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ガイナーレ鳥取について25 【J特】

2012-12-26 01:00:24 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 先日、いろいろとJクラブの公式HPを観ていたら、J2鳥取で緊急のサポミが開催され、社長名でクラブが回答された内容を情報公開されていました。うまく逃げようとする姿勢ではなく、むしろ積極的に意見を言って欲しいという姿勢に好感を持ちました。順位が停滞してサポーターと緊張感が大きいクラブは、どこもこういう部分は協力していますが、「サポーターとの対話の場を積極的に持ちたい」という姿勢に少し感動しました。以下、抜粋して紹介。
             
 11月23日にサポーター有志と、鳥取・米子の両会場で開催された「声をあげよう!緊急サポーターズミーティング」において参加者から出た意見・要望等についてのクラブ宛の質問状に対しての12月7日の回答。

 クラブとしては、支える地域のファン・サポーターと二人三脚で歩んで行きたいと考えており、そのためには、信頼関係を築き上げていくことが大切であり、正しく、適時にメッセージを発信することはもちろん、時にはお互いに意見を交わしあうことが必要であることを改めて認識。
 一人一人の意見・要望については、様々な考えがあると思われるが、意見をしっかりと聞きしながら、我々の子どもや孫の世代に地域の財産としてバトンを渡していけるよう、クラブとしての方向性を明確に見定め、示していきたいと考えている。今後も、気づいた点があれば、ぜひともクラブへ意見を寄せて欲しい。

 【回答の要旨】
①成績低迷に関する反省点等について
 来シーズンに向けて成績面のみならず今まで以上の成果を上げるためには正確な現状認識に基づく改善が必要。まずは近日中に今シーズン終了の総括として、クラブの公式コメントを発表する予定。
②組織体制について
 社内体制が未熟であることに対する指摘を真摯に受け止め、Jリーグ所属クラブに恥じないよう改善を図っていきたい。
③目指すサッカー等について
 来季目指すサッカーについては、新監督を迎えた上で説明。その前提としてクラブが目指す基本的な方向性として、選手もファン・サポーターも楽しい「パスサッカー」を掲げており、そこの部分も改めて説明したい。
④来場者数減少の傾向と対策について
 来場促進方針として、スタジアム近郊のでは今まで以上に来場者が増えるよう取り組むこと、遠方の来場者には今まで同様に強い関心を持ち続けてもらうことを両構えに、広く全県から来場してもらえるよう活動。
⑤ホームゲームの雰囲気作りについて
 競技サッカーの魅力を最大限に高めることはもちろん、サッカーには興味のない人でも楽しめるようなスタジアムの雰囲気作りは重要であると認識。その方向性は変わりなく、今後も不断の努力を継続。
⑥公園遊び等のイベントについて
 ホームタウン活動については今後も「復活!公園遊び」を主軸として展開。それ以外にも地域のファン・サポーターと触れあう各種の行事については、回数を増やして積極的に参加する方針。
⑦チュウブYAZINスタジアムについて
 計画当初より次の項目を用途として掲げ、地域社会において多方面で「街の元気」に貢献することを目指す。
・ユース年代の公式リーグ戦を誘致開催し、次世代の成長を見守る場とすること。
・トップチームの試合開催を視野に入れて、街の晴れ舞台とすること。
・サッカーに限らずスポーツを通じた交流を深める場とすること。
・地域のファン・サポーターの憩いの場、観光の場としても地域社会に貢献できる場とすること。
⑧その他
 今後のクラブとサポーターとの意見交換ができる場について、ぜひ持ちたいと願っており、クラブから改めて提案する予定。

 緊急サポミの様子は、こちらの記事に少し載っています。これらを読んでいると、某黄色いチームのイエローハウスを思い出します。イエローハウスが始まった頃は順位も停滞して、もがいていた時代でした。いわゆるサポカンですが、黄色いチームは当時毎月に近い頻度で、話し合いを続けていました。それから、ファミリーになり、去年の快挙に結び付いていったのではないでしょうか。チャンピオンチームとして臨んだ今シーズンは、イエローハウス情報は少なくなってますね。
 鳥取さんで良いのが、きちんと情報公開しているところ。フロントとファン・サポーターがよく話をし、よく伝える。それが一番いいと思います。鳥取さんは今季の成績はよくなかったですが、人口の少なさ、交通環境の不利さなど、恵まれているクラブと比べたら、不利な部分もあると思います。いきなりJ1を目指さず、J2ライセンスのもとにしっかり地域に根を張ろうという姿勢は共感できますね。
 確かにJFL降格が迫る位置にまで行き、緊急サポミを行うくらいに危機感はあったのではないかと思います。難しい時期ではなりますが、これからも頑張って欲しいですね。 
J2鳥取公式HP該当ページ:http://www.gainare.co.jp/news/detail/19417/
J2鳥取(SC鳥取)関連:23
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