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六節藏象論篇 第九 第八節 語句の意味 1-3

2010-12-27 16:43:22 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九 第八節 語句の意味 1-3

帝曰。藏象何如。

岐伯曰。心者生之本、神之處也。其華在面。其充在血脈。爲陽中之太陽。通於夏氣。

肺者氣之本、魄之處也。其華在毛。其充在皮。爲陽中之少陰、通於秋氣。

腎者主蟄。封藏之本、精之處也。其華在髪。其充在骨。爲陰中之太陰、通於冬氣。

肝者罷極之本、魂之居也。其華在爪。其充在筋。以生血氣。其味酸。其色蒼。此爲陰中之少陽、通於春氣。

脾胃大腸小腸三焦膀胱者、倉廩本、營之居也。名曰器。能化糟粕、轉味而入出者也。其華在唇四白、其充在肌。其味甘、其色黄。此至陰之類也。通於土氣。

凡十一藏取決於膽也。

 

語句の意味 1-3

象=ぞう。しょう。かたどる。にせる。ようす。きざし。しるし。

心=五藏の中で最も重要な蔵器の一つである。心の主な機能は、血脈や神明を主ることである。

神明=神あるいは精神のはたらき。心は君主の官、神明出づ(霊蘭秘典論)

処=ところ。場所。居住地。とどまり住む。すまい。とめておく。結婚しないでいる。

神之也=変・『太素』では「処」となっており、これを採る。東洋学術出版社素問

華=はな。外観。みえ。変化として。華やかさが外にあらわれるの意味。

面=顔。正面

心 華在面=心のかはめんにある。華は外に花開くという意味である。心は全身の血脈を主り、血脈によって全身に循行するので、

充=じゅう。あてる。ふさぐ。備える。みちる。いっぱいになる。みたす。肥やす。

陽中の太陽=金匱真言論第四第三節(

黄帝内経素問 金匱真言論篇 第四 第三節 訳

参照)、平旦より日中に至るは天の陽、陽中之陽なり。

夏気=陽中之陽の気、夏の気。

肺=胸中に位置し、上は喉嚨(こうろう・喉頭部と咽頭部)に通じ、鼻に開竅し、諸気を主り呼吸を主る。

気の本=肺主気・はいはきをつかさどる。肺の主な機能の一つ。

)呼吸の気を主る。肺の呼吸によって、自然界の清気(大気・自然界の空気)を吸入し、体内の濁気を体外に排出する。

2)全身の気、体内の各種の気機活動、すなわち営衛(営気・飲食物から得られる精気。衛気・外邪の侵入を防ぐ気)の気、宗気(営衛の気と、吸入した大気とが合して成った気で、胸中に積し、全身の気の運行輸布の出発点でもある)、元気の生成と盛衰は肺気と密接な関係にある。

肺蔵魄=《素問宣明五気篇》に「五蔵の蔵する所、・・・肺は魄を蔵す」とある。「魄」は精神活動の一つで、《類経》臓象類(巻三)に「魄の用たる、よく動し、よく作し、痛痒はこれによりて覚ゆるなり」とある。人体の知覚と動作は「魄」の作用によることを説明している。

肺、其華在毛=はい、そのかはもうにあり・毛髮の栄枯によってあらわれるの意味。毛髮の栄枯によって、肺の機能の盛衰を推測できる。

陽中の少陰=金匱真言論第四第三節・日中より黄昏に至るは天の陽、陽中の陰なり。

秋気=陽中の陰、少陰

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