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生氣通天論篇 第二 第四節 語句の意味 訳

2010-01-16 09:29:37 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 生氣通天論篇 第四節

陽氣者、大怒則形氣絶而血菀於上、使人薄厥。有傷於筋、縱其若不容。汗出偏沮、使人偏枯。汗出見、乃生痤疿。高梁之變、足生大丁。受如持虚。勞汗當風、寒薄爲、鬱乃痤。


陽気は大いに怒るときは則ち形氣絶して血上(かみ)に菀(あつま)り、人をして薄厥(ハクケツ)せしむ。筋傷られることあれば、ゆるまってそれ容(ヨウ)せざるがごとし。

汗出ずること偏沮なるときは人をして偏枯せしむ。汗出てて(出でて


 人の陽気は大いに怒ることにより臓腑器官は滑らかに動かなくなり、血液は上部に鬱積し、人は脳溢血・脳血管痙攣・蜘蛛膜下出血といった病証を引き起こる。

これを薄厥という。

筋が傷つけられると、筋は弛緩してしまい意のままにならなくなり、人の様子も保てなくなる。

汗が半身に偏って出ると、その人は半身不遂()となる。

汗が出て、湿気に合うと夏季の皮膚病(あせも)を生ずる。

あぶらづいた肉と味のよいめしを食する人は、足に大きな腫れ物を生じる。

その病を受けることは、招き入れるのと同じようで、容易に発病する。

労働により汗が出ると同時に風にあたるときは、皮膚が寒を受け(ニキビ。

蕁麻疹のようなもの)ができ、内に結ぼれると腫物となる。

 


濕をみれば

、乃ち痤疿(ザヒ)を生ず。

高梁の變は足に大丁を生ず。

受くること虚を持つが如し。

勞汗して風に當たれば、寒薄りてを爲し、鬱すれば乃ち痤す。

怒=「血気逆上すれば、人をしてよく怒らしむ」(素問四時刺逆従論)
暴怒は陰を傷つける(素問陰陽応象大論)人は思うことができなかったり、不合理なことに直面すると、怒ったり気が逆上したりするが、これが過度になると肝を傷つけるとされている。

形気=形は形体、気は臓腑の機能。

絶=続かない。つきる。

菀=しげる。うつ。欝。むすぼれる。

薄厥=はくけつ・精神的刺激や怒りなどにより、陽気が急に亢ぶり、血が気に随って逆し、頭部に鬱積して、突然、昏厥の重症に陥るもの。脳溢血・脳血管痙攣・蜘蛛膜下出血などをさす。

縦=たて。ゆるす。ほしいままにする。しまりがない。

容=いれる。ようす。かたどる。

偏沮=へんそ・沮は湿潤の意味である。偏沮は半身に偏って汗が出る症状で、患側には汗がなく、健側に汗があるので、半身に湿潤が偏る。気血が全身に十分流れなくなることによりおこる。中風、あるいはその他の自律神経系統の機能が乱れる疾病にみられる。

偏枯=半身不遂()

湿=六淫(風寒燥湿熱火)の一つ。湿は五行(木火土金水)の土(脾胃)に配当される。運化機能が障害され、水気が停滞する病証。

痤=ざ・にきび。小腫。はれもの。できもの。

疿=ひ・小さいはれもの。痤疿=ざひ・痤疿瘡ともいう。夏季の皮膚病。

高梁=コウリャンではない。高は膏()

膏梁=膏脂と梁米、肥甘美味で濃厚な食物。あぶらづいた肉と味のよいめしと。ごちそう。美食。富豪。財産家。

変=へん。変化。ここでは、膏梁なものを食べたことによる変化。

丁=疔に同じ。

疔=顔にできる悪性の腫れ物。

虚=中身がない。からにする。

労汗=労働により汗が出ること。

薄=うすい。せまる、迫る。近づく。接近する。ここでは寒を受ける。

=ざくろばな、鼻のあたりの吹出物の類。

欝=結ぼれて舒()びやかでないこと。

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