kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

気がつけば・・・

2013-06-30 | 出来事
おばあちゃんが居なくなったことはとても悲しいく、寂しい気持ちです。

でも、お葬式で「楽しかった」というのは不謹慎かもしれませんが、

本当にお別れをしたいという親類縁者に見守られ、見送られ

最高のお葬式におばあちゃん自身も楽しんだお葬式だったとおもいます。


そして何よりおばあちゃんが居なければ会うことが出来なかった

従弟や再従兄弟、老若男女入り乱れての儀式は、賑やかで和んでいました。


一般的な専門業者のお手伝いはお返し物やお弁当などの手配位で、

何事も身内で進めるという方式をとった葬儀だったので

色んな意味で大変でありましたが、

これもおばあちゃんが私たちに残した最後の経験として

いつになく粉骨砕身。。。

また、普段疎遠な従弟たちと密な関係を築くこともでき、

おばあちゃんは命をかけて次への命を繋ぐ役目を全うしたようにおもいます。


寺の一人娘で「姫ちゃん」と呼ばれたおばあちゃんは、

保育園を立ち上げ今日まで多くの命を育んできました。

そして子ども6人、孫11人、ひ孫14人の元として、

18年前に先立ったおじいちゃんと共に寺を護ってきました。



間もなく102歳。

お母さんのお腹の中に居た時約1年。

103歳の寿命を全うしたその顔は高貴に満ち、

今にも話しだしそうな、寝ているように穏やかな顔でしたね。


私は通夜・葬儀ともに司会進行役、また初孫で最年長の立場もあり、

現場監督としておばあちゃんへの恩返しが出来た2日間でした。

一緒にいったかおるは初ひ孫になり、

当然ゆっくり座ってお焼香なんてしてられません。

式が始まり終わるまでの間にお寺さんへ出したお茶の片付け、

準備、その間に受付など・・・

裏方責任者として頑張りました。


他にも全員で食事会場設定や準備、接待。。。

本当に手作り感満載の葬儀にきっと皆が満足だったとおもいます。


とにかく準備や進行に追われ、出棺の後も代表で家に残り

骨上げもいけなかったので、

準備していった黒のバッグも靴も使うことなく、

一歩も外に出ない3日間を過ごし、無事、帰宅しました。


動いていた時は大丈夫でしたが、立ち止まって横になると、

さすがに体があちこちボイコットを始め、

昨日は午前中の法事の後は休業。


今日勤めるはずだった法事は無くなったので、

今日一日はのんびりさせてもらいます。