ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

義姉の初盆で大分へ!

2020年08月14日 | 俳句

 今日も暑かったですね。最高気温34度。洗濯物を干していると余りの暑さに肌はヒリヒリ、汗はダラダラ…ついには頭までクラクラと。急いで室内に戻ってクーラーにあたり、ぬれタオルで首筋を冷やして何とか落ち着きました。熱中症にはまだ罹ったことはないのですが、こんなもんではないでしょうね。おお、コワッ!

 昨日は義姉の初盆で、大分へ帰ってきました。ナント高速道路はガラガラ。コロナが勢いを増す中の帰省やお墓参りの自粛が取り沙汰されていましたので私も迷ったのですが、やはり諦めた方が多かったのでしょうね。

 雲一つない…じゃあないけど、快晴。朝からもう車内温度は32度…始まりが遅いので9時20分に出発。余分な時間が出来ると過ごすところがないので、計算してほどほどで出かけました。

 途中、椎田の手前あたりで周防灘が見えました。次は中津市の〝八面山〟…この山は中津のシンボルともいえる山で、四方八方のどの方角からみてもほぼ同じ姿をしているところからそう呼ばれています。やがて別府市の手前から由布岳と鶴見山が見えます。別府市には大平山が、その草原がキレイな扇形をしているので通称扇山といわれ、野焼きが春の風物詩となっています。いつもより早く12時すぎに着いたので、近くでランチを。それで、予定通り13時前に到着。

 やっぱり気にしながら行ったんですよ。その代わり、ゆっくり食事もしないし、おしゃべりもしない…読経が済んだらすぐにお墓へ行って、そそくさと日帰りで帰ってきました。日頃はいつも一緒にお茶や食事に行ったりして一泊していましたが、久しぶりに会った兄弟とも今回は本当に顔を見ただけという感じでしたもの。

 次は来年の3月の一周忌ですが、その頃はコロナもどうにかなってるかしら…などと話していると、〝来年の10月にはおばあちゃんの7回忌をするので…〟と、甥が言い出しました。〝その頃ならもう大丈夫かしら〟などと話して、みんなで大笑い。果たしてどうなるのでしょう。ちょっと楽観的すぎたでしょうか。アハッ

 でも、早いものですね。ついこの前のような気がするのにもう来年が7回忌ですって!〝去る者日々に疎し〟とはまさに…しかし、忘れ去ることなど絶対ありません。ただ思い出す間隔が遠くなるだけ。その分想い出は濃く深くなりますよ。

 お寺さんも初盆が多かったのか、この度は13時20分からと、変な時間でした。お経も短かったような気がしますし、お説教もせずあたふたと帰られました。どこもかしこもコロナの影響でしょうか。こちらまであたふたとして、故人を偲ぶというしみじみとした雰囲気がなくなってしまいました。まさにこの句のように…

  御仏はさびしき盆とおぼすらん  小林一茶

 あまりゆっくりも出来ませんので、せめてもと〝迎え盆団子〟だけはいただいて帰途につきました。この〝盆団子〟については、2018年8月14日の〝お盆の迎え団子と送り団子〟に書いていますが、いつも母と義姉が作って、盆棚にあげていましたから、懐かしいものです。今度は甥のお嫁さんの作ったもので…受け継がれていくんですね。私の嫁ぎ先ではそういうことをしませんので、私も何もしないままお盆はお参りするぐらいなんですが、実家の方は父や母がしきたりを大事に守ってきましたからそれを引き継いでいるのです。アリガタイコト。

  ひとすぢの湯気も供へて盆団子  牧 辰夫

 盆の終る16日の夜、実家では川に精霊流しをします。これももう殆どする人は少なくなったようですね。私が子供の頃は流燈があちらこちらに見えましたが、今では一つ二つしか見掛けませんもの。いつもはこの頃に里帰りをしていましたので、〝送り盆団子〟を食べて、精霊流しに行っていました。もうその盆舟の用意がしてありました。私は見送れませんが、きっと下の句のようにこの日もいい天気でしょう。

  精霊舟発たせて星の満つる空   植田のぼる

 今年はコロナの三密のせいで何もかもが普通と違います。仕方の無いこととはいえ、あの世から帰ってきた御精霊さん方はさぞかし戸惑い、淋しい思いをされたことでしょう。ゴメンね!お父さん、お母さん、お兄さん、お姉さん…

 いつもは夕方少し涼しくなってから帰るのですが、今回は15時30分出発…一番暑いときでした。帰りも由布岳や鶴見山がよく見えました。行きに撮らなかった関門海峡も撮ってきましたよ。

 ああ、コロナよりこの暑さでやられそう。でも一番疲れたのは運転手の主人…本当にお疲れさまでした。感謝、感謝!です。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (縄文人)
2020-08-15 06:52:00

初盆となりますれば駆けつけて先祖の霊、亡くなられた御霊を・・・・。
沢山揃いましたですね!!
提灯、お花、なるほどこうして名前を付ければ一目瞭然・・

  ・ 初盆や棚経染しホウズキの

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お疲れさまでした (fukurou)
2020-08-15 08:27:28
ちわき様
おはようございます。
お盆のお参りお疲れさまでした。
いやいやご主人様お疲れさまでした。(笑)
今年はお盆に大阪にも帰らずお盆飾りも何もしないで、仏壇は閉めたまま、ご先祖様に申し訳ないと思っています。
これもコロナのせいです。
今月末帰ってからゆっくりお祀りすることにします。
そう言えば来年1月は亡き母の七回忌でした。コロナがおさまっていないでしょうし、内内で済まそうと思っています。
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お疲れさまでした (ミルク)
2020-08-15 16:18:57
暑い中を、日帰りでのお参り、お疲れ様でした。
山口~大分の距離感全くわかりませんでした。
日帰りできる距離だったんですね。でもご主人様たいへんでしたね。
盆団子、こちらではないので、地域が違えば色々な風習がありますね。
いまは、川に流すこと出来ないので、16日の9時までに
指定された川のたもとに、お盆の供えたものや、花などを市の方で回収してくれます。
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お疲れさまでした (KUMI)
2020-08-15 17:16:20
ともかく忙しい帰郷、ご主人、ゆっくりされたかったことでしょう。
盆の行事は、色々と日本中で違うことが解りました。
それを守られるご長男の奥様のご苦労を思ったり。
ゆっくりとお盆も出来ないなんて、とんでもない時代ですね。
お盆が離れ住む身内の唯一の出会いの時節なのに・・
本当に、コロナめ!です。

夫の新盆も、娘だけ来て、その数日後に私と孫が軽い風邪をひきました。
もう、生きた心地がしませんでした。
わが家の方よりも娘の居る横浜の方が感染地帯。只今絶交中です。
一周忌の11月にはもっと悪くなる、と言われていて・・
来年の3月までにはおさまってほしいですね。
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Unknown (ちわき)
2020-08-15 22:03:36
縄文人さん、こんばんは!
何だかお久しぶり…って感じ。
鬼灯のこんなお供えは私も初めて見ました。義姉は派好きでしたので、こんな賑やかなものがとても似合っています。でも、1月にお見舞いに行ったときはまだまだ元気でしたのに…亡くなるときはあっけないものだと、つくづく思いました。
だから生きているうちに何でもしたいことや食べたいものはしておくに限りますよ。
縄文人さん、ガンバリましょうね。
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Unknown (ちわき)
2020-08-15 22:16:27
fukurouさん、早速のコメントありがとうございます。
木曽の開田高原はとっても涼しそうで羨ましい…それに引き替え大阪はコロナは増えるし暑いし…で、帰りたくない!いや、いや帰れないんですよね。(笑)
ご先祖様もきっと今年は許してくださるに違いありません。大阪と半々の暮しとか…この暑い今はそちらで好きな自然と過ごされる方がいいかも。
fukurouさんのお母様も来年1月7回忌…ということは私の母より少し前に亡くなられたんですね。おいくつだったんですか?私の方は99歳ですから天寿を全うしたとは思っていますが、やっぱり淋しいです。
月末にはお参りしてあげて下さいね。
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Unknown (ちわき)
2020-08-15 22:27:54
ミルクさん、こんばんは!
宇部市と大分市は約200キロあまりですので、渋滞がなければ高速を使って休憩無しの3時間ぐらいです。
でも、高速が出来るまでは、大分、宮﨑は陸の孤島といわれて、それはそれは時間が掛かったんですよ。
今でも高速は全部は繋がっていないし、1車線の対面通行ですから、高速とも言えないかも。
私は俳句をするまで、よく詠まれている茄子や胡瓜の馬なんて知らなかったんです。そういう風習がなかったので…。今では経験があろうと無かろうと詠んだりはしますが、本当に知らない風習というのはたくさん有ります。でも、昔と比べると随分変わってきているでしょうね。
そちらの珍しい風習など教えて下さい。
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Unknown (ちわき)
2020-08-15 22:43:32
KUMIさん、コメントありがとうございます。
娘さんと絶好中…何と言うことでしょう。一周忌はどうされますか?それまでに少しは収まってくれると良いのにね!コロナめですね。
ご主人様、このコロナ騒ぎをあの世で眺めてらっしゃるかしら。きっとKUMIさんを守って下さっていると思いますよ。ほら、今周りに来てバリアーを張って下さっているかも…
そろそろワクチンも仕上げに入ったようだけど、日本に回ってくるのはいつ頃でしょうか。こういうのは儲かる話だし、人々のためにもなることだから、意外と早いかも…それに期待しましょうか。
もしかしたらご先祖様を大事にしない今の人々への警鐘かも…やっぱり何事も〝敬う〟心がたいせつですね。私たちは敬っていますからきっと大丈夫!なんちゃって…アハハッ
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