明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

感動しました

2009-07-17 09:51:58 | 仕事
自分がこれまでに人に言われて一番嬉しかった言葉はなんだろうかと考えてみると、
高校のとき、クラブの後輩に言われた、
「先輩といると、いつも感動します」
という言葉ではないかと思う。

私は男子バレー部のマネージャーをしていて、
いつももう一人の美人で何でもそつなくこなすマネージャーと比較されていた。
なぜかスパイクが頭に当たるのはいつも私のほうで、
「さんちゃ~ん
と、何かやらかすたびにあきれられるのは私だけで、
とにかくダメダメマネージャーだった。

「でも、先輩は一生懸命だから。
一緒にいるといつも感動しました」

その後輩マネージャーは、引退するとき、そう言葉をかけてくれた。
救われた、と思った。

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「感動しました」と言われる仕事をしたいと、常々思っている。
上手な文章を書く人なんて、素人でも自分よりたくさんいるのだ。
そんなことを競おうなんて思わない。

ただ、「感動しました」と、そう言われるようなプロでありたい。

それは、作品の内容を読んで、というだけではなく、
仕事への姿勢、対応、そんなものも含む。

今、新しく取り組んでいる、小学生向きの書籍。
100ページくらいのうち、30ページほどを担当させてもらっている。
内容は、世界の国々を小学生が読んで楽しくわかりやすいように紹介するというのものだから、
自分の気持ちを込められるものではないし、私の個性が出るものでもない。

だけど、今日、最初の1単位分の原稿をサンプルとして送ってみたら、

「私の希望以上のものになっていて、感動いたしました。
ありがとうございます」

と編集担当者からメールが来た。

しばらくそのメールの文字を目で追っていた。
じんわりと嬉しさがこみ上げてきた。

やっぱりこうでないと。

この編集プロダクションからの仕事は初めてだから、
いつも以上に気合を入れてやった。
逆に考えれば、他の仕事は100%の力を出し切っていなかったのでは?

やっぱりこうでないといけない。
どんな内容の仕事でも、どんな短い文章でも、
相手の期待を超えれば「感動しました」と言ってもらえるのだ。
期待通りではいけない。

そんなことを改めて感じ、自分を戒めた今朝のメール。

感動してもらえるような仕事ができるプロでありたい。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ライチ!)
2009-07-21 23:34:01
了解しました。
すみませんでした。
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Unknown (かおり)
2009-07-21 16:45:48
ありがとうございます!
そう言っていただけると嬉しいです。

そうですね、初心を忘れてはいけませんね。
これからも同じ気持ちで頑張ろうと思っています。

一所懸命取り組めば、接する人に感動してもらえるということを、ライチさんが自分の経験から共感してくれたので嬉しかったです。

(すみませんが、できれば「さんのうさん」はやめてもらってもいいですか?仕事関係の人にブログを見られると嫌なので……。お願いします)
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初心 (ライチ!)
2009-07-19 06:33:38
初心忘るべからず。
さんのうさんの気持ち、よくわかります。
フリーで仕事していると、お客様(クライアント)から教えられるコトって多いですよね!
さんのうさんの仕事ぶり(仕事に対しての姿勢)を見ていると、
いつも真剣勝負だし、絶対妥協が無く、感心してしまいます。
自分だったらどうだろう?どこかめんどくさくなって、手抜きしちゃうかも。
私も昔フリーで仕事していたころ、
『感動しました』と言われたことがあります。
ちっぽけな仕事でしたが、一所懸命に丁寧に誠実に取り組んだ仕事でしたので、凄く嬉しかったです。
と同時に『芸術作品でなくても、人に感動は与えられるんだな』と驚きました。
さんのうさん。これからも沢山『いい仕事』してくださいね。
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