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生氣通天論篇 第三 第五節 訳

2010-01-20 09:29:05 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 生氣通天論篇 第五節

 陽氣者精則養神、柔則養筋。開闔不得、寒氣從之、乃生大僂。陷脈爲瘻。留連肉腠。氣化薄。傳爲善畏、乃爲驚駭。營氣不從、逆於肉理、乃生癰腫。魄汗未盡、形弱而氣爍、穴兪以閉、發爲風瘧。故風者百病之始也。清静則肉腠閉拒、雖有大風苛毒、弗之能害。此因時之序也。故病久則傳化、上下不并。良醫弗爲。故陽蓄積病死。而陽氣當隔。隔者當寫。不亟正治、粗乃敗之。


 人の陽気が、
雑物を去った、純粋なようであれば、神を養うことができ、おだやかな状態では、筋を養うことができる。

腠理(体液の滲み出る所であり、気血を流通する門戸であって、外邪が体内に侵入するのを防禦するはたらきがある・毛穴)の開閉がその調節機能を失うと、皮膚が寒を受け寒邪が侵入して、陽気は傷つけられ、温めることが出来ず、大僂となる。

このときに寒気が経穴から侵入して蔵府に陥ると、瘻となる。

肌肉腠理に停滞し連なれば、兪気は本来の役割を変じてしまいう。

役割を変じてしまうとよく(なりがち)畏れるようになり、驚きやすくなるという精神不安の状態になる。

営気が寒邪などの影響を受け順調でなくなると、栄養が行き渡らなくなり、肌肉(脾の働きが弱くなり肌肉も弱る)が弱り癰腫(肌肉が弱いと化膿しやすくなる・アトピー性皮膚炎、皮膚の下の肌肉まで影響を受けると化膿という状態になり、補中益気湯・参苓白朮散といった健脾の剤が必要となります)となる。

汗が出たが完全に出尽さないで、身体に疲れがあるとき、気が焼かれるようになるとカッカとなり、兪穴が閉じてしまい、虐を発するようになる。このように、風寒が体を侵襲すると次々と発病するようになるので、風は百病の始まりといわれる。

人が身心ともに清浄であれば、陽気も安定し、病邪にたいする抵抗力も安定しており皮膚からの侵襲に対し閉じて防禦し、大風(風邪のはげしいもの)やひどく体に害を与える病が流行したりしても体を害することはできない。

これはその時の予防等に因るものである。

それゆえに病が長期化すると、内に伝わり病状も変化する。

陰陽という上下の兼ね合いが乱れてしまうと、良医といわれる先生でも匙を投げてしまう。

陰陽のバランスが取れていれば健康でいられる、ところがこのバランスがくずれ、陽気だけが蓄積されそのままにしておくと病死してしまう。

なぜその様になるかというと、陽気が経脈中をめぐる気を遮ってしまい、通るのを邪魔をするようになる。

通るのを邪魔するものは写法を用いる、すみやかに正しい治療をせず、粗雑なことをしていると命を落とすことになる。

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