J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

桜咲き誇るセレッソ大阪8

2013-08-17 00:21:07 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 昨日、J1湘南のアカデミー向けスポンサー制度を紹介しましたが、元々はこちらJ1・C大阪が元祖だと思います。THE PAGEに「なぜセレッソ大阪から日本代表が大量に輩出されるのか?」というタイトルで読み応えのある記事が出ていました。ここにわかりやすく、C大阪の事例が網羅されていました。以下、抜粋して紹介。
    
 先の東アジア杯では柿谷、山口、扇原の3人がA代表デビュー。ザックジャパンの海外組の常連、香川、清武、乾の3人もセレッソ出身で、ロンドン五輪でも、杉本が選ばれている。代表選手の大量輩出の流れのターニングポイントは2007年で、当時J2だったセレッソが「育成型クラブ」への転換を宣言したことにあるとされています。
「関西に4つのJクラブがあり、特色を出さなければ絶対に勝てない中で、資金力のないセレッソとしては選手を育てて代表に送り出し、いつかは(他のクラブへ)売り出す。育成組織出身でも移籍した選手でも、セレッソの入れて代表選手に育てるというプロジェクトを今も継続。
 2007年就任のクルピ監督は、若手選手の潜在能力を次々と引き出す育成方針とともに、ユース以下の育成組織の強化も実施。関西のライバル、G大阪の育成組織に追いつけ、追い越せを合言葉として2007年に設立されたのが、独自の育成サポートシステムである「ハナサカクラブ」。
 サポーターから募った一口3,000円の出資の全額を育成組織の費用補助に充てる基金で、初年度の150万円が2012年度では1400万円を超える規模にまで規模が拡大。C大阪は特に海外遠征と食育に注力。十代から海外のサッカーを肌で感じさせることで目標を高く設定させ、管理栄養士によるバランスの取れた食事を提供していくことで体作りもサポート。

 特に海外遠征を重要視し、初年度のU‐12フランス遠征を皮切りに、ユース以下のすべてのカテゴリーで毎年実施。費用は、すべて「ハナサカクラブ」への出資金を活用。セレッソの育成組織の特徴は、海外遠征を含めて徹底した実戦主義の中で選手の心技体を磨いていくこと。セレッソカップをはじめとする自主開催大会を、練習拠点の舞洲グラウンドなどで数多く開催するのもその一環で、国内の各種大会への遠征も積極的。
 また、「ハナサカクラブ」での出資金をもとに、J‐GREEN堺に同時間帯で複数のグラウンドを確保し、練習後に勉強に打ち込む時間を含めて、成長年代には欠かせない規則正しい生活を実現。
 2010年に香川のドイツへ移籍し、大活躍した事が大きなエポックになり、C大阪を経由すればヨーロッパにいけるという気運が高まり、乾、清武と海外移籍が続いた。それらの海外移籍が後に続く選手たちの目標になり、主力の移籍に伴う移籍金を次世代の選手たちへ再投資していくことは育成型クラブの宿命であり、プロジェクト当初の目標になっていたとか。

 実際、今シーズンからトップチームに昇格し、年代別の日本代表にも選出されている18歳のFW南野拓実がレギュラーを獲得し、眩い輝きを放ちつつある。セレッソの育成組織で育った選手がJリーグ、日本代表、そして世界へ活躍の場を移していくことを喜びとして共有できれば。これがセレッソの描く未来像でもある。梶野部長が続ける。
 育成組織の方針はトップチームと同じで、攻めるサッカーの特化。今後は守備の選手をどう育てるかが課題。クラブは17年後の2030年をめどに、トップチームの日本人選手を全員育成組織出身にするという壮大なプランを計画。現在は先発した11人のうち5人がすでにユース出身という状況。

 という感じでした。確かに、最近は日本代表に出てくるのがセレッソさんが多いと思います。こういうセレッソさんの取り組みを今後、育成クラブを目指すところが真似をしていくのではないでしょうか。ただ、同じ「育成クラブ」を口にしているところでも、収入を一つにしか見られない短期的視野のところは、正直やってみるだけでセレッソさんのようにはなれないのかもしれません。あっ、これはどのカテゴリのどこという訳でなく、あくまで一般論ですので。優れたアカデミー組織といえば、J1・G大阪や広島の他にJ1柏がありますね。そのうちにC大阪がJ1を制覇する日が来るのが近いのかもしれません。頑張って下さい。また、長居に行きたいな。
THE PAGE該当ページ:http://thepage.jp/detail/20130812-00010004-wordleafs
J1・C大阪公式HP該当ページ:http://www.cerezo-sportsclub.or.jp/hanasaka/
J1・C大阪「ハナサカクラブ」関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090406
C大阪関連⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130122  
 〃     ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121102
 〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110226
 〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100929

 〃     ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091108
 〃     ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090406
 〃     ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081006

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする