昨年12月に刊行された、レイモンド・チャンドラー「大いなる眠り」(早川書房)を入手した。
探偵フィリップ・マーローが初めて登場した、シリーズ第1作。
以前読んだ創元推理文庫は双葉十三郎さんの訳だったが、これは「さよなら、愛しい人」、「ロング・グッドバイ」、「リトル・シスター」などに続く、村上春樹さんの翻訳だ。
「十月の半ば、午前十一時頃のことだ」という、素っ気ない一文で始まるこの長編を、普段のスピードではなく(笑)、できればゆっくりと読みたいと思います。
今週の「読んで、書評を書いた本」は、以下の通りです。
松村美香
『利権鉱脈 小説ODA』 角川書店
関川夏央
『やむを得ず早起き』 小学館
津田大介
『ウエブで政治を動かす!』 朝日新書
藤本健二
『引き裂かれた約束』 講談社
宮崎学・小林健治
『橋下徹現象と差別』 にんげん出版
* 上記の本の書評は、
発売中の『週刊新潮』(1月24日号)
Bookworm欄に掲載されています。
