おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
クラシエ漢方療法推進会の資料を参考
不妊症（活血剤の応用）2-2
・・・オケツ(オ・やまいだれに於・血)（主要症状と治療薬）・・・
オケツは体内における血液の停滞のことで、体内で形成される病理的産物であり、さらなる病態を引き起こす発病素因でもあります。
「血気和せざれば、百病乃ち変化して生ず」（素問という書物の調経論(ちょうけいろん)という篇にあります）といわれるように、気血＊の運行に障害をきたすと様々な疾病が引き起こされます。婦人科疾患においてもオケツの影響は大きく、不妊の原因にもなります。
＊気血＝人体を養う源である気と血のこと。
オケツの主な症状は・・・
疼痛（刺痛(刺すような痛み)、固定痛(痛む所は同じ)、拒按(きょあん・按じて欲しくない)、夜間痛(夜間に痛む)）、腫瘤（固定性、紫色の血腫、下腹部の硬い物）、暗紫色（顔色、舌や唇、オ斑・オ点）、出血（暗紫色）などがあり、
特に婦人科の症状としては・・・
下腹部の疼痛、月経不順、月経痛、閉経、不正子宮出血、月経血が紫暗色、経血に血塊が混じり排出すると軽快する、などがあります。
血流改善に用いる生薬には次のような作用の違いがあります。
【活血薬】血を活発に流暢(りゅうちょう)にして、再び滞らせないようにすること。主として動脈系の血管を拡張して循環改善に働くもので、うっ血を除く効果は弱く補助的に配合されることが多い。当帰・川キュウ・延胡索(えんごさく)など。
【化オ薬・カオヤク】オ血を変化させて除去すること。主として静脈系のうっ血を改善する作用を持ち、活血にも働くものも多い。牡丹皮・芍薬・大黄・牛膝など。
【破血薬】うっ血の除去、血の塊や血腫の分解吸収に働くもので、化オ薬より効果が強い。桃仁・紅花・三稜・莪朮・水蛭(すいてつ・すいしつ・ヒル)・じゃ蟲(じゃちゅう・サツマゴキブリ・花の蜜だけで生活しているゴキブリ)・虻虫(ボウチュウ・アブ)など。
オケツの発生原因。
気力の低下、気力の元となる栄養が取れない。
気の運行が阻害され身体の一部分に停滞する。
貧血など血の機能の衰え。
月経が早く来る。
寒えによるもの。
水滞によるもの(体の中に水分が停滞するもの)。
オケツは病理的産物ですので、引き起こした原因を除きながらオケツの対処をすることが重要です。
随証治療と言って、証、訴えに従い治療することが基本です。
ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。
簡単にお湯にとけますので、ご家族の健康食として手軽にお飲みいただけます。
ハトムギの成分を十五倍に濃縮した、ゴールド三養茶をお好みの濃さに合わせて美味しくお召し上がり下さい。
本体価格
250g 8,000円
500g 15,000円
分包品1包1g入り60包3,500 円
1包60円