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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第六節 語句の意味 1-2

2013-07-11 11:52:47 | 日記

昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第六節

 帝曰。余聞補寫、未得其意。

岐伯曰。寫必用方。方者以氣方盛也。以月方滿也。以日方温也。以身方定也。以息方吸而内鍼、乃復候其方吸而轉鍼、乃復候其方呼而徐引鍼。故曰寫必用方。其氣而行焉。

補必用員。員者行也。行者移也。刺必中其榮、復以吸排鍼也。故員與方非鍼也。

故養神者必知形之肥痩、榮衞血氣之盛衰。血氣者人之神。不可不謹養。

 

語句の意味 1-2

補=身体の虚乏なところを補い益し助けること。もし虚しているのを補わなければ、気血は消散して肌肉を消耗し、精神は脱失し、意識は昏迷となる。

補寫=針灸術語。治療上の二大原則で、証により補寫を決め、手技あるいは針の種類で操作する。

 

寫=瀉の意味に通ずる。

①排泄。<素問五蔵別論>「故に寫して蔵せず。」

②針刺手法の一つ。補に対するもの。<素問血気形志篇>「然る後、有余を写し、不足を補う。」

瀉=しゃ。①泄瀉のこと。<脈訣>参照。②病を攻めること。→瀉法(しゃほう)。

瀉法=邪を駆除する治療方法。湯液では汗法・吐法・下法などに用いる方剤をさす。

 

寫=写。寫は旧字。シャ。ウツす。書きうつす。まねる。かたどる。写真にとる。書く。ウツし。書きうつすこと。書きうつしたもの。書類などの手びかえ。副本。映写したもの。ウツる。すきとおって見える。写真の中にはいっていること。ウツり。物を置く。水をそそぐ。

瀉=シャ。ハく→吐。アげる。もどす。クダす→下。下痢する。腹くだり。ソソぐ→注。ながす。流れる。寫・瀉、明解漢和辞典

 

意=<霊枢本神篇>「心に憶する所あるを意という」<同>「脾憂愁して解せざれば意を傷つく。意傷つけけ悗乱し、四肢挙らず、毛悴して色夭して春に死す。」

意=イ。心。志。思い。考え。ハカる。意味。わけ。オモう。オモうに。考えてみると。

 

方=①方剤(ほうざい)に同じ。②方正なる針法のこと。<霊枢官能篇>「補うに必らず方を用い、外にその皮を引き、その門に当らしむ。左にその枢を引き、右にその膚を推す。」<楊上善注>「員之を規と謂い、天を法りて動ず、気を瀉す者なり。方之を矩と謂い、地を法りて静、気を補う者なり。」

方=ホウ。カタ。むき。方向。なかま。点。ところ。・・・ほう。関係〔母-〕。人=手。四角。ただしい。形がきちんとしている。行ないが道に合う。平方。地方。マサに。今。ちょうどそのとき。さかんに。アタる。クラべる→比。分ける。国。ところ。そば。世の常道。医術。治療法。薬の処方。神仙術。法術。法。術。道。方法。舟をならべる。常。一定のきまり。いかだ。たぐい。ムかう。

 

鍼灸医学大系(語句の解)より

方者以氣方盛也。以月方滿也。以日方温也。以身方定也。

方とは氣の方盛を以てするなり。月の方滿を以てするなり。日の方温を以てするなり。身の方定を以てするなり。

方=方というのは気についていえば、

気の方盛=気の最も盛んな状態であり、

月の方満=月についていえば満月のことであり、

日の方温=日について言えば温度の最も高い時であり、

身の方定=人の身体について言えば方定ということである。

 そこで本文の「身の方定を以て」ということは「人の身体について申すならば、常に流通すべき気血が渋滞して、いっぱいによどんでいるところ」ということになる。

 しばしば申す如く漢字はその字形だけにとらわれることなく、その文字の表わすコトバについて検討することが必要である。定についても亦定という字形のみにとらわれず「テイ」というコトバは何を意味するかを検討しなければならない。古典にはこのような用い方が各所に見られるのである。

 

内=〔ない〕

①内部の意味。外に対して言う。<素問調経論>「陽虚すれば外寒し、陰虚すれば内熱す。」

②内傷のこと。七情飲食労倦の過度のものをいう。

③納の意味。

1)受納、納入の意味。<霊枢営気>「営気の道は穀を内れるを宝となす。」

2)刺入の意味。<素問八正神明論>「息まさに吸うを以て針を内れる。」<素問調経論>「呼を候いて針を内れる。」

3)房事、性交の意味。<霊枢終始>「新に内せしは刺すなかれ、新に刺して内するなかれ。」<霊枢淫邪発夢>「厥気・・・陰器に客すれば内に接するを夢みる。」

 

轉=転・轉は旧字。テン。コロぶ。コロがる。マロぶ。コロばす。メグる。まわる。回転。転回。移る。移転。伝える。ウタタ。いよいよ。

 

轉=(鍼を)まわすことである。転とは丸いものをころがすことを意味するものである。鍼灸医学大系

 

引=イン。ヒく。ひっぱる。引用する。設備する。へらす。まっすぐに書く。みちびく。すすめる。長くのばす。官職をやめる。さそい出す。みかたにする。そっとぬすむ。引きずる。塗りつける。のこごりできる。もとめる。少なくなる。しりぞく。帰る。引き受ける。ともなう。続く。ヒき。少なくすること。みちびき。ひきたて。よくのびること。つて。さそい。動詞に冠して、意味をつよまる接頭語。漢文の文体の一、一種の序文。詩の題の一種、多く長いもの。歌の一種。ひつぎ車のなわ「発―」

 

鍼灸医学大系(語句の解)より

引=「鍼を」抜くことである。

 く <説文>に「弓を開くなり。弓に従いに従う。会意」と解説している。印は伸ばすことを示す記号である。弦を引いて弓を拡げることである。

 さて写法に於ける鍼のぬき方は恰かも弓の弦を引くような要領で鍼柄をつまんでゆるゆるとズーと動作するもので、犬が足を擧げるように、パッとするのではないのであることを教訓するものである。

 

漢方用語大辞典、明解漢和辞典

 

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