夕暮れの山科疏水を散策する

2010-07-08 00:52:43 | 琵琶湖疏水

 早朝の山科疏水は、6時頃から運動目的の散策者が多く見られるが、夕暮れ時になると、疏水べりの道も日中の熱気を保っており、うす暗くなった道を歩く人影も少なくなる。夏の山科疏水(四ノ宮~安朱)を夕暮れ時に歩いたのは初めてであるが、4ヶ所にある街路灯が灯っていた。
     
  10-06-24-1484  四ノ宮寄りにある街路灯     10-06-24-1494  安朱寄りにある街路灯

 四ノ宮舟溜り周辺に住みついた猫は、人影に驚いたか餌を求めたのかわからないが、暗闇から姿を見せており、諸羽トンネル西口にいる鷺は、暗闇にはねる魚を求めて立っている。一般に鳥目というと夜盲症を意味するが、ふくろうや五位鷺などは夜行性で、夜よく見えると聞いたことがある。
             
                   10-06-24-1491 諸羽トンネル西口の鷺

 暗くなっても、天空のわずかな輝きに映えて、疏水の水面は識別することができる。一区間でもよいから、夜の山科疏水道を提灯提げて、老若男女が楽しむ日を創りたいと思うこの頃である。