ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

龍馬の新婚旅行の湯

2017年06月06日 | 日記

 霧島の宿に着いたのは6時30分ごろ。道々開聞岳登山のことを聞くと、やはり大変だったようで、特に下りに思わぬ時間が掛かって、大幅に予定時間を上回ったそうです。さらに疲れすぎてお弁当もあまり食べられなかったとか…何だか申し訳ない気持ちでしたが、本当にご苦労様でした。

 29日の宿は「霧島ホテル」。ここは300余年の歴史のある坂本龍馬ゆかりの宿なんですよ。1866年(慶応2年)、京都伏見の寺田屋事件で負った手傷を癒やすのと妻おりょうとの新婚旅行を兼ね、京都から鹿児島への旅に出て、この霧島ホテルのある硫黄谷温泉にも宿泊したと言われています。その龍馬が高知の乙女姉さんに、この霧島での湯治の様子を書き送った手紙やその他の興味深い資料が多数館内に展示されています。これが日本で最初の新婚旅行だと言われているんですよ。宿の前に可愛らしい龍馬の像がありました。まだしゃくなげの花が咲いていました。

 またこのホテルの売り物は、硫黄谷庭園大浴場。一日八万石の湯量で、犬養毅首相や与謝野晶子夫婦、政財界人・芸術家などが多く訪れた名泉です。 何といったってとにかく広い!

 4種類の泉質、プールか池か?と思われる名物の立ち湯は奥行き25メートル、深さ1.4メートルの混浴です。全く〝びっくりポン〟ですよ。全部で17の湯があるのですが、女性専用ゾーンに7つ。男性専用ゾーンは2つだけ。でも、残る8つはフリーゾーンの混浴になっていますから、男性はみな遠慮せずに入りますよね。ヤダー!下の写真はパンフより。

 でも、心配ご無用。19時30分~22時まではレディースタイムになっていますからね。男性はその時間1つしか入れないんです。それを聞いて安心。食事は旬の食材や地元の食材を使った鹿児島の郷土会席で、なかなかの絶品でした。

 今回は先に疲れた体をゆっくりと温泉で流しての食事でしたので、終わったのが9時。レディースタイムは後1時間しかないから早く、早く~…と思いきや、これから部屋で明日のミーティングをするから全員集合と、幹事さん。

 でも、幹事さんを怒らせると怖いんですよ。〝もうせ~んぞ~!〟と脅かされるから。一番入りたかった庭園大浴場はもう諦めるしかないね、と部屋に戻ったのが10時でした。残念!

 露天風呂にはまだ入っていなかったのでまた浴場に行くと、混浴の所もバスタオル巻いて入浴OKですから大丈夫ですよと宿の人に言われ、覗いてみることにしました。ワアー深い!肩まで浸かってしまうし、硫黄泉なので乳白色だし、湯気で全く気になりません。それにもう時間も遅かったので(入浴時間は24時まで)殆ど人はいなくて気兼ねなく入れました。そのうち男性が1人入ってきたんですが、その人の方が気兼ねして遠くの方で入っていましたよ。ゴメンナサイ!

 もう一つこの宿には名物があるんです。「百年杉庭園」という、それは見事な杉の巨木が3万本もある庭園なんですよ。夜はライトアップされていたんですが、遅かったので朝起きて見ようねと、その夜は寝ました。

 もう少しつづきがありますが、それはまたにしますね。

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知覧特攻平和会館

2017年06月05日 | 日記

 29日のつづきです。長崎鼻を11時過ぎ出発。知覧はお茶も有名で、その茶畑が続く中を走ってきました。やがて特攻平和会館に近づくと今度はずうっと桜並木です。満開の時はどんなに美しいだろうと思いながら、12時過ぎ到着。その桜並木の両サイドには、全国の遺族や有志から寄進されたという燈籠がズラーッと並んでいて、その数にも驚かされます。かっての知覧飛行場の跡地には様々な施設が造られており、その一つが「知覧特攻平和会館」なんです。

 着いてすぐ桜に囲まれた芝生の広場でお弁当を食べました。これは宿で頼んでおいたものなので、登山組と同じおにぎり弁当です。みんなももう山頂に着いて食べてる頃かしら…などとと話しながら食べました。おいしかったなあ~!

