J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

ファンサービスの一事例89

2021-04-15 00:01:43 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 実は密かに(別に密かじゃなくてもいいのですが)注目しているJ2クラブがあります。それは金沢さん。まずは「グッズ担当の女」SNSで、面白い切り口だなと思い、特に昨季のステイホーム時期のオンライン活動を拝見して「やるねぇ」と感心していました。そして、最近では「ヤサガラス」ですか、悪役マスコットで、ゲンゾーよりも人気があるとか。それらのプロモーションがJ2クラブにしては、ちょっと群を抜いているイメージを持っています。申し訳ないですが、地元岡山よりも全然プロモーションのセンスが高い(あくまで個人的主観)地方クラブ。そう思っていたところ、最近いろいろといい事例が出てきました。
   
【J2金沢、異例の“アパレルショップ戦略”の意味 クラブへの「入口をどう作るか」】
「J2ツエーゲン金沢はピッチ内だけでなく、ピッチ外も含めたさまざまな施策で話題を集めてきた。そのなかで2月から3月にかけて、市内でアパレルショップを展開。Jリーグクラブとしては異例の“グッズを置かないショップ”はどのような意図で進められ、どのような意味を持っていたのか。事業企画部部長の中山大輔氏に聞いた。
――ツエーゲン金沢では市内に「hummel×WAYZ期間限定コンセプトショップ」を出店していました。期間限定ということですが、どれくらいの期間オープンしていたんですか?
「2月6日から3月7日までの約1カ月間、金沢市内の『片町きらら』というところに出していました」」
「――そんな繁華街に出したアパレルショップですが、少し変わったコンセプトでつくられたんですよね。
「今回はユニフォームやタオルマフラーといった応援するためのグッズをまったく置かず、我々が展開しているWAYZ(ウェイズ)というアパレルブランドと、今年からサプライヤーになっていただいたヒュンメルさん、そしてWAYZとヒュンメルさんがコラボした商品のみを置いたショップでした。(チームカラーである)赤いグッズは一つも置かず、日常で身につけられる商品だけを取り揃えました」
――WAYZとはどんなブランドですか?
「2019年に立ち上げたアパレルブランドです。史上初めてJクラブが独自に立ち上げたアパレルブランドで、自分らしい日常を応援するということをコンセプトとしています。もともとは2019年の夏に3rdユニフォームとコンセプトエンブレムという少しグラフィカルなエンブレムをつくったんですけど、それだけで終わらせるのはもったいないのでアパレルに展開しました。普段からさりげなく365日使っていただけるようなアパレルを作ろうという思いから始まったんです」」
「――ユニフォームなどのグッズを一切置かないショップというのは、クラブの宣伝にならない可能性もありますよね。
「ツエーゲンというクラブを県内のもっとたくさんの人に知っていただくにはどうするか。そのためには入口をどう作るかだと思っています。サッカーに興味のない方にとっては、サッカーのショップだと分かってしまうとどうしても敷居が高くなってしまいます。WAYZを立ち上げたときから、今までサッカーに縁もゆかりもなかった人に手に取ってもらって、結果として『これはツエーゲンが展開しているブランドなんだ』ということで関心を持っていただきたいと考えていました。ショップの立地も含めて、今まで接点がなかった方とコンタクトが取れる場所なので、あまりサッカー色が強いと立ち寄ってもらえないのではないかと思って、あえてそういう形でやってみました」」
「――アパレルの店舗展開第2段などはいかがですか?
「あまり時間をおかずにやりたいんですけど、マンパワーを考えるとオフシーズンじゃないと難しいかなとも思っています。ただありがたいことに、今回の期間限定ショップにはたくさんのお店の関係者も見に来ていただいたようで、いろいろと興味を持っていただいています。それから、自分たちでお店をずっと運営するのは難しいですけど、実際に手に取って見てもらうことの重要性をあらためて感じたので、WAYZを置いてもらえる店舗を真剣に探そうかなと思っています。いまはほとんどがネット販売なので、実際に置いてもらえるショップを探そうかなと」」
引用:Football ZONE web
J2金沢公式HP「WAYZブランドサイト」:http://www.zweigen-kanazawa.jp/event/apparel.html

 早速、WAYZブランドサイトを観に行きました。トップページが出てきて、思わず「おおーっ」と声が出ました。まるでEディーBウアーのようなイメージ。何か買いたくなりました。金沢市民がうらやましい。Jクラブがここまでアパレルに徹するのはなかなかできないと思います。川崎さんが生活グッズを立ち上げたのが最初で、それ以降いくつかのクラブが同じような動きがありましたが、ここまでアパレルメーカー化したのは素晴らしいと思います。そういう金沢さんは地域ともしっかり密着しています。

【J2ツエーゲン金沢と飲食店が互いに応援 プレミアム付き食事券販売などでコラボ】
「サッカーJ2のツエーゲン金沢と地元の飲食店が連動して、互いに応援する取り組みが行われることになった。この取り組みは、新型コロナの影響による外出自粛や入場制限で客足が落ち込んだ飲食店とスタジアム双方を盛り上げようと、キリンビール北陸支社などが企画した。この取り組みに参加する石川県内の飲食店ではツエーゲン金沢のホームゲームの前日と試合当日に従業員がユニフォームを着てチームを応援。
 一方、ツエーゲン金沢は参加する飲食店で使えるプレミアム付き食事券をスタジアムなどで販売することにしている。期間は今シーズン終了の12月までの予定で、キリンビール北陸支社では引き続き参加する飲食店の拡大に協力していくという。」
引用:テレビ金沢
       
 他にもいくつかいい事例がありました。選手有志で「いしかわフードバンク・ネット」へ食料品を寄贈したり、何といっても金沢さんはマスコット力。マスコット総選挙でゲンゾーやゲンゾイヤーが振るわないから、ナンシーという女子キャラで出馬したそうです。「オンナ磨き月間」というキャッチフレーズにもちょっとセンスを感じます。そのマスコット総選挙の結果は38位(ゲンゾー、ゲンゾイヤーともに最高17位)。余り伸びなかったですね。ちなみに地元岡山のファジ丸くんは41位。Jリーグ非公認マスコットらしいので、しょうがないか。
 あと、石川県出身の漫画家・永井豪氏とコラボした「ツエーゲンZ」も面白いです。地元岡山の後輩クラブでこのように元気がいいクラブが出てきてくれるのはうれしいですね。何となく、川崎さんをお手本のように意識しているようにも見えます。いいお手本だと思いますが。
J2金沢関連③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210303
  〃   ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141118
  〃   ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061001
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする