KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

「おむすび」と「おにぎり」

2024年10月07日 | 俳句
天気 曇のち晴

気候が秋になろうとしている、と思ったら。今日は夏に戻ってしまった。青空の面積も大きくはならず・・
テレビで、ばら園の情報を流していた。そろそろ秋薔薇の見ごろ。明日からは晴れる日はまだ来ないが気温が秋本番になる、って本当かしらん?急激に寒くなるのも困る。体調が付いていけない。今月になってからというもの、気温差の激しい日が続き、化学療法の副作用もあって、ともかく地面に足の付いていない状態がずっと続いている。
ばら園であの香りに包まれたら癒されるかも。秋薔薇は、初夏の花よりも香りが高い。


おにぎり持って吟行へ行った日々も、今となっては思い出でしかない。
おにぎり・・と思っていたら、今月から新しくなった朝ドラの題名は「おむすび」となっている。おむすび、って関西の古い呼び方でしょ、今は全国的に「おにぎり」ではないの?少なくとも、私は「おむすび持って出掛けましょ」「おむすびでも夜食に・・」などと言ったことはない。ドラマの地は福岡だという。
何だか自分の言ってきたことに自信がなくなったのでネットで調べてみた。
おおよそ、関東以北は「おにぎり」、関西以南は「おむすび」と呼ぶらしい、と解った。
私は中学3年から高校にかけて、父の転勤で四国に住んだことがある。遠足に「おにぎり」を持参したけれど、周りの人たちがどう呼んでいたかは記憶にない。ただ、級友の「おにぎり」がまん丸い形だったのにびっくりした覚えがある。隣に座っていた友人だけだろう、と思っていたが、関西以西では、丸いのが普通らしい。私は、子供の頃、三角に握る練習を随分とさせられたものだ。東京で就職してから、ハイキングに同僚が丸いおにぎりを持ってきていた。変なおにぎり・・どこから齧ればいいのか解らないその「丸いおにぎり」の友人を軽蔑すらしたものだ。

ところ変われば・・と言うけれど、食に関しては、日本は本当に地方地方での差異の深い国。朝ドラで、このトシになり改めて日本の広さを知った。


空青ければ秋薔薇の香の強し KUMI
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つかの間の秋の空

2024年10月05日 | 俳句
天気 雨 

写真は、昨日の昼頃、病院前のバス待ちに撮った珍しい青空の写真。ほんと、秋めく空は久しぶりで、これが秋に続くといいのに・・と思ったら、涼しさの増した今日からは秋雨前線が当分は居座るようだ。昨日の青空は貴重だった?

昨夜、ここのコメントに書き込みをしていたら、突然、震度4くらいの衝撃が上半身を襲った。あ、倒れるかな?と思ったのでパソコンの椅子を下りてカーペットの床にうずくまった。どうしよう、緊急ボタンを押す?と考えているうちに少しずつ気分が戻ってきた。血圧を測ると結構高いけれど血管切れてしまった、というほどのこともないし・・第一、介護士を呼んでも、「救急車呼びます?」になってしまいそうな・・夜勤の3人のうち1人は派遣介護士。あとの2人は・・誰だっけ。先日、入浴の件で衝突した彼女だったら、余計具合が悪くなりそう・・などと考えて暫くソファで休んでいたら目眩はしても、「体調悪い」いつもの体調に戻った。
一昨日の点滴の副作用もあるし。

昨日は循環器科の心臓のドクターの診察日。午前中に検査結果やらは、総合的にそう悪くはない、と言われたばかり。動悸息切れは、心臓のせいばかりではないらしい。要は早急にどーかなってしまう症状ではないようだ。だから、突然の目眩も慌てる必要はなさそう。ペースメーカーを入れる前に同じような目眩に何度か襲われた。不思議と、家の中ばかりだった。倒れた場所が悪いと死んでますよ、と病院で言われたことを思い出す。駅のホームとか、車道を横断中とか。
1月に、ペースメーカーの電池替えをする予定と言われている。そろそろ、バッテリー切れ?
そんなことがあると迷惑かかるので、私は100mの外出も障害者手帳とぺースメーカー手帳をお守りのように持参している。今まで、必要になったことはないけれど。

今日も体調は気象病の症状で相変わらずの目眩に軽い頭痛も加わった。気にしない、気にしない。

病む者の窓濡らしゆく秋の雨  KUMI
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10月の真夏日

2024年10月03日 | 俳句
天気 雨のち曇のち雨

病院へ行くバスの中から、以前住んでいたマンション近くの小さな市の公園が見える。公園の端に彼岸花が、狂ったようにたくさん咲いていた。(写真は6年前のもの)
やっと、朝晩の気温だけは秋になったので、街のあちらにもこちらにも・・一斉に咲いたようだ。