 腹ごしらえが済んだところで、会館へ向かいました。入館料500円。そのパンフレットには、次のように書いてありましたよ。

 「この知覧特攻平和会館は、第二次世界大戦末期の沖縄戦で、人類史上類のない爆装した飛行機もろとも敵艦に体当たりした陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録等貴重な資料を収集・保存・展示して当時の真情を後生に正しく伝え世界恒久の平和に寄与するものです。」と。

 私たち二人ともただ「知覧」とか「特攻」とかという大雑把な知職しか持っていなかったので、ロビーでまず〝知覧飛行場の歴史〟のCG映像を見ました。その後展示場に入ると、戦死された特攻隊員1,036名の遺影がズラーッと…殆どが17歳から25歳前後の若者で、みなりりしいいい顔をしておられます。遺書や遺品なども展示され、その時どんな気持ちで書かれたのか…と思うと、どれを読んでも、見ても悲しく辛いものがこみ上げてきます。広島の江田島や山口の回天記念館などへ行っても同じ気持ちになりましたが、…二度とこんな悲惨なことは起って欲しくないと、心から願わずには居られませんでした。角川の『ふるさと大歳時記』に次のような句が載っていました。

   特攻遺書は母宛多し秋の風    岡部六弥太

   鵙翔る行方問ひしに知覧基地   桂 樟蹊子

 2句とも解説は必要ないですね。俳句では固有名詞や専門用語などにもたれたような句はあまり歓迎されないのですが、これらの句の場合は、この「特攻」や「知覧基地」がなければどこにでもある平凡な句になってしまいます。要するに許容範囲ということでしょうが…なかなか難しい問題です。

 会館内は全て撮影禁止でしたので、ゴメンナサイ。それで外を見て回って撮りました。

 まず「三角兵舎」、以前の馬醉木主宰・水原春郎先生(昨年9月に亡くなられました)もここに来られて、この三角兵舎を詠んで居られましたので記憶に残っています。この言葉があれば、もう「特攻」も「知覧」も言わずにその内容を伝えることができますね。

 次の写真は、特攻像「とこしえに」です。空を見上げている兵士の澄んだ瞳がナントモいえませんでした。空も雲一つない快晴でしたが…

 次は映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」の撮影で使われた「隼」です。これは実物の特攻戦闘機「隼」を忠実に復元製作したもの。〝特攻の母〟として知られる鳥濱トメさんの視点から、特攻隊員の青春を描いた映画だそうですが、今度機会があれば是非観てみたいと思いました。写真をよく見ると、そのトメさん役を岸惠子さんがされていたんですね。

 外の方も一通り見て回って、時計を見るともう3時過ぎです。登山組からはまだ何の連絡も入りません。こちらからも何度か電話したんですが、〝電波のつながらないところに…〟と、全くつながる気配がないのです。仕方なくお土産でも見てみようかと、店に入り試飲の知覧茶を何杯も飲んでしまったので、とうとう申し訳なくてお茶とお菓子を買ってしまいましたよ。(笑)

 もう用もないので店を出て、外のベンチで待っていると、眠くなってしまいました。やっと4時過ぎ電話がつながり、今下山したところだから…と。そうするとここまで1時間弱…もう特攻平和会館は当然無理です。とにかくここで落ち合って、それから今日の宿、霧島へ向かうことに決定。5時過ぎ合流、せめて外回りだけでも…と案内する。中に展示してある本物の〝零戦〟の残骸は外からも見れるようにガラス張りになっていましたのでそれを眺め、特攻平和観音堂にもお参りして、5時半には出発しました。

 今日はここまで、次は霧島です。またお楽しみに! 

