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新型コロナウィルスとの戦いに打ち勝とう66

2021-04-23 00:01:48 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 リスペクトコラムです。
 大阪を中心に感染者の急増は大規模イベントにも最近大きな影響を与えていますね。はっきり吉村知事が「イベントは中止、延期」と口にされて、こりゃ本当にこの週末くらいから都市圏を中心にJの試合が中止になっていくぞと思っていたら、昨日辺りから無観客という流れが出てきました。どのみち、今後しばらく通常開催は難しくなってきたようです。まぁしょうがないところでしょう。東京ではなく大阪がそろそろ2千人を超えようかという状況になってきたので。明らかに第3波とはフェーズが一変したと思っています。感染力と重症率(強毒化)がかなり高いのです。今までのようなものではなく、より強い対策が必要と言われています。
   
【吉村知事 スポーツイベントは「中止、延期か無観客」の考え…緊急宣言中は】
「大阪府の吉村洋文知事は22日、府庁で囲み会見に応じ、国に発令を要請している緊急事態宣言について、「1日も早く」「週末から適用していただきたい」と繰り返し訴えた。
 デパート、テーマパーク、ショッピングモールなど、「人の動きが大きく出る目的となる」大型商業施設、遊興施設などの休業要請を政府に求めているが、あわせて、イベントの自粛も求めている。
 この日、あらためて、記者からスポーツイベントについて質問されると、「中止、または延期、もしくは無観客(という考え)。人が大きく集まってくる場は、緊急事態宣言中は避けるべきだ、と僕は思っています」と述べた。
 ただし、政府が受け入れなかった場合は、「支援策、府の財政で独自に(休業要請に伴う補償)できることは極めて限られてきます。財源あれば、やりたいが、(財源が)ないわけですので(考えていない)。そこはできるだけ、(緊急事態宣言の)基本的対処方針で(盛り込むよう、政府に)お願いしています」と話した」
引用:デイリースポーツ

 どのみち、地元行政の指示には逆らえないので、正式に無観客での開催の指示が来ていたら従わざるを得ないでしょう。無観客というキーワードが出てきたので、まだ試合が継続できていいじゃないですか。まぁ、無観客にするにしても個人的には早い方がいいと思います。当ブログではかなり前から言っていますが、無観客と50%5千人1席空けとの間に3席空けがあるので、まず社会的距離を空けて欲しいと思っています。5千人超えについては、ルヴァン杯決勝のように、「発売済みだから」という言い分でのスルーはもうして欲しくないですね。
 昨季の途中からシーズンが中断、夏頃からまずは無観客で再開、その後に3席空けで有観客を再開、その後50%の5千人上限、そして現在の50%のみの制限とやってきました。変異ウィルスではなく、昨年からの既存ウィルスだったら、ここまで規制が強くならなかったのかもしれませんが、その予想以上に変異ウィルスの猛威がすごかったという事です。個人的にはまん延防止措置ではなく、すぐに緊急事態宣言に行くべきだったと思っています。
   
