必要。ただし、条件を満たさない場合でも特例として労働許可証が発行されることはある。
 創設から'011-12シーズンまでの20シーズンのうち、優勝経験があるのはアーセナル、ブラックバーン、チェルシー、マンU、マンCの5クラブのみ。最も優勝回数が多いのはマンUで、リーグ優勝12回&3連覇を達成。近年では、優勝争いをするマンU、チェルシー、アーセナル、リヴァプールが「ビッグ4」と呼ばれてきているが、'10年からは、加えてトットナムとマンCを加えた「ビッグ6」になりつつあるとか。
 
 '80年代は、イングランドサッカー界は低迷。スタジアムは古く傷んでおり、観客は古びた設備で観戦することを強いられたとされ、フーリガン等の暴力行為が広がっていた。'85年のUEFAチャンピオンズカップ決勝で、リヴァプール対ユベントス戦で、サポーターが暴徒化し死傷者が出る事件(ヘイゼルの悲劇)が発生し、イングランドのクラブはUEFA主催大会への出場が無期限禁止。(後に5年間。リヴァプールは7年間に変更)
 プレミアリーグ移行前のイングランド1部リーグは収益・観客数などでセリエA、リーガ・エスパニョーラに大きく遅れを取っており、優秀なイングランド人選手の多くが海外リーグに流れた。しかし、'90年のW杯でイングランドが4位になった事でこの低下現象が減速。UEFA主催大会への出場禁止措置も解かれ、イングランドサッカー界が再興し始めた。

 '80年代後半頃からテレビマネーも増加。旧1部リーグは'86年に2年で630万ポンドで契約していたが、'88年には4年で4400万ポンドの契約を締結。この契約はリーグ分離の兆候とされ、テレビマネーの分配を求め、10クラブが離脱してスーパーリーグを設立すると脅迫。スタジアムが改良され観客数が伸びて収益が上がると、トップクラブは利益を更に得るために離脱することを再度検討し始めたとか。
 '92年に旧1部のクラブ全てが離脱し、FAプレミアリーグが設立され、テレビ放映権やスポンサー契約を独立して結ぶ事が可能に。その後、フットボールリーグとの間で、従来どおり昇格・降格を行う事で合意。'06年にFIFAが欧州全てのリーグに対してトップディヴィジョンのクラブ数を18にするようyぷ窮したが、プレミアリーグは削減していない。

 プレミアリーグは所属する20クラブによって所有される株式会社として運営。各々のクラブは契約やルールの改定に関する投票権を持つ株主として関与しているが、主要なルール変更やリーグに関わる重要な提案を行う場合、それらに対して拒否する権限を保持するFA(イングランドサッカー協会)の承認も必要。
 '03年頃からプレミアリーグに所属する各クラブについて、外国人投資家の買収が目立つようになり、現在ではリヴァプールとマンU、アストン・ヴィラはアメリカ人、チェルシーはロシア人、マンCはUAE人、ポーツマスはロシア系フランス人、バーミンガムは香港人など、外国人オーナーの所有が増えており、ウィンブルドン現象と呼ばれており、'11年現在、プレミアリーグ所属の20クラブ中、半数の10クラブのオーナーが外国人という現状になっている。

 Jリーグがこうなっていいのでしょうか。例えばJ2岡山にしても、いつかJ1に上がった後のオーナーは外国人とかになっている可能性があります。確かに飛躍しすぎの話かもしれませんが、欧州の金満リーグの金満クラブは将来的にこうなる可能性が強いし、一番モデルとしているプレミアリーグがこの現状なのですから。マンUなどは破たんを経験し、現在も大借金を抱えています。
 見方を変えれば、フーリガン対策で入場料を高くして、敷居を高くした。フーリガンはスタジアム観戦ではなく街のパブで試合を観て欲しいと、そういう政策がテレビマネーを高騰させ、金満リーグ、金満クラブを次々と作ってしまったと。個人的には日本にはマンUのような金満クラブはできて欲しくない。仙台さんのような親企業のない市民クラブで、規模が大きくなり強くなったクラブが次々と現れて欲しいと思っています。

 こういう記事を書きながら思った事があります。あくまで個人的な妄想的想像ですが、Jリーグの中には、今までどおりドイツ型を目指す勢力と、テレビマネーに押されてイングランドを目指す勢力と2つあり、現在は後者の発言が強いのではと。少し前までJリーグで謳っていた「イレブンミリオン」を達成できず、分配金の目減りが懸念され、国内で頭打ちなのでアジアで売ろうとするがそれ程効果が出ない。テレビマネーの機嫌を取るにはプレミア化するしかないという流れになっているのではないかと、勝手に想像しています。
 もし、それらが当たっていたとしたら、それでいいのでしょうか。プレミアリーグ化は、'93年頃に目の前で観てきた「Jリーグバブル」を思い起こします。あの時もカネが大きく動き、外国のスター選手がたくさん来ましたね。その後Jリーグバブルがはじけ、危機を迎えました。そこから今まで、Jリーグはよく頑張ってきたと思います。あの時代よりも今はいいリーグになったと思っています。それがプレミア化で、バブルの再現になりませんか?と当ブログでは提言しておきます。明日はドイツの例を見てみたいと思います。
Jリーグ組織問題関連 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121214
   〃          ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121108

