今週、「読んで(書評を)書いた」のは、以下の本です。
ちょっと多めです(笑)。
島森路子
『ことばを尋ねて~島森路子インタビュー集①』 天野祐吉作業室
赤城 毅
『氷海のウラヌス』 祥伝社
由井りょう子
『黄色い虫~船村馨と妻・春子の生涯』 小学館
魚住 昭
『冤罪法廷』 講談社
久住昌之
『孤独の中華そば「江ぐち」』 牧野出版
井上篤夫
『事を成す 孫正義の新30年ビジョン』 実業之日本社
上野俊哉
『思想家の自伝を読む』 平凡社新書
書いた書評は、発売中の『週刊新潮』最新号(10月14日号)に掲載されています。
出版社の理論社が民事再生法適用を申請、というニュースが流れた。
戦後、小宮山量平さんが創業し、良質な児童文学を送り出し続けてきた出版社だ。
学生時代、児童文化研究会に所属していたこともあり、たとえば大石真さんの「チョコレート戦争」や今江祥智さんの作品などを、理論社の本で読んできた。
テレビの世界に来てからは、倉本聰さんの「北の国から」など、シナリオの出版を手掛けてくれた、有難い出版社である。
それまで、シナリオが単行本として世に出ることなど、ほとんど無かった。
今、大学の授業でシナリオを教材にできるのも、小宮山さんと理論社のおかげなのだ。
理論社が、いつか、何らかの形で、再生・復活することを祈るばかりです。