頑張れ！商店街２６

　事例紹介コラムです。
　先日、岡山を驚かせてくれたガンバの皆さんですが、地元ではしっかり地域貢献活動をされているようです。そこにはとても「選手はサッカーしかやらせない」という価値観はないようです。「ガンバ勝ったＤＡＹ」商店街訪問と、「ホームタウンふれあい活動」の２つの事例を紹介します。

　まずは、「ガンバ勝ったＤＡＹ」商店街訪問。岡山での試合があった翌日の５日（月）に、藤ヶ谷、今野、加地、西野の４選手が商店街をあげてチームを応援している「ホームタウン」茨木阪急本通商店街を訪問し、商店の訪問とスタジアム建設募金活動を実施。ホーム、アウェイに関わらず、チームが勝った試合の翌日に各商店にてサービスが受けられる「ガンバ勝ったＤＡＹ」を開催しており、約300名の来訪者が募金に協力したとか。途中からは加地、西野の２選手が商店を巡回訪問。それぞれの商店自慢の品を試食・試飲し、店主や来店客とふれあったとか。
　今回集めた133,836円の募金及び茨木阪急本通商店街振興組合としての50,000円の募金を受領。クラブでは「これからもホームタウンの皆さまとふれあい、地元からクラブを盛り上げていただける活動を、後援会、地元地域の団体とともに取り組んでまいります」とコメントされています。
　
　「ガンバ勝ったＤＡＹ」とは阪急本通商店街でのチーム応援企画で、チーム勝利試合の翌日（日曜日の場合は月曜日に実施）に各店舗でサービスが受けられるというサービス。アーケード内では応援歌「奇蹟の絆」が流れて賑やかに、チーム一色になるそうです。また、６月17日（月）には高槻市富田商店街にて、富田商業共同組合の協力のもと、なでしこリーグ・スペランツァＦＣ大阪高槻と合同で両チームの「小旗」を掲出活動を実施されています。
Ｊ２・Ｇ大阪公式ＨＰ該当ページ：http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=5104

　　　
　次に「ホームタウンふれあい活動」です。５月13日（月）に、23回目を数える「ホームタウンふれあい活動」を実施。茨木市・箕面市・摂津市立小学校31校に選手、チーム・アカデミースタッフが11グループに分かれて訪問。
　「ホームタウンふれあい活動」とは地域社会の子どもたちの健全育成を目的に、各市教育委員会や小学校の協力のもとに実施している活動。45分の授業時間にアカデミーコーチの進行のもと選手によるデモンストレーションや児童とのミニゲームを行う内容。Ｇ大阪では2003年より継続的に実施している地域貢献活動です。　
　今回、遠藤選手も３年ぶりに参加し、茨木市内の小学校を訪問。リフティングやボール回し、ミニゲームの他に給食への同席もあったとか。今回の学校訪問は教育委員会、小学校の他に、ガンバ大阪茨木後援会の協力もあったとか。クラブでは「これからもホームタウンふれあい活動など、青少年健全育成事業を実施してまいります」とコメント。
Ｊ２・Ｇ大阪公式ＨＰ該当ページ：http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=4847

　この他、「読書でガンバ！」という活動もあったそうです。最近は、図書館海援隊等の活動もあり、地元図書館とのコラボは珍しくなく、図書館に選手の好きな書籍などを展示するという事は、各地のＪクラブで見られるようになってきました。ただ、ガンバさんは違います。吹田市立図書館主催のこの企画は、中高生が選手が読んだ本についてインタビューし、その後レポートを作成するというもの。参加したのも二川、岡崎、宇佐美の３選手とカンスタで活躍したトップ選手ばかり。

　いいですね、ガンバさん。カンスタで活躍した遠藤選手も宇佐美選手も、子ども達からパワーをもらい、加地選手も商店街からパワーをもらっていきいきした表情です。サッカーの練習だけでは決してできないものでしょう。商店街・商店は支援の第４の極という認識をクラブとしてちゃんとわかっているのでしょう。こちらのクラブも、「サポーティングショップ」という協賛店制度を実施されています。しかし、いい制度なのに、されないところはなぜなのかと、個人的に時々思います。
Ｊ２・Ｇ大阪公式ＨＰ該当ページ：http://www.gamba-osaka.net/news/news_detail.php?id=5112
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