   〃          ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120730

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Jリーグの話題25 【J特】

2012-12-14 00:25:53 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 11日から日経新聞のスポーツ欄に「Jリーグ改革の道」シリーズがスタートしており、よく読んでいます。昨日の「②ビッグクラブ育てる」という記事は、注目すべき内容だったので、ここで抜粋して紹介。
             
 Jリーグは40クラブ編成になり、更に加盟を目指すクラブが全国各地にある。そうしたクラブの受け皿を整備するため、「J3」の発足の準備に入っている。候補は準加盟クラブなど計16を数え、早ければ'14年から10~12クラブでスタートする考え。
「地域密着をうたってリーグを横に広げる戦略を優先してきた結果、強いローカルコンテンツであるJクラブが各地にできた。今後は横でなく、高く成長させる方策を練る必要がある」とJ1鹿島の鈴木事業部長のコメント。

 Jリーグは運営組織を「J1」と「J2+J3」に分離する案の検討に入ろうとしている。1部リーグをプレミアリーグとして独立させて繁栄の糸口としたイングランドや、オランダを参考にしたこの分離案はJリーグのブランドの再構築を狙っているとか。リーグのブランド価値を高め、ローカルコンテンツだけでなく、ナショナルコンテンツとなるビッグクラブを育てなければ発展はないという考え方。
「リーグのブランド敢を出す戦略を徹底するには、J1を切り離した方がいい」とJリーグ中西統括本部長のコメント。
 頭にはこんなプランがあるとしている。「スーパーリーグ」となるJ1の魅力でテレビ放送権やスポンサー権のセールスを進め、集金力の高い仕組みを築き直し、現在約2億円となっているJ1への配分金を増額させ、海外の有力選手を連れてきて、魅力あるチームを編成するビッグクラブが育つ。
 Jリーグは落後者を出さずに進む事に力を入れてきた。けん引役となる大クラブの成長を促す施策をためらい、小クラブを守る施策をとりがちであった。リーグが一括してオフィシャルスポンサー(1社3億円で現在は7社)を集め、収入をクラブに配分する護送船団方式では未来は開けない。

 「そろそろマーケティング権を開放して、自立を促してもいいのかもしれない。上位クラブにはその方が稼げるという声がある」とJリーグ大河統括本部長のコメント。2ステージ制とチャンピオンシップを復活させて、巨額の冠スポンサーを付ける案もあるとか。
 秋春制へのシーズン移行もビジネスの観点から議論されているとか。秋春制を採用すると、クライマックスがプロ野球やプロ野球、フィギュアスケートの時期と重複しなくなり、TV中継で注目を浴びやすいとされる。
 欧州とオフの時期が合うために国際移籍が円滑になり、経営が不安定になっているスペインやイタリア、ポルトガルのクラブには付け入るスキがあるとされています。また、ACLが秋春制になると、ACLの序盤戦とJリーグの終盤戦が重なるために、Jリーグは早ければ16~17年シーズンへの移行を模索しているとか。北国のクラブの抵抗はあるが、状況は待ったなしに追い込まれているとされている。欧州とシーズンの合致はヒトとカネの流れがスムーズになり激しくなるため、「開国」と言われている。移籍市場でも海外のクラブをしのぎを削れば、国際競争力の高いJクラブが自然に育つと締めくくっています。

 このコラムに驚くべき内容が述べられている事に気づきました。当ブログで以前にいろいろと触れていた、Jリーグのプレミアリーグ化、J3リーグの創設です。前にJリーグから準加盟クラブを中心に「J3の創設」のニュースが流れて、J1からプレミアリーグを上に切り離す案は無くなり、下にJ3を創る流れになるのだと認識していましたが、プレミア・J1・J2の3段構造ではなく、J1・J2・J3の3段構造にしてJ1をプレミア化するのだと認識しました。そして驚くべきは運営組織を「J1」と「J2+J3」に分離する事。これにより、J2は大きく存在価値を下げます。今まではJ2もJリーグだというイメージでしたが、この案が実現すれば、J2クラブは準加盟クラブに存在が近づき、J1こそがJリーグというイメージになっていきます。

 当ブログとしては、J1のプレミア化には反対です。同じ欧州でもドイツではなく、イングランドやスペインのような金満クラブ化する事は、地域密着や社会貢献性を強く打ち出してきた「Jリーグらしさ」が薄くなり、幅広いファン・サポーターから偏った層に狭まってしまう事になるからです。全国のあちこちから「我が街からJリーグを」という動きはなくなり、地域活性化の要素も消えていきます。どうしてプレミア化を考えるのか、Jリーグの考えに理解が持てません。傍士理事が唱えていた「Jリーグ百年構想」にも当てはまらない事になります。
 あと、当ブログが前から指摘していたように、スカパー!との関係も浮かび上がってきます。「プレナスなでしこリーグ」を例えて、誰だったかスポンサー名を皮肉で付けて「リーグ名を『スカパー! Jリーグ』と変えたらいいんだよ」と言っていましたが、Jリーグ分配金に大きく関わるスカパー!の意向が大きく反映するため、更にJリーグの売上を増やすためにプレミア化を考えているのかと疑心暗鬼になります。(そういえば、イングランドのプレミアリーグは『バークレーズ プレミアリーグ』ですね)
 J3については、J2とJFLとの入れ替え戦が始まり、町田さんのようにJFLに降格したクラブの救済色を出した策と聞けば納得いきますが、J1のプレミア化については、どうしても納得がいきません。今のままでいいではないですか。そんな地方のファン・サポーター目線に立たない事を考えるから、地域・社会貢献活動で汗を流そうとしない親企業のない企業クラブが出てくるし、選手を街に出さなくていいという価値観が跋扈するのではないかと個人的に思います。
J3リーグ構想関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121108
Jリーグプレミアリーグ構想関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120730

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

栃木SCの話10 【J特】

2012-12-13 00:05:22 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 栃木さんの7月のニュースという事で遅い情報となりました。全クラブ調査の時に見かけて、チェックしていました。J2栃木が同じ栃木の自転車ロードレースのプロチームとパートナーシップ協定を結んだそうです。以下、抜粋して紹介。

   
 7月11日(水)に、J2栃木の中津社長と宇都宮ブリッツェンの砂川代表がパートナーシップに関する協定を締結。締結式には両チームのマスコットキャラクターも出席すると、宇都宮市マスコットのミヤリーもお祝いに登場。
【協定の内容】
①スポーツ文化の発展に関すること
②人的資源の相互利用に関すること
③地域貢献活動への相互協力に関すること
④オフィシャルパートナー及びスポンサーの締結に関すること
⑤その他両者の協議により定める事業に関すること

「具体的には、オフィシャルパートナー及びスポンサーとしてお互いのチームロゴを広告掲出することを実施。今後については、両チームで検討しながら色々な活動をしていきたいと考えている。これまでサッカーを通じての活動以外ではまだまだ取り組めていないことが多かったが、宇都宮をメインに活動している2チームが協働することで、活動の幅がさらに広がるものと期待」とJ2栃木中津社長のコメント。
「これまで様々な活動を通じて宇都宮市内でチームの認知度は上がってきましたが、ロードレース自体がまだまだ広く知られていないのが現状。このままではいけないという危機感を持っていましたところ、栃木SCとのパートナーシップの話をいただいた。世界だけでなく国内でも人気のあるサッカーのチームと連携することで、さらにサイクルスポーツを広めることが出来る」と宇都宮ブリッツェンの砂川代表のコメント。

 協定後の具体的内容としては、宇都宮ブリッツェンの試合ユニフォームの襟元に、栃木SCロゴを入れています。対するJ2栃木では、試合会場で宇都宮ブリッツェンのバナーをバックスタンドに掲出しています。
宇都宮ブリッツェン公式HP:http://blitzen.co.jp/
J2栃木公式HP該当ページ:http://www.tochigisc.jp/news/article/00003649.html

 ちなみに宇都宮ブリッツェンこと「BLITZEN宇都宮プロレーシングチーム」は、栃木県宇都宮市を本拠地とする自転車ロードレースのプロチーム。サイクルスポーツマネージメント㈱が運営。毎年世界トップクラスが参加するジャパンカップサイクルロードレース、及びアジア初の世界選手権自転車競技大会ロードレースが開催される宇都宮市で、地元出身のプロレーサーである廣瀬佳正氏が地元でプロチーム設立したいとの要望を受けて、2008年に設立。

 いいですね。栃木さんは同級という事で、何かと比較されるクラブだと思います。順位や動員数では岡山が勝っているかもしれませんが、こういう異競技交流や選手による学校訪問活動など、社会貢献活動では、栃木さんが1つも2つも前に行っていると思っています。Jクラブはどのスポーツよりも大きな社会使命を持っていると、個人的には思っています。
栃木SC公式HP:http://www.tochigisc.jp/
栃木SC関連:⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120215
  〃     ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120120
  〃     ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111109

  〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20111106
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080524
  〃     ④:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060621
  〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060616
  〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060316
  〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/e/aa9b4e42f0ae1ef0409aa7a5af213fde

 話は変わり、ちょっと歴オタ話を。
 留守録していた「平清盛」を観ました。「武士とはいかなる事をしても勝ち続ける事」と言って、かむろ体質の国づくりをする清盛。勝利を急がず、じっくり鎌倉の国固めをする頼朝。周りにいる正しい価値観を持った者の言う事を聞かず、かいらいの天皇を操るが、誤った価値観で清盛が作ったみてくれの都「福原」はやがて消えていき、清盛の平家も時代に葬られていきます。源氏が討ったというよりは、民と時代に討たれたのかな。何か、現代でもついそこら辺で聞くような話に感じました。ムバラーク話は現代も平安時代にもあるのかと。以上、ちょっとした話なので、聞き流して下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする