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日本代表のこと・・・301

2015-07-07 00:03:40 | サッカー(日本代表、W杯等)

 留守録生観戦レポです。
 ついにやってきましたファイナル。カナダ女子W杯決勝戦です。何とか情報遮断を貫いて、何とか結果が何もわからない状態で、映像再生です。先発が発表されています。決勝トーナメントの不動のメンバーです。大会前のオッズで優勝する可能性が9%と酷評された日本がここまでやってきました。イギリスのブックメーカーざまあみろと。と言いながら、当ブログでも以前の記事で高齢化したチームに対して、ネガティブな書き方をしましたが、そういうものをすべて超越してしまいましたね。今日も留守録ですが、一緒に戦いたいと思います。
   
 今日の相手は強いです。胸のエンブレムもこの地に立ってこそです。今日の9割はアメリカのファンでどアウェー状態ですが、大丈夫でしょう。4年前もドイツW杯でドイツを破っていますから。アメリカはFIFAランク2位。W杯優勝2回('91、'99)、五輪優勝4回('96、'04、'08、'12)という成績。昨日夜に観た宮間主将のインタビューが良かったです。W杯優勝してこそ、女子サッカーの普及というスタートラインに立てるというもの。日本女子サッカー界を背負った偉大なるキャプテンです。安藤さんもベンチに入ったそうです。キックオフです。

 立ち上がり。長いボールの日本に対して、アメリカはつないできています。早いアメリカのパス回しですが、日本は2人がかりで守ります。前半3分、最初のセットプレーCKから、グラウンダーでロイドにやられました。日本痛恨の失点・・・0-1。なかなかアメリカのスピードについていけていません。と書いていたら、前半5分にまたしてもFKで、グラウンダーでロイドにやられました。日本痛恨の失点・・・0-2。でも、4年前も2度リードされ、2度追いついて、PK戦で勝っています。ロンドン五輪でも2点リードされて1点返しています。また、アメリカはあとで疲れてくるかもしれませんので、まだわかりません。
 ただ、アメリカは守りも堅固です。今までで1失点しかしていません。前半14分、岩清水の弱いクリアから、決められる。日本痛恨の失点・・・0-3。そう書いていたら、前半16分に前に出てきた海堀の頭上にロングシュートを決められてまた失点。まさかの展開。日本痛恨の失点・・・0-4。
      
 人数は足りているが、アメリカに一歩先にやられています。しかし、アメリカはやはり今までのチームとは全然違いますね。体格に加えて、早い動き、そして足元の上手さ、プレスの強さです。日本は少しフォーメーションを変えてきました。鮫島を少し上げて、宮間主将はボランチとして下がりました。
 何か男子A代表の日本対ブラジル戦のようなイメージです。まあ、思ったよりはまだ時間はありますよ。ちょっとアメリカは、プレスが弱くなってきました。前半27分、右に振って、真ん中に来たボールを大儀見がキープして叩き込みました。日本ゴォール!!! 大儀見ゴール!★ 1-4。これでアメリカの無失点記録が吹き飛びました。日本の勢いが出てきました。ここで、岩清水に替わって、澤さん登場。ついに大御所登場です。戦況は予想と違いましたが、やはり澤さんが出てきました。岩清水泣いています。泣くことはないです。よくやりましたよ。この形は今まで観た事の無い形で、佐々木監督はギャンブルを仕掛けてきました。
 日本は互角に戦えるようになってきました。早くも前半2枚目のカードを切ってきます。川澄ちゃんに替わって菅澤投入。今までにない動きです。3回目のフォーメーション変更です。ロイド侮れません。日本が時々パスミス。ちょっとアメリカが疲れてきたか、反撃チャンスを狙っているのか。ここで前半終了。
   
 さあ、まだあきらめてはいけません。次の1点です。後半スタート。日本はロイドの位置をどうしても見失っています。一歩下がった位置から出てきたりといろいろやってきます。後半7分、宮間主将からの長いプレースキックから。アメリカのオウンゴールです。日本ゴォール!!! 相手オウンゴール!★ 2-4。面白くなってきました。もう1点返したら本当にわかりません。今までの試合でたった1失点だったアメリカが2失点目と、してやったりです。
 とここまでは良かったが、後半9分にCKからまたやられました。日本痛恨の失点・・・0-5。どうしてもフリーにさせてしまう選手が出てきます。決勝戦でありながら大味であり、大荒れの試合になってしまいました。ここで最後のカード、大野に替わって岩淵真菜ちゃん投入。
 やはり、ゴール前でロイドがフリーになります。今日はずっとこうです。岩淵のドリブルも大きくなると、相手に奪取されてしまいます。それほど多くないですが、日本のシュートはしっかり枠を捉えています。
    この時間になって、いい攻撃ができるようになってきました。ここで3バックに変更ですが、監督の声が選手に届かずに、4バックのまま。選手が直接聞きに行きました。ここでも見せました、なでしこトレイン。今のフォーメーションはいわばギャンブルといったシステムです。やはり澤さん効いていますね。おっと、ここで澤さんの盟友、ワンバック登場。澤対ワンバック。ここで4年前の演出になってしまいました。宮間主将のCK、やはり澤を狙う。
 ここにきて日本選手にイエローが続きます。それだけアグレッシブに当たっていっているのか。アメリカは何と40歳の選手が交替してきました。レジェンドの記念出場かい。5回目のW杯って・・・ アメリカは5バックになりました。
 鮫島の足がつっています。まさに死闘です。アメリカはワンバックに点を取らせようとしています。なめられてはいけません。ここでホイッスル。お疲れ様でした。栄えある準優勝です。胸を張って日本に帰りましょう。
   
 表彰式。まずは選手表彰。今回、宮間主将と有吉がMVP8人の中にノミネートされ、優勝したらゴールドシューズを受賞できたはずなのに、準優勝という事で、宮間主将がブロンズシューズ?を受賞です。MVP(ゴールドシューズ)はロイド選手。日本が壇上に上がり、シルバーメダルを首にかけてもらいました。優勝したアメリカの表彰シーンを日本の面々が観て拍手を送っています。試合後インタビューですが、やりきった笑顔の佐々木監督に比べて、選手はみんな泣き顔です。澤さんはこれで代表見納めになるのかな。いつか、なでしこの監督として、アメリカをやっつけて欲しいです。

 宮間主将が「日本の女子サッカーはブームではなく文化になって欲しい」という名言を口にしていました
。他の選手も女子サッカーを心配する声がありましたが、3大会連続ファイナル、今大会準優勝、世界で2位というのは立派な成績だと思います。アメリカは日本の戦い方を完璧に分析していましたね。当ブログでは、なでしこの高年齢化を指摘していましたが、実はアメリカは平均29.5歳という最年長チームでした。結局のところ、ファイナルに出るレベルになると、そこまでは影響がないのかもしれません。
   
 先ほど報ステのスポーツコーナーでW杯の結果とともに「宮間のキャプテンシー」として、宮間主将が、控え組とレギュラー組のパイプ役になって、キャプテンシーを発揮していたと紹介されていました。控え組の水ボトルに1人1人マジックでメッセージを書き込んで、一体感を持たしていたとか。いい話ですね。たぶん、ベルでも似たような事があるんじゃないかな。
 すぐに次の大会は来ます。男子と違って、女子はW杯の翌年がオリンピックです。今度はリオ五輪、宮間主将で金メダルを目指しましょう。と、ここで個人的に危惧しているのが、湯郷の2戦士。何と、チームに帰ったら種田監督がいません。何とも言えない展開でいきなり正念場ですね。宮間主将も福ちゃんも今度は岡山の女子サッカーのためにも頑張って欲しいと思います。夢をありがとう。

コメント
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