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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第六節 語句の意味2-2

2013-07-15 16:38:28 | 日記

昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第六節

 帝曰。余聞補寫、未得其意。

岐伯曰。寫必用方。方者以氣方盛也。以月方滿也。以日方温也。以身方定也。以息方吸而内鍼、乃復候其方吸而轉鍼、乃復候其方呼而徐引鍼。故曰寫必用方。其氣而行焉。

補必用員。員者行也。行者移也。刺必中其榮、復以吸排鍼也。故員與方非鍼也。

故養神者必知形之肥痩、榮衞血氣之盛衰。血氣者人之神。不可不謹養。

 

語句の意味2-2

其氣而行焉=の而は乃の誤字であろうと思われる。鍼灸医学大系

補必用員=漢文としての方式から申せば「補必用員」は「補は必ず員を(○)用う」と訓ずるが、現代の日本語としての意味から申せば、さきの写のときと同じく「補は必ず員に用う」と訓じ、それは「補法というものは必ず員という状態に於て用うべきものである」という意である。鍼灸医学大系

員=イン。カズ。員数。人または品物の数。かかり。やく。係りの人。エン。=円。まるい。

 

補必用員=そこで本文の「補は必ず員に用う」という句の意味は、補という動作は「くぼんでいる状態」「ゆるんでいる状態」これを現代の医学的な言葉を以て言えば、「弛緩している状態」に対して施すべき刺法であるということになるであろう。鍼灸医学大系

 

 

員者行也、行者移也=そこで本文の「員とは行(コウ)なり、行とは移(イ)なり」という句を直訳すれば、「員の意義にもいろいろあろうが、今ここに用いている員の意味は行(コウ)という意味を含むものであり、その行というコトバはここでは移(イ)というコトバの意味に用いたものである」ということなのである。そこで、行(コウ)及び移(イ)というコトバは如何なる意味を含むものであるかということを検討せねばならない。鍼灸医学大系

 

行=コウ。ギョウ。イく。ユく。あゆむ。進む。おもむく。志す方へ進む。サる→去。流れる。うつる。かよう。イき。ユき。行くこと。行くとき。メグる→巡。歩きまわる。通りすぎる。オコなう。する。あつかう。修行する。もといる。オコなわれる。なされる。故障なく成り立つ。広く使われる。流行する。オコない。行動。みもち。修行。ユく。イく。しだいに程度が進む。死ぬ。詩の一体、歌吟の類、多く長編「琵琶―」。たび=旅。ヤる。ものごとを思いどおりにする。する。固定していない意。ユクユく。将来。歩きながら。軍人二十五人の組。アン。天子がふだんの皇居以外の所に一時的におられること。ギョウ。書体の一、楷書を少しくずしたもの。行書。文字のならび。列。縦のならび。〔仏〕修行〔荒―〕。〔仏〕過去の行為。業。商売。みせ。商店。旅館。問屋。同輩。ともがら。天地万物成立の精気「五―」。経歴。

 

行=そこで本文の「員とは行なり」とは「員というコトバの意味はいずれの方向にでもスポッとぬけ通れるような状態である」という意味を含むことになる。鍼灸医学大系

 

移=イ。ウツる。場所が変わる。時間がたつ。変化を生ずる。色がさめる。ウツす。場所を変える。文書の一体。回覧文書。同級官庁間の文書の一。施す。うらやむ。

 

移=そこで本文の「行とは移なり」という句の意味は「中味がガタガタだから右へでも左へでも勝手にずりこけていく状態である」という意を含むのである。鍼灸医学大系

 

古典では、栄と営とはよく混用され通用されて明確な使用区分はないようである。鍼灸医学大系

 

榮=栄(えい)

①栄華、光沢。すなわち五臓の精華が外にあらわれた色つやのこと。

②営(えい)に同じ。

営=營(えい)

①飲食が変化して生じた精微な物質。<素問痺論>に「営は水穀の精気なり」とあり、この種の物質は脾の気化作用に従って肺に運ばれ、経脈中を行り、臓腑と身体各組織に均しく分布される。

②経脈の脈管をさす。<霊枢経脈篇>に「脈は営となす」とあり、この営は営舎の意味で気血の存在する場所である。

③温病弁証の病位あるいは段階。営分という。

④委中穴の別名。

⑤営運のこと。<霊枢営気>

⑥沈実の脈。<素問玉機真臓>

 

榮=そこで古典では多く「水穀の精気であって經脈中をめぐり五藏六府を調える用を為すもの」のような観念にもとづいて用いられている。鍼灸医学大系

 

排=ハイ。おしのける。排斥。排除。排逐。排擠。おし開く。ナラべる。ならび。連隊の三分の一。

 

排=そこで排とは手で両方に押し分ける動作のことである。従って「鍼を排す」とは手を用いて針と肉体とを押し分けることである。写法の場合には左手は鍼にふれることなく右手だけで鍼柄をつまんで除々に引くのであるが補法に於ては両手を用いて肉体と鍼とを押し分けるのである。という示唆を含んだいいまわしである。鍼灸医学大系

 

故員與方非鍼也。

 員といえば一般には丸いもの、方といえば四角なものと思うのが通常であるから、方と員とは鍼の形のことであろうと誰しもが考え易い。ところが前述の如く方も員も鍼の形でもなければ、刺入の方法でもない。補写を行うべき夫々の生体の状態を示すものである。そこで、そういう間違の起らぬように「方といい員といっても、それは鍼の形状のことを、いっているのではない」と注意を書き添えた句なのである。古典の用意周到さがこんなところにもうかがわれるのである。鍼灸医学大系

 

故養神者必知形之肥痩、榮衞血氣之盛衰

ここにいう神とは本文に示す通り血気のことをいっているものであろう。然し本来は精神の意(五藏の神)であり、それを養うものは血気であるところから血気の盛衰は直ちに人の精神に影響するということで「血気は人の神なり」といったものではあるまいか。「健全なる精神は健康なる身体に宿る」というのと同じような考え方であろう。鍼灸医学大系

 

謹=キン。ツツシむ→慎。うやうやしくかしこまる。たいせつにする。重んずる。

 

鍼灸医学大系(語句の解)をそのまま書き写したようになってしまいました、調べても調べようがないのです。

明解漢和辞典、漢方用語大辞典

 

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