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Jリーグの話題32 【J特】

2013-02-04 00:02:12 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 昨日、「FOOT×BRAIN」を観ていたら、なかなか面白いテーマだったので、このブログで紹介する事にしました。テーマは「J2での戦いが日本サッカーを強くする!?」で、「J2を制したチームが活躍するのはナゼ?」「J2で開花した選手が活躍するのはナゼ?」という興味津々の話題です。ゲスト出演者は昨年J2優勝の甲府の城福監督と、2位の湘南の監督。
   
 まずは「J2を制したチームが活躍するのはナゼ?」ですが、J2はチーム数が22で、試合数が42とハード。甲府は24戦無敗という記録を打ち立てました。「チームの作り方」ですが、どちらのチームも今いる選手の最大値を引き出し、成長させる事に重きを置いて毎日を過ごすか。どうやったら最大値を出せるのか、どういうメンバーでどういうトレーニングをして、どういうシステムをやれば最大値を出せるのかを常に模索していたという事です。
 J2はJ1とほとんど差がない。J2覇者の台頭として、世界的に見てこれほど1部と2部の力が拮抗しているリーグは他に例を見ない。去年の天皇杯決勝はFC東京と京都でJ2同士の決勝は史上初があり、最近の4年間のJ2優勝クラブとその後の主な成績は以下のとおり。
2008年: 広島 / J1優勝(2012)
2009年: 仙台 / J1 2位(2012)
2010年:  柏  / J1優勝(2011)、天皇杯優勝(第92回)
2011年: FC東京 / 天皇杯優勝(第91回)

「J1とJ2の戦力の違い」
 5回チャンスがあって、5回ピンチがあれば、J2は1-1になるが、J1は3-3になる。それくらい得点の決定率が違う。中盤の作りなどそれほど違いはないが、ゴール前でのチャンスにおける決定率の差があると思われる。J2では決定力で勝敗が分かれ、点取り屋の存在が大きい。過去昇格を決めたチームには必ず点取り屋の存在があった。
2009年: 香川真司(日本代表) / C大阪(J2)で得点王(27得点)
2007年: フッキ(ブラジル代表) / 東京V(J2)で得点王(37得点)
2012年: ダヴィ / 甲府(J2)で得点王(32得点)

「J2で成長した選手」
パク・チソン: '00~02年 京都(J2・J1) → PSV → マンU
乾 貴士: '08~11年 C大阪(J2・J1) → ボーフム → フランクフルト 
ハーフナー・マイク: '08年 福岡(J2) → 横浜FM → 鳥栖 → 甲府 → フィテッセ

「J2で得られる経験」
・残り5分の段階でも勝敗の行方がわからない。接戦に勝つメンタルが養われた。
・全42試合の長丁場の中、地方都市のクラブが多いため、長距離移動(バス中心)に屈しないコンディション調整

 これらの内容を観ると、J2でも優勝したチームが確実に力を付けている事がよくわかります。2位以下はそれほど出てきません。J2は優勝しないといけないのです。また、J2からJ1へ昇格する場合は得点王の存在が必要である事がわかります。まあ、この部分は2010年の柏には当てはまりませんが、一昨年J1に昇格した鳥栖さんが、去年のJ1で5位につけました。そういえば、去年のJ2岡山にも川又という点取り屋の存在が光っていましたね。得点王を擁してJ2を優勝すれば、J1でも上位に食い込める力を得る事になりますね。去年優勝した甲府さんは、今シーズンJ1でどんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。
 そして、来週はあの傍士理事がゲスト出演します。「サッカー専用スタジアム」のテーマだそうです。当ブログのお師匠さん。絶対観るし、絶対そのまま記事にします。読者の皆さん、ぜひご覧下さい。
 あと、昨日の訪問者はちょっと多かったですね。やはり読者の皆さんは、楽しみしているのでしょう。

コメント
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