10月になっても真夏日から抜けられず、昨日は病院で化学療法の点滴の日、やっと冷房に悩まされないと思った10月になっても、病院は何所へ行っても冷房対策が必要で。とうとう、血行の悪さからの、足の親指の腫瘍は治りきらなくて、靴を履くと痛みがまだ・・夏の寒さ対策を少し間違っていたかもしれない。去年、寒くなってから症状が出たので、夏になれば治癒するもの、とあまり警戒しなかった。イヤな病気だ。膠原病に派生する強皮症の症状の一つ。

病気が私の体を構成しているのではないか、というくらい病気の症状は色々あるが、昨日はほんの少しだけ、良いことも。
点滴前に必ず確認する血液検査とレントゲン検査で、肺がんの症状は今年になってから患部が育たなくなっているのだそうだ。月1回の治療を副作用が酷いので2ヶ月近くお休みしたこともあったが、悪化はしていない。なので、主治医が「来月のCT検査で結果が良ければ暫くお休みしましょう」と言ったのだ。
心臓が悪くなければ手術で治せるくらいのステージ1~2の症状、でも、とても無理、ということになっての免疫療法。完治はないと言われていたが、ある程度までは回復することはあるのだ。副作用と闘いながら、30回近く頑張ったからねえ・・パチパチパチ・・
でも、その代りに20年前の乳がんが転移だか再発だかで、先月から経過観察になってしまった。ま、仕方なし。乳がんの方は、万一となっても、今は簡単に手術が出来るらしいから。

北欧その他の西欧では、殆どの国が治癒不能の高齢者に対して積極的治療は行わないと聞いたことがある。がん患者すべて、とは言わないが、日本でもそういう時代が来るのだろう。長寿=恵まれた老人ではない。長寿=幸福=QOLの充足、でなければ意味がない。(QOL=Quality of life =生活の質)

与えられている命、大事に毎日を楽しまなくては・・と思ってはいるものの・・時々生きていることに疲れる。でも、戦争やら地球破壊規模の自然災害の渦中の人のことを思えば、生きている私は本当に恵まれている。まだまだ、生きる権利はあると思いたい。

6年前の今頃の写真。富士山がすでに冠雪している。今年の天候では夢のまた夢でしかない冠雪だ。



十月に入った一昨日は、久々にぼんやりと富士山が見えた。

十月の富士より雲の剥がれゆく  KUMI
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九月尽・雑感

2024年09月29日 | 俳句
天気 曇のち雨

明日で九月が終る・・と、カレンダーを見て気づいた。色々あった九月、猛暑の続きはやっと終わりが見えたものの、台風が二つも列島を狙っている。九月はいちばん台風発生が多いとはいうものの、二つが連続して一緒にこなくても・・

自民党の総裁選挙で、とうとう、石破さんが当選。別に喜んでいる訳ではない。女性を応援したい私でもあの、「危険な」本命だった彼女だけは初の女性首相にしたくなかった。(私は自民党は応援していないけれど、女性の進出は歓迎する)
ということを考えると、ほっとした。夫婦別姓問題だけ考えても、まだ反対する女性の居ることが信じられない。「選択制」というのに、なぜ頑なに執着するのか、どうしても解らない。それで家族が困ることになったって、他人さまの家のこと。それよりも、仕事を続ける女性の不便解消・権利保障の方が大事でしょ。
ま、私にとって最後になるかもしれない首相が、又、「顔も見たくない人間」になって欲しくないだけのこと。

大谷選手の記録更新が止まらない。今時点では三冠王だという。あと残り3試合くらい?まさか・・とは思うけれど、やり遂げるかも。夫が生きていたらどう思うかな、と考えることがある。二刀流なんて絶対に成功しない、ましてや大リーグでは無理なこと、日本だから出来たことだ・・と夫は言っていたけれど。

千日紅と野鶏頭 


9月は、秋雨前線やらゲリラ豪雨やら台風やらで、私の体調の悪さに休息がなかった。すっきり爽やかな秋晴れ、という日が二日くらい続いてくれたら、少しはおさまるかなあ、と思う。それも、夢になってきたのかも。つまり、回復の見通しがないままこれが永遠に続く?イヤですよ。

一昨日は、心臓の検査。薬を一つ減らして一ヶ月近いので、減らしても悪化していないかどうか、という検査だった。どうなのだろう?浮腫みをとるための朝一錠の薬の利尿作用で昼食が終るまで自由に行動出来なかった。その薬がなくなってこの一ヶ月、少しはトイレから解放されたものの・・。来週、諸々の検査を合わせて心臓の今の結果が解るらしい。
でもねえ・・動悸息切れおまけに狭心症かも、という痙攣と不整脈・・小さな心臓はもう疲れました。
蝶になりドローンのように花野を俯瞰してみたい。