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長崎鼻パーキングガーデン

2017年06月04日 | 日記

 今日は長崎鼻のことです。長崎鼻は薩摩半島の最南端に位置し、砂浜の先に見える開聞岳が、鼻の先に立つ白い燈台と青い海によく調和しています。また、ここは竜宮伝説の地とも言われ、近くに龍宮神社もありました。しかし、私たちが向かったのは「長崎鼻パーキングガーデン」。南国の情緒あふれる動植物園で、亜熱帯・熱帯植物の木々と放し飼いの動物が見られるというのがキャッチフレーズです。

 まだ時間が早いのと月曜日ということもあって、人はあまりいません。入場料を…とみると、1,200円。エエッ!高い!

 「どうする?」「でも、ここまで来たんだから…」と、大枚をはたいて入ることにしました。後から知ったのですが、サイトで200円の割引券を出しているそうな…残念!

 入るとすぐに開聞岳のよく見えるビユーポイントがあります。「みんな今何合目ぐらいかしらね?」などと言いながら、まず最初に出会ったのが「バリケン」という初めて見る大きな鳥、名前が〝嵐〟ですって。〝アラ~シ!カッコイイね〟と呼びかけると、こっちを見て尻尾を振るんですよ。いろいろ話しかけると、近づいてきてやっぱり尻尾を振ります。可愛いやら、おかしいやら…。

 私は昔から写真を撮らない人なんです。だから習慣がなく…いつも後でしまったと思うことばかり、これもゴメンナサイです。

 次はリスザル、枝につながれとてもカワイイ!その奥が〝うー様の森〟。オランウータンがいましたがこれは檻の中です。飼育員のお姉さんにピーナツを上げてみて下さいと言われ…、なんと薄皮までちゃんと出して美味しそうに食べましたよ。また、お姉さんが〝バイバ~イね〟と言うと手を上げて振ってくれました。面白いので今度は私たちが〝バイバ~イ〟と言うと、なかなか振ってくれず、帰ろうとするとイヤイヤながら手を振ってくれました。ウレシ~イ!

 他にもいろいろと小動物が…でも、ここのメインはコンゴウインコの放し飼いです。色鮮やかな大型インコがあちらこちら飛び回っているのはまさに南国に来たようで、以前オーストラリアの野鳥園に行った時の、とても楽しかったことを思い出してしまいました。

 飼育員のお姉さんに手にも載せてもらいました。意外と重い!名前はと聞くと、小さい声で〝……ト〟ですって。「この子は恥ずかしがり屋なの」「恥ずかしがらずにもう一度言ってごらん」とお姉さんが言うと、今度は〝トットちゃん〟と言ったんです。ホントカワイイ!

 許可を頂いて写真を撮らせて貰いました。

 インコやフラミンゴ、ネズミ、アヒルなどの動物ショーなども人気があるそうなのですが、時間が決まっているので、私たちはちょうど「ネズミのチュー学校」を観覧しました。小さなハツカネズミが時間割に従って芸をするのですが、1時間目国語、2時間目数学…とはいっても中身は全部体育ですよ。綱渡りや綱のぼり、綱引きなど、出演者はキャサリン、ジロー、シロー…と5匹になっているんですが、どうも1匹だけのようで…(笑)久し振りにお腹を抱えて笑いました。

 

  

 ここは動物との触れ合いの場がたくさんあり、また、いろいろ見たことのない鳥や珍しいサルなど、本当に童心に返って楽しめました。子供たちが喜ぶはずですね。下の写真は五右衛門みたいな角刈りのサル、なのにとても甘えん坊で手を出すとペロペロなめるんです。その仕草が面白くって…。その下のはバナナのような葉で、よく分りませんが、大きな花が咲いていましたので撮ってみました。

 ここはこぢんまりとした手作り的な動植物園でしたが、出るときは1200円が惜しくないわね~、インコショーなども見たかったわね~と言いながら、次の予定があるので後ろ髪を引かれつつ園を去りました。出るとき最後にもう一度バリケンの〝嵐〟にさよならを言ったんですが、今度は知らん顔されました。お姉さんに聞くと、あれは機嫌のいいときだけ振るんですって…とにかく大満足のひとときでした。