【プロ野球は「制限5000人」のはずが東京ドームは1万人超 コロナ感染リスクは本当に低いのか?】
〔「適用決定前に発売済みだった分のチケットは有効」というルールが〕
「新型コロナウイルスの緊急事態宣言に準じた対策ができる「まん延防止等重点措置」。その適用地域が広がりをみせる中、本来は入場者数が5000人に制限されているはずのプロ野球の公式戦で、制限を大幅に上回る観客が球場に足を運び続けている。同措置を巡り、「適用決定前に発売済みだった分のチケットは有効」という偏屈な理由で5000人ルールが無視され、国や自治体が黙認しているのが原因のようだ。しかし、飲食店は営業時間が20時までに短縮され、旅行業界も適用地域への旅行のキャンセルが相次ぐなど他業界は同措置の適用で苦境を強いられている。それなのに、プロ野球だけ特別扱いが許されていいのだろうか。」
〔破られる制限〕
「同措置の適用地域において、大規模イベントの入場者数の制限5000人というのは、政府が新型コロナ感染拡大防止の観点から、専門家の意見を踏まえて設定している数字である。当然、主催者はその制限を守らなければならない。プロ野球では、各試合の主催球団が、既に販売したチケットの払い戻しなどを行い、入場観客数が5000人以内になるよう調整すれば済む話で、物理的にも可能なはずだ。にもかかわらず、各試合の主催球団は「既に発売済みのチケットは有効」という何とも身勝手な理由で5000人を超える客を入れ続けている。国や自治体も実質的にそれを放置してしまっている格好だ。」
〔都道府県またぐ移動も助長〕
「球界でこうした緩い意識がまかり通っている背景には、「球場での観戦が原因でコロナに感染したという事例が確認されていない」という昨年の“実績”がある。「大声での声援を禁じ、マスク着用を徹底している球場での野球観戦は、コロナ感染リスクが低い」という考え方が浸透しているのは間違いない。
 だが、ある球界関係者はこう疑問を呈する。「そもそも、球場で観戦した客がコロナに感染したとしても、前後に飲食店に行ったり電車に乗ったりしており、感染原因が『球場での観戦』と断定するのは難しい。さらに、ファン心理からすれば、応援する球団に迷惑をかけたくないという思いから球団に正直に連絡していないだけなのではないか」
 確かに、昨年の全公式戦の入場者数は延べ約480万人にも上っていることからすれば、本当に球場でのコロナ感染者が一人もいないのか、にわかには信じがたい。むろん、球場での観戦のために大勢の人が移動することは避けられない。移動が頻繁であれば人同士の接触機会も増えるわけで、「プロ野球観戦はコロナ感染リスクが低い」というのは、いささか都合が良い解釈だとツッコまれる余地がある。」
引用:デイリー新潮

 出てきましたね、プロスポーツだけ特別扱い論。これも当ブログでは疑問を呈してきました。いくらクラスターが発生していなくても、「サイレント・アシスト疑惑」論を口にしていました。仮に観客全員にPCR検査をやっていたら、また違った結果が出ていたのではないかと。陽性者も「無症状」という現象があるので。陽性になった選手の動向をチェックしてみると、毎日検温する体温で37度以上はめったに出てきていない様子。ずっと36度台ばかりの印象。でもゲートに置かれた温度制限は37.5度以上。そう見ると、無症状の感染者がゲートを通過しているのが確実に0人とは言えないでしょう。
 上のコラムでも「球場での感染との断定は難しい」と言っていますね。ファン心理から球団に正直に連絡していないだけではないのかという部分も、よくぞ直球で言い切ってくれたなと思いました。確かに足を運んでいるのはスタジアムだけではなく、その前後もあるし、電車も車も乗っている。そういう行動で「スタジアムで観戦した」と言い切る事が難しいのは確か。
 吉村知事は「今回の決定の主旨は人流抑制。そのときに大規模なスポーツイベントはそれにあてはまってくるので抑制していくべき」と口にされています。去年から今年に入るまで、二度目の緊急事態宣言時でも大規模イベントの規制は緩目の印象で、個人的にそんなに緩くて大丈夫?と思っていました。今回、大阪を中心にはっきりしてくれて良かったと思います。Jリーグサポとしては残念ですが、一国民としてはやっとやってくれたかという気持ちですね。

 今までの大規模イベントの鈍い動きの中には、東京五輪への影響も大きかったようですね。特にNPBが強く五輪運営を意識していたという報道を観ました。プロスポーツ界は「政府の指導を受けながら」という言い方をしながら、感染対策を行ってきました。最初は単独スポーツでの対応でしたが、いつしか2大スポーツ合同で足並みを揃えるようになってきました。個人的な印象ではJリーグよりもNPBの方が緩くしたい姿勢を感じます。Jリーグ側もできる事ならNPBの顔色を見ずに自分で考えて自分で行動して欲しいところですね。

 そして明日4都府県に三度目の緊急事態宣言の発令が決まります。さっき報ステで宣言地域は「イベントは原則無観客」と言っていましたね。さて、明後日からの週末の試合はどういう事になるのか。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
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