長い間、競馬と付き合っていると薄れていく記憶というものがあります。
競馬は毎週、毎週、続いていくものですからそれも当然のことのなのかもしれません。
それでもあるとき、ふと過去の記憶が甦ったり、忘れていた情景が呼び戻される場面に遭遇することもあるものです。
今回登場する「ユートジョージ」という馬もそんな記憶の片隅に存在する1頭。
ユートジョージ・・・。
実際に馬券を買ったのはたった1度。
そして記憶に残るレースも1度だけ。
そんなユートジョージを今も忘れずに覚えていられるのは、俺が初めて馬券を買った馬だから。
それは1990年のダービー。そう今も語り継がれる「中野コール」のダービーでした。
当時、オグリキャップや武豊の存在で「競馬ブーム」が巻き起こる中、ふとしたきっかけで手にした雑誌「Number」のダービー特集。異常に興味を惹かれて、夢中になって読みまくりました。その年のダービーはハクタイセイ・メジロライアン・アイネスフウジンといった馬が人気を集めていることは分かりましたが、競馬素人の俺が不思議に思ったのがユートジョージという馬・・・。
前哨戦のNHK杯を勝っているにも関わらず、それほどの評価をされていないのが不思議でとにかくこの馬と若き鞍上を応援したくなりました。
もちろんそれまでのレースを見たことなど1度もなく、どんな馬なのかも全く知りませんでしたが、雑誌の情報と親父の競馬新聞を頼りに「ユートジョージ」の単勝馬券を1000円購入。
これが俺の生涯初の馬券でした。
ダービー当日は自宅のTVで観戦したのですが、発走前の緊張感は後になって振り返ってみてもこのときが最大級だったかもしれません。
残念ながらユートジョージは負けてしまい、レースの記憶もアイネスフウジンの鮮やかな逃げ切りの記憶しか残っていません・・・。しかしながら自分が競馬に惹かれたのは間違いなくこのダービーだったと断言できるほどのインパクトを受けたレースでありました。
ユートジョージに関しての記憶はこの1戦だけです。
その後、この馬がどういった戦跡を残したのかは当時の俺には興味がなかった・・・。
時は流れて、昨年の秋のことなのですが・・・。
たまたま競馬を通じて知り合いになった方と一緒にお酒を飲む機会がありまして、そこで当時の話に盛り上がったことがありました。色々とお話を伺っているうちに俺が始めて馬券を買ったときの話になり当時の記憶が甦りユートジョージ、そして・・・岡潤一郎の話になっていったのですね・・・。
1990年ダービー。
ユートジョージの鞍上には、今は亡き岡潤一郎の姿がありました。
ユートジョージのその後については殆ど記憶がなかった俺にも「岡潤一郎」についてはある程度の知識を持ち合わせていました。というよりも俺が最初に好きになったジョッキーがこの岡潤一郎だったのですから・・・。
彼については悲しい出来事があったわけですが、その席で俺の知らなかった様々なエピソードを聞くことができて当時の記憶と相まって胸が熱くなったことを覚えています。
競馬をやっていると悲しい場面に遭遇することもあるわけですね。
そんな中でもどこかで自分と同じような思いを抱いている人がいるわけで、忘れていた記憶が呼び戻される瞬間っていうのがあったりするんですよね。
自分と競馬の出会いを思い出すとき。
それは、あの年のダービーであり・・・、ユートジョージであり・・・
・・・そしてそこには岡潤一郎の記憶が今も脳裏に甦るのです。(T)
競馬は毎週、毎週、続いていくものですからそれも当然のことのなのかもしれません。
それでもあるとき、ふと過去の記憶が甦ったり、忘れていた情景が呼び戻される場面に遭遇することもあるものです。
今回登場する「ユートジョージ」という馬もそんな記憶の片隅に存在する1頭。
ユートジョージ・・・。
実際に馬券を買ったのはたった1度。
そして記憶に残るレースも1度だけ。
そんなユートジョージを今も忘れずに覚えていられるのは、俺が初めて馬券を買った馬だから。
それは1990年のダービー。そう今も語り継がれる「中野コール」のダービーでした。
当時、オグリキャップや武豊の存在で「競馬ブーム」が巻き起こる中、ふとしたきっかけで手にした雑誌「Number」のダービー特集。異常に興味を惹かれて、夢中になって読みまくりました。その年のダービーはハクタイセイ・メジロライアン・アイネスフウジンといった馬が人気を集めていることは分かりましたが、競馬素人の俺が不思議に思ったのがユートジョージという馬・・・。
前哨戦のNHK杯を勝っているにも関わらず、それほどの評価をされていないのが不思議でとにかくこの馬と若き鞍上を応援したくなりました。
もちろんそれまでのレースを見たことなど1度もなく、どんな馬なのかも全く知りませんでしたが、雑誌の情報と親父の競馬新聞を頼りに「ユートジョージ」の単勝馬券を1000円購入。
これが俺の生涯初の馬券でした。
ダービー当日は自宅のTVで観戦したのですが、発走前の緊張感は後になって振り返ってみてもこのときが最大級だったかもしれません。
残念ながらユートジョージは負けてしまい、レースの記憶もアイネスフウジンの鮮やかな逃げ切りの記憶しか残っていません・・・。しかしながら自分が競馬に惹かれたのは間違いなくこのダービーだったと断言できるほどのインパクトを受けたレースでありました。
ユートジョージに関しての記憶はこの1戦だけです。
その後、この馬がどういった戦跡を残したのかは当時の俺には興味がなかった・・・。
時は流れて、昨年の秋のことなのですが・・・。
たまたま競馬を通じて知り合いになった方と一緒にお酒を飲む機会がありまして、そこで当時の話に盛り上がったことがありました。色々とお話を伺っているうちに俺が始めて馬券を買ったときの話になり当時の記憶が甦りユートジョージ、そして・・・岡潤一郎の話になっていったのですね・・・。
1990年ダービー。
ユートジョージの鞍上には、今は亡き岡潤一郎の姿がありました。
ユートジョージのその後については殆ど記憶がなかった俺にも「岡潤一郎」についてはある程度の知識を持ち合わせていました。というよりも俺が最初に好きになったジョッキーがこの岡潤一郎だったのですから・・・。
彼については悲しい出来事があったわけですが、その席で俺の知らなかった様々なエピソードを聞くことができて当時の記憶と相まって胸が熱くなったことを覚えています。
競馬をやっていると悲しい場面に遭遇することもあるわけですね。
そんな中でもどこかで自分と同じような思いを抱いている人がいるわけで、忘れていた記憶が呼び戻される瞬間っていうのがあったりするんですよね。
自分と競馬の出会いを思い出すとき。
それは、あの年のダービーであり・・・、ユートジョージであり・・・
・・・そしてそこには岡潤一郎の記憶が今も脳裏に甦るのです。(T)
しかし、岡潤一郎は憶えてます。
今も健在で、乗ることが出来ていたなら、リーディング上位の常連だったでしょうね。
当時もかなりいい成績を残していましたし。
彼の事件の後も悲しい事件は後を絶ちませんよねぇ。
あれだけスピードの出る馬に、あの無防備な状態で跨るわけなので、仕方ないと言えばそれまでですが…。
そういった事件があると思い出すのが彼の存在だったりします。
馬券を買ったりして応援する立場の私たちとしては、そういったことがなるべく起きないように…とを願うことくらいしかできませんが…。
ちょっとコメントもらいにくい内容だよな~と自分で思っていましたので、嬉しいです!
あの落馬事故の年、岡潤一郎騎手は年明けからスランプで未勝利だったのですよね。そして初勝利間近に思えた4角での落馬・・・。
あのまま健在ならば武豊に次ぐ存在になっていたと俺は信じています。
最近の福永騎手のような立場になっていたのではないかと想像してしまうんですよね。
この時期になるとどうしても思い出してしまうのです・・・。
枠連3000円だったかな?
今でも強烈に印象に残っています。
たしか・・・
その時、中央区に住んでて、洗車してました。
レース確定後、銀座のWINSまでビショビショの車で、しかも短パンにビーサンで払い戻しに行きました。
その異様な格好が、日曜日の銀座にミスマッチでシロい目で見られました。
その時は、シンボリデーバの追い込みばかりに目が行ってましたが、岡騎手が勝ったんですよね!
騎手は常にケガと隣り合わせなんですが、まさか・・・。
ちなみにその年のダービーは、お世話になりました馬券で勝負して、いつものように撃沈しました。
追伸:
その頃TAKIさんは多分、義務教育中でしょう?
残念ながら、岡潤一郎騎手の記憶はありません。しかしながら、その後の特番で、凄いジョッキーだった事を知りました。そして、その事故で、当時岡ジョッキーの親友だった岸ジョッキーが、やる気をなくしてしまったと言う悲しい現実も知りました。
色んな人の、それぞれの想いの上に、競馬って成り立っているのですね…。
というのは後に知った話で、その頃はまだ中学生か。全く競馬なんて知らなくて、そのときは競馬好きになるとは考えもしなかったなー。
>cobraさん
さすがの競馬歴ですね~。
言われてみればユートジョージの馬券を買ったのは中3のときだったかもしれません(笑)
>KENGOさん
レオダーバンの菊花賞・・・。
これも思い出深いレースです。最初に好きになった馬がイブキマイカグラだったものですから・・・。競馬を始めたころは感情移入も激しかったですからね(苦笑)
>toshiさん
俺も競馬を見だしたのは中学からで、高校進学のときには本気で競馬学校に行こうかと悩みました(笑)競馬学校に行ってたら「じんこう」クンとは出会ってなかったわけですけど・・・あんまり関係なかったですね、この話は(苦笑)
パドックのみで馬を決め(てか新聞を読めなかったとも言えるが…)買った馬券はありがちなウイナーズラックに…
たしかそのレースは新馬戦(未勝利戦)でイーストフィールド(2着?)という名の馬のパドック周回映像がなぜか頭に焼きついています。
懐かしいね…
それで結構当たってたし、俺にとっては驚愕やったわ(笑)
当時の記憶はキミのほうが鮮明でしょう。
去年の菊花賞のあと、ラーメン食いにいくときに「フジキセキ」の話してたやんか~。
あのとき「お米の名前みたいな馬やな~」って当時思ったって話聞いたときは笑ったわ~。
俺自身はフジキセキについて力説した記憶がないんだわ(苦笑)
・・・もうすぐ、京都記念ですね(懐)
ウイナーズラックってなんや?(笑)
アンタは確かに力説してたよ、高3のときの千中までの帰り道で…
競馬のケの字も知らないワシに…(笑)
懐かしいねワコーチカコとチョウカイキャロル…