 開聞岳登山グループとは知覧で落ち合うことになっていましたので、昼過ぎにはそちらへ着いていないとと思って、さあ出発。

 それでは次は「知覧特攻平和会館」でね、お楽しみに。

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グッドな砂むし温泉

2017年06月02日 | 日記

 「知覧武家屋敷群」のつづきがもう少しありますので、読んで下さいね。

 江戸時代にこの知覧の港は琉球貿易の拠点であったことから、武家屋敷も琉球の影響を多く受けているようです。それで沖縄でよく見られる石敢当(せっかんとう)という魔除けの石碑や屋敷入口に屋敷内が見えないようにする屏風岩、即ち沖縄ではヒンプンというものもありました。中にどういうわけか、艶めかしい?〝河童〟を入口に据えてある家もありました。この屋敷は入場不可の所でしたので、きっと魔除けの石碑の代わりなんでしょう。

 

 

 また、高城家という武家屋敷には「男玄関」と「女玄関」があって、間口の広さが女は半分以下なんです。

 やっぱり薩摩は他よりもずいぶん男が強かったんですね。まあ、封建時代ですから…でもあの篤姫さまは指宿出身なんですよ。

 

 さて、28日の宿は「休暇村 指宿」でした。

 錦江湾と魚見岳に囲まれた絶好のロケーションにあります。4年前にリニューアルされて、なかなか快適な部屋でした。夕食もメインの薩摩黒豚のしゃぶしゃぶとバイキングで、食べきれないほど…。

 「もうお腹いっぱいで入らなあ~い!」と言いながら、女性陣はまた、デザートのケーキや果物など、しっかりと食べましたよ。

 食べ物のこと書いてるときりがありませんので止めますね。とにかく明日のことを考えて早めに寝ることに…

 宿からの錦江湾の日の出です。

 最初は山に登らないと言っていた人までがみんな行くと言い出して、エエッ…じゃあ私1人が残るの?と、心配していると、東京から来た彼女が、鹿児島初めてだし膝も悪いので、一緒に見て回ろうと言ってくれて一安心。

 登山組は朝8時、宿を出発。用事があって帰る彼と私たち二人が見送りです。「気を付けて行ってらっしゃ~い」

 ところで、指宿に来たら絶対したいと思っていたことがあるんです。それは〝砂むし温泉〟に入ること。

 本当は昨日宿に着いてみんなで入る予定でしたが、遅くなってしまい、入浴時間と夕食時間が重なって入れなかったんです。

 この砂むし温泉は本当にいいですよ。初めての体験でしたが、見てるだけではわからない!たったの15分間でしたが、身動きできないので、じっくりと全身を蒸される…そんな感じで汗がジワジワッと出てくるんです。

 パンフレットに、鹿児島大学医学部の調査が載っていました。この砂むしに入ると心拍出量が増え、体の深い所の体温が上がり、血液循環を進めることによって、老廃物の排出や炎症性・発痛性物質を洗い出し、十分な酸素栄養を供給することによって人の体をリフレッシュさせると。この調査で砂むしの効果はなんと普通の温泉の3~4倍だという結論になったそうです。同じ人の血液が入浴前はどす黒かったのが鮮やかな赤色になった写真も載っていました。

 これ本当ですよ。だって水が溜まって腫れていた彼女の膝は軽くなったし、私の肩こりも良くなったし…

 チェックアウトして、さあそれではどこへと、運転しようとしたんですが、〝困った!〟ことになりました。キーレスは大丈夫なんですが、サイドの解除ができないんです。その説明を聞いていなかったのが大失敗でした。昨日の運転者に電話で聞くと、Pのボタンを〝引き上げる〟と解除されると…しかし、何度やってもマークが消えません。とうとうレンタカー屋に聞きました。すると〝押し込め〟と。たったこれだけのことなのに…後から〝引いてダメなら押してみろ〟というじゃんかと言われて、ナントモ悔しい!

