おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
柴崎保三著・鍼灸医学大系 ② 黄帝内経素問 六節藏象論篇 第九
第五節
(原文)
帝曰。何以知其勝。
岐伯曰。求其至也、皆歸始春。未至而至、此謂太過。則薄所不勝而乘所勝也。命日氣淫不分。邪僻内生、工不能禁。至而不至、此謂不及。則所勝妄行而所生受病。所不勝薄之也。命曰氣迫。所謂求其至者、氣至之時也。謹候其時、氣可與期。失時反候、五治不分、邪僻内生。工不能禁也。
(訓読)
帝曰く「何を以てか其の勝を知らん」と。
岐伯曰く「其の至るを求むるや、皆始春に歸す。未だ至らずして至る、之を太過と謂う。則ち勝たざる所に薄(せま)りて勝つ所に乘ずるなり。命じて氣淫不分と曰う。邪僻内に生じ、工も禁ずる能わず。至りて至らざる此を不及と謂う。則ち勝つ所妄りに行きて生ずる所に病を受く。勝たざる所之に薄(せま)るなり。命じて氣迫と曰う。所謂る其の至るを求むるとは、氣の至るの時なり。謹みて其の時を候えば、氣は與に期すべし。時を失し候に反すれば、五治分たず、邪僻内に生ず。工も禁ずること能わざるなり」と。
東洋学術出版社 六節蔵象論
帝曰、何以知其勝。岐伯曰、求其至也、皆帰始春。未至而至、此謂太過。則薄所不勝、而乗所勝也。命日氣淫。不分邪僻内生、工不能禁。至而不至、此謂不及。則所勝妄行、而所生受病。所不勝薄之也。命曰気迫。所謂求其至者、気至之時也。謹候其時、気可与期。失時反候、五治不分、邪僻内生、工不能禁也。
帝曰く、何を以て其の勝を知らん。岐伯曰く、其の至るを求むるや、皆始春に帰す。未だ至らずして至る、此れを太過と謂う。則ち勝たざる所に薄(せま)りて、勝つ所に乗ずるなり。命けて氣淫と曰う。分かたざれば、邪僻 内に生じ、工も禁ずること能わず。至りて至らざる、此れを不及と謂う。則ち勝つ所妄りに行きて、生ずる所に病を受く。勝たざる所これに薄るなり。命けて気迫と曰う。いわゆる其の至を求むとは、気の至るの時なり。謹しみて其の時を候えば、気 期と与にすべし。時を失し候に反し、五治分かたざれば、邪僻 内に生じ、工も禁ずること能わざるなり。
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