おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九
第七節
岐伯曰。悉哉問也。天至廣不可度。地至大不可量。大神靈問。請陳其方。草生五色。五色之變、不可勝視。草生五味。五味之美、不可勝極。嗜欲不同。各有所通。天食人以五氣、地食人以五味。五氣入鼻、藏於心肺。上使五色脩明、音聲能彰。五味入口、藏於腸胃。味有所藏、以養五氣。氣和而生津液、相成神乃自生。
語句の意味
至廣＝この上なく広い。
不可度＝長さを測ることは出来ない。
度＝長さ。ものさし。
至大＝この上なく大きい。
不可量＝容量をはかることは出来ない。
量＝はかる。ますでかさを調べる。容積。数量。
大神霊＝大きな神(大自然を動かすなにか)のみたま。不思議な知恵。ここでは黄帝を指すか？。上古天真論篇第一第一節に昔在黄帝、生而神靈。とある。
方＝かた。比べる。分ける。舟をならべる。常。
陳＝ちん。ならべる。申し立てる。
五色＝青・赤・黄・白・黒
変＝(草は五色の色が)変化する
勝＝あげて・しょう。かつ。おさえつける。とどめる。制する。あげて。たえる。
視る＝みる。注意して見る。うかがう。その任にあたる。
五味＝酸苦甘辛鹹
美＝び。うつくしい。りっぱ。心がきよらか。うまい。おいしい。味がよいこと。
嗜欲＝たしなみ好む。飲食の欲。
食＝しょく。たべる。かじる。食事。ふち米。禄。日食または月食。くいもの。やしなう。
五気＝風・暑(熱)・湿・燥・寒。
臊(そう、あぶらくさい、月へんに躁の右側、)・焦(こげくさい)・香(かんばしい)・腥(さく、なまぐさい・月へんに星)・腐（腐敗した臭い）を五気(五臭)という、「天、人を食するに五気を以てす。」とあるように、ここでは臭いのこと。漢方用語大辞典。
上＝首から上を言う。
脩＝しゅう。ほしにく。長い。おさめる。ととのえる。備える。行なう。いましめる。掃除する。洗う。すすめる。久しい。
明＝あきらか。はっきりしている。
彰＝あきらか。あらわれる。明らかになる。
和＝まざる。調和する。
津液＝体内の総ての水液。
神＝人体の生命活動の総称。
明解漢和辞典、漢方用語大辞典、新・東洋医学辞書ソフト。
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