J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

選手・現場の声30 【J特】

2013-02-09 00:02:50 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 当ブログの毎晩の日課が、某黄色いチームの広報日記を読む事です。ほぼ毎日更新されるクラブ広報のブログレポですが、かなりレベルが高く、本当に面白い。こちらの広報こそ本当のJクラブ広報だと思っています。携帯サイトでは写真付きのミニレポを1日当たり3件、これも毎日発信しています。いい広報さんです。
 そんな黄色い「広報日記」ですが、昨日の記事におおっと思いました。合宿の中でAED講習をしてるのです。以下、抜粋して紹介。
   
 練習を終えた夕食後、外国籍選手も含めて、全選手が参加しての「心肺蘇生法、AED講習会」を実施。和田トレーナーがこれまで在籍してきたクラブでも実施していたとか。
【主な流れ(少し簡略)】
①意識を確認する
②周りの人を呼ぶ(できるだけ多くの助けを借りる)
③かけつけた人に、救急車手配と、AED手配をはっきりと頼む
④呼吸していないようだったら、心臓マッサージ。両手を合わせ、左胸ではなく、胸の中央当たりに親指の付け根部分を当てる
⑤ヒジをのばし、体重を乗せるようにして、成人なら5cmほど押しこむ。1分で100回のペース。
⑥介助の人と交代してマッサージを続ける(一人で続けるのは体力的にも苦しいので)
⑦AEDが届いたら、機械の音声指示に従って、電気ショックを与える。
※人工呼吸はマッサージ30回したら、2回ふきこむ(人口呼吸)のが一般的ですが、あまり経験のない方でしたらマッサージを続けるだけでも良いとの事。
公益財団法人 日本心臓財団公式HP該当ページ:http://www.jhf.or.jp/aed/

 柏市での統計では、救急車が到着するまで、電話から7~8分かかるとか。心臓が止まって、それぐらいの時間が経つと、蘇生の確率は限りなくゼロとなってしまいます。
 2011年、松田選手が練習中に絶命するという大変悲しい事故があり、彼を知る元チームメイトもJ1柏に在籍しているとか。決して他人事ではなく、仲間だけでなく、家族や友人、そして通りすがりの見ず知らずの人の、大切な命を救うことができるかもしれないす。それは選手たちだけでなく、一般の人にも同じことが言えると締めくくっています。

 いいブログ記事でした。メッセージ性のある心の温まる記事。こちらの広報日記を読んでいると、しばしばそういう何か思いにふけってしまう記事に出会います。J1川崎のフロンターレ日記もそうですが、レベルの高い記事ほど毎日更新に近いと思います。1ケ月に2~3回の頻度、仕事の義務で書いているんだろなと、書いている人の気持ちが伝わってくるものも中にはありますね。
 また、選手が講習を受けるという事は、選手の社会経験(学校訪問や、地域イベント参加、商店街巡回等)という意味でも大きいと思います。サッカーしかやらせてもらえない「サッカーマシン」状態とは大きく違うでしょう。

 AEDといえば、つい先日我々OSS委員会でも実施して、親近感が持てます。レポの内容を読んでも、ほぼ同じに感じました。選手がこういう講習を受けたというのは、確かJ1川崎がそうでした。当ブログで思う事は、まずはフロント。スポーツ興業に携わる人として役員、社員が全員毎年受講するのが理想だと思います。その次にボランティアや選手・スタッフなどが出てくると思います。消防署の方は、いつまでも自分たちが教えるのではなく、教え手を作って、その人に教えて欲しいと思っています。実際に、先日の講習でも「ぜひ、数を経験して、今度はあなた達が教えて欲しい」と言われました。まずは講習をできたら毎年開催する事。フロントが早く完璧にマスターして、ボランティア等に講習できるようになったら完璧ですね。理想と現実は違うでしょうが、もう二度と松田選手のような悲劇を生まないためにもお願いしたいものです。
広報日記該当ページ:http://blog.reysol.co.jp/koho/6_13.php

 黄色いチームといえば、もう2週間でゼロックススーパーカップです。そうです、1週間早い2013年シーズンの開幕です。早いですね。黄色いチームは日本一オフシーズンが短いチームですが、やってもらいましょう。あと、先日の(一般参加もある)新体制発表会ですが、議事録出ました。やはり、情報公開度の面で違いを感じますね。

コメント
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