 まあ、無事スタートして、長崎鼻へ向かいました。パンフに〝南国の情緒あふれる動植物園〟とあったので、「長崎鼻パーキングガーデン」を見学することにしました。では、その話は次回、お楽しみに。

 

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知覧武家屋敷群

2017年06月01日 | 日記

 ブログ休むとランキングがドンと落ちますね。まあ仕方ないことですけど…また、ボチボチ頑張りますので、応援よろしくお願いしす。

 では、鹿児島の旅を少しずつ振り返ってみましょうか。

 28日(日曜日)の15時、鹿児島中央駅集合。今回は男9名女4名の総勢13名でした。

 毎年実施した時に次回の予定を話し合うのですが、今年の鹿児島は宮崎在住の人が出やすいようにと決めたんです。が、当のご本人たちは用事で参加できなくて、飛行機の東京組、新幹線の関西組、自家用車の広島組と、九州以外の者ばっかりが…イヤ福岡・熊本がいましたね。そういうわけで到着時間もバラバラ、とにかく幹事さんは大変です。

 私と旦那は広島組の車に新山口駅で拾って貰いました。実は私たち二人は同じ大学の同級生なんです。学科もクラブも全く違うんですけどね。じゃどうして知り合ったのかって?それは、ヒ・ミ・ツ!でも、共通の友人が多く、結構一緒に参加したりして…仲良くやっています。

 この日は、3時鹿児島中央駅前を自家用車2台とレンタカー1台で出発の予定でした。ところがいろいろと集合やレンタカーの操作などに手間取り、30分以上も遅れたんです。計画は指宿に向かう途中、知覧特攻平和会館を見学して行く予定。が、到着が4時半前後になりそうなので、5時閉館の会館は無理ということで、これは次の日に変更。それで急遽知覧武家屋敷群を見てからということになったんです。

 予定通り4時半に知覧の武家屋敷群に到着して、駐車場に車を停め、さあ見学に行こうとしたときです。

 「車の鍵をレンタカーの店に置いてきた!」と。エエッとみんなびっくり。「どうやって運転してきたん???」

 「レンタカー屋ではエンジン掛けたままだったから…」と。その車の運転手が仕方ないから取りに戻ろうと言ったとき、他の車の運転をしていた者が降りてきて、「どうしたんか?あ!その鍵ならおれが預かっていたよ」とポケットから出すので、みんな「なあ~だ」とホッとしたんです。ところが、その鍵を渡そうとしたとき、「あ、これレンタカーの鍵じゃった」と。またまた、みんなガクンです。じゃあ取りに戻るしかないわね~と言い合っていると、先程の運転手が、「あ、こんなところに入れとったわ」と、ドアのポケットから鍵を出したんですよ。これで一件落着。でももうみんな、あきれるやら、あほらしいやら… まるで漫才でしたね~。

 キーレスの車、ホントに乗り慣れていないと怖いですよ。

 ここで少し「知覧麓の武家屋敷群」の説明をしましょう。

 江戸時代の知覧は当初、島津家の分家である佐多氏が地領として治めていました。現在残る武家屋敷群は、佐多氏16代島津久達(1651~1719)の時代もしくは、佐多氏18代島津久峯(1732~1772)の時代に造られたものではないかとされています。

 地区内は石垣で屋敷が整然と区切られ、名園の誉れ高い庭は母ヶ岳を借景にして、町並み全体が箱庭のような趣で、薩摩の小京都と呼ばれています。昭和56年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、「美しい日本の歴史的風土100選」「日本の道100選」にも選ばれ、更にまた、「建設省手づくり郷土賞」も受賞。地区内の7つの庭園は「優れた意匠で構成されており、またその手法は琉球庭園と相通じるものがあり、庭園文化の伝播を知る上でも貴重な存在である」として、国の名勝に指定されています。その庭園が公開されていて、7ヶ所共通で入園料500円、写真はそのうちの3ヶ所、上から「平山克己庭園」「平山亮一庭園」「森重堅庭園」です。

 この知覧には一度は来たいと思っていましたので、大感激でした。また、ここにしかない珍しい〝二ツ家〟も見られました。では続きはまたね。

  

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