kasaruの今日も有り難う

僧侶歴46年。講演依頼受付中
サルコイドーシス・バセドウ病の旦那
岡山へ就職長男23歳
アペール症候群次男19歳

虫の知らせ。。。

2013-06-23 | Weblog
抜けるような青空です。

梅雨の合間の晴れ空。。。

道迷うことなく 月からの使者はおばあちゃんを迎えにきました。

朝、7時過ぎに父親と話をしただけで

先ほどブログを書いていた時はまだ向こうの動きはわからなかった私。



奇しくも9:10と書いたその瞬間

息を引き取ったとの連絡。


どこの虫が知らせるのか不思議ですが、

虫の知らせとしか言いようのない瞬間を

離れた場所で感じていたのかもしれません。


スーパームーンの予感。

色んなところで変動が起こることを言い放っている人たちがいますが、

私にとってのスーパームーンの出来事は、

人生にとってこの上ない大きな出来事です。


親戚がお寺関係が多く、また保育園の関係上

お別れの通夜・葬儀は週末になりそうです。

おじいちゃんの時は自坊での葬儀で参列できなかった父親、

今回は何としても最後まで居させてあげたいな~


そうなると日程が週末になれば

自坊での法事を私が請け負うことになるので、

私は通夜・葬儀には出られません。

ちょっぴり悲しいです。

でも、それも御供養。

親の死に目に会えない人たちもたくさんいる世の中で、

普段から「有り難う」と言える自分を育ててくれた人たちへの

鶴の恩返し???え?サギ??まぁ まぁ まぁ

です。



かおるもさとるも学校の事情ににより、

また、まっちゃんは寺の事務方として、

日程が何時になっても通夜・葬儀には出席できないので、

何とかやりくりをして今晩(夜中過ぎ)に出て

とにかく顔を見に行きたいとおもいます。


昨日のうちに車の洗車済み、ガソリン満タン。。。

準備はOKです。




スーパームーン

2013-06-23 | 考える事
6月23日 満月

スーパームーン おばあちゃん月へ還る。。。

75歳の息子は101歳の母の傍らで、

今までの感謝の気持ちを伝えていることでしょう。



私は外孫ですが初孫として生まれました。

今でこそ交通の便が良くなったので、

行き来も昔ほど苦になりませんが、

時々しか会えない祖父母の顔をいま 

懐かしく思い出しています。


ひと言で101歳(7月7日で102歳)といっても

寺の一人娘で寺の傍ら保育園を始めた祖母にとって

戦前・戦中・戦後の荒波の中6人の子ども、

疎開してきた都会の子

園児、檀家さんと・・・多くの人の輪の中心で居続ける事は

並大抵ではなかったとおもいます。

決して大きな体ではなく、

ともすれば人ごみに紛れ見えなくなってしまう小さな体で、

多くの命を支え、自らの命を支え、

生きること、老いること、そして人生の最後を迎えること

先人として付けた足跡は偉大であったと

一人の人間として誇りにおもいます。


父は母親が大好きです。

父親のことももちろんですが、

やはりいつの時も母親の存在は特別で、

苦労して動く背中を見ながら育った少年の思いは、

幾つになっても変わることの無い素敵な財産なのだとおもいます。


今 まさにこの世との別れを命がけでしている瞬間

現在 9:10

昨日 向かった両親は

今兄弟と一緒に最後の時を過ごしていいます。

明日、明後日の命ではなく時間単位で推量られる現実

普段からお念仏をいただき別れはわかっていても

やはり最後の瞬間側に居られることに感謝していました。


私も直ぐにでも飛んでいきたい衝にかられていますが、

家庭の事情もあり今のところこちらで動向を見守っています。

「有り難う」このことばしか見つかりませんが、

命と向き合う時間を与えてくれたことに改めて

人の役目を見いだした そんなおもいです。


既に十数年前に旅立った夫(おじいちゃん)

せっかちだったので心配ですが、

寄り道せず 迷わず迎えにきてね。