台風の二つ列島挟み撃ち   KUMI
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秋が来た

2024年09月25日 | 俳句
天気 曇がち

写真の葉鶏頭は、昨日の薄と同じファイルに入っていた。でも、場所は違うような・・昭和記念公園かもしれない。当時は、あまり意識せずに撮った写真の保存はいい加減なものだった。

やっと、秋らしい気温になって、自室内は一昨日から全く冷房不要。今朝の最低気温はようやく20℃を割って、起きてベランダ側の硝子戸を開いたら冷たい風が入ってきた。秋ってこんな爽やかな空気だったのか・・と感動した。暑さ寒さも彼岸まで・・という格言も、昔は「暑さは秋彼岸の頃まで」と解釈したのだろうが、今は「暑さは秋彼岸が過ぎる頃まで」になったということだろう。ともかく、猛暑はもう帰ってこないらしい。

この涼しさに、今日のうち眼科通院しなくては・・と、思い立った。明日は都内のクリニックの定休日、明後日は病院の検査日。点眼薬は来週まではもたない。9時半に出て、いくら私の足が遅くても10時前には着く。三連休の直後でもあるしいつもより待たされるかも・・いつも休日明けに行っても30分以上は待たされないし・・
と考えながら、まだ足の親指の腫瘍が治りきらないのでゆっくり歩き・・と、余裕を持って眼科へ着いたつもりなのに、もう待合室は座るところのないくらいの患者数。
よく見ると、受付の事務の人の姿はなくて、薬剤師さんが受付兼務している。(この眼科は薬が院内処方) 看護師さんも半数くらいしか居ないし、いつもの視力検査の技師さん?も居ない。結局、診察前検査まで1時間以上も待った。
先生、何かあったのですか?と聞きたくなった。地域の小学校の校医もしていて、とても信頼されている女性ドクター。働いている人の顔ぶれも滅多に変わらないくらい、とても働きやすいと噂の医院なのに。終了が午後5時なので、看護師は子育てしやすい、とも言われていた。
たまたま、休暇の人が多かっただけ?・・と思いながら診察を待った。終わったら12時。まだ何人も待っている患者がいた。眼底検査は諦めた。
まさか、この眼科まで看護師不足? 今、医療と福祉の現場は看護師も不足しているとはいえ。

帰路、雑木林の横を通ったら、団栗がもう落ちていた。大木の櫟と楢の、いわゆる武蔵野の名残りの林だ。拾っては来たけれど・・どうするつもり?


振り向けばまたも木の実の落つる音  KUMI

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だんだん、自由がなくなる

2024年09月24日 | 俳句
天気 晴のち曇

写真は、多分、富士山麓でのもの。下の富士山の写真と同じく、夫と最後に墓参で行ったときのものだと思う。
やっと猛暑の日々と訣別できそうだ。昨日も今日も気温は冷房を必要としない。ゲリラ雷雨もおさまっていきそうだ。能登の水害の悲惨さが今年最後の災害であって欲しい。

暫くブログを書けなかった。書かない時は理由がある。書くことがない、ということはまずない。最近多いのはやはり、体調不良で夜遅く書く気力がないこと。テレビドラマなんか見る気力はあるのに・・。昼間が色々忙しいと最近は疲労感がハンパないので、思考力停滞することもあって休む。体力も脳力?も老衰の一途をたどっている。片方だけ、とはいかないようだ。
昨日は月1回のLINEでの句会で、午後1時に始め、終わるのは夜になる。疲れるけれど、即吟で15句を出句する句会に参加出来る間は、脳力の方は大丈夫なようだ。

で、最近は施設に「管理されている」感が強くて、それに疲れている。いちいち問い質したりクレーム付けていたら疲労困憊するので、余程無茶でないことなら、なるべく言うことは聞こうと行動している。無論、食事が出ないとか、入浴させてくれない、などという大きなことではない。私が黙って聞いていれば済むこと。
でも、今日は疲労の極になってしまって、とっても頑張っている若い女性の介護士に少し怒りをぶつけた。「入所者の危険を回避するため、というよりは、施設の管理のため、でしょ。問題が起きないように・・」「いえ、そうではありません、万一の事故があったら、KUMIさんが困ることです」「どんなに気を付けたって誰でも転倒することはあるわよ・・」云々。ナースの許可なしには風呂場へ入らないで欲しい・・と言うのだからもう・・
今まで、体温血圧、自己管理で報告して、自由に入っていたのに。「ナースの許可が出るまで、鍵は開けることは出来ません」って、数日前までは自由だったのに・・今、自由に入浴できるのは私を含めて3人くらいだろうか。

というのは事例の一つに過ぎず。
で、怒り心頭でナースの許可なるものを待っていたら、廊下でもう一人の介護士に逢った。彼女はちょっと口の軽い人。週4回出勤の、パート扱いらしい。その彼女に「なんか最近、色々厳しくなったのね、何かあった?」とカマかけてみたら「今日一日、都庁の監査が入ってるんですって。下っ端の私には関係ないけど、事務所はカリカリしてます」と白状した。
だったらそう言えば?上記の介護士は正社員。
だから、今まで緩くしていたことを厳しくマニュアル通りにしているということなのかもしれない。介護士に「入浴はどうしています?」と訊いて「自立している人は自分で勝手に・・」なんて答えられたら困るのだろう。
おまけに、入所以後自由に使えていた洗濯室も鍵を掛けられていて「使うときは声をかけてください、すぐ開けます」だって。ほんと、メンドクサイ。
実は、これには別の理由もあって、去年入った他の階の徘徊する人で何でも自分のモノにしてしまう「癖」のある人が居る。人の洗濯物も、乾燥機で乾いていたら自分の部屋へ持っていくらしい。うっかり間違えてエレベーターを使って他の階へ行くこともあるとか。


そうした入所者が一人とか二人居るために、他の何十人が不自由を強いられるのもおかしなこと。私は認知症患者に理解はあるけれど、ここは公営の施設ではない。選んで大枚をはたいて入所している。施設が管理しきれない人は、入所を断れないの? と、今日珍しくケアマネさんに文句を言った。今後のことは家族と相談中だという。意識なくても窃盗を働く人とは隣りあって暮らせない。

そんな酷い施設、変ってしまえば・・と思う人も居るかもしれない。簡単ではない。ここの親会社は、私の見る限りではかなり良い方だと思う。職員も法の範囲で人員は足りているし、その職員の資質を言ったら、この人不足の時代にキリのないこと。前出の職員も、優秀過ぎて言われることを「理解し過ぎ」と、ケアマネさん。

ともかく、監査の結果で締め付けが厳しくなりませんように・・

昨日の句会での作。題は「首」

首塚のあたり穂芒揺れやまず  KUMI
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世界に誇れる

2024年09月20日 | 俳句
天気 晴
写真は、中央道河口湖インター付近の富士山です。撮ったのは7.8年前になるけれど、富士山は今も変わりないはず。

相変わらず猛暑とゲリラ雷雨の終わらない日々に、疲労困憊ですよ。
昨日の午後のピカピカドンドンのおかげで、今朝は富士山までの空気もきれいになっていて、久々の富士山が見えた。で、今朝は大谷選手の49号ホームランの出たニュースが朝から流れて、中継見ていれば良かったのに・・と無念に思った。でも明日の試合があるなら、もしかして50ー50の大記録を中継でみられるかも・・と。でもそのあと、あらま、50号も51号も達成してしまったというニュースに唖然。なんということ。今年は無理でしょう、と断言していた元大リーガー、誰だっけ? 
ともかく凄いことを、こともなげに成し遂げる大谷選手は、世界に誇れる大人物。野球を知らない人にも、後世にそんな大選手の存在は残ることだろう。
日本の誇り、大谷翔平さんと富士山と。
良い朝だった。

今頃の夕暮れの富士山。前の住居のマンションから撮ったもの。
今の住まいから300mくらいしか離れていないけれど、7階住まいとはちがい、今の住まいは同じ富士山でも手前には邪魔物だらけだ。

今日はゲリラ雷雨はないようだが、中国大陸へ上陸した筈の台風が、直角に右折して日本海を通過するのだという。中国で何があった?、台風を追い払うためのミサイルでも打ち上げた?
中国の陰謀かも・・明日まで、この猛暑は続くようだ。もう、冷房の中で暮すのも限界です。自分の家なら朝のうちだけでも切るエアコンも、ここでは全館冷房だから、食堂が寒くて寒くて・・猛暑になる、という予報の日に、何で防寒具を用意して食事に行かねばねらないの。結局、夏の終わりなのに膠原病の手足の末端症状は治らない。

最近、オナガが朝早くからうるさい。綺麗な鳥なのだが、声はだみ声で品がない。ギイギイと暑苦しい。今朝はカーテンを開いてみたら、くの字型の建物なので屋上の端っこに止まっているのが見えた。窓越しに写真を撮れる距離。が、残念ながら、スマホをスタンバイしたら、もう居なかった。

暁を尾長の騒ぐ秋暑かな  KUMI
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翅ぼろぼろになるまで

2024年09月18日 | 俳句
天気 晴のち曇のち雨

まだ猛暑日復活、どこかでゲリラ雨の気配。昨日は仲秋の名月だったというのに陽気はまだ真夏のままだ。
今日も体調良くないので閉じこもったまま。血流と心臓の動きが少し回復している・・と言われていなければ、この頭痛は脳梗塞かも、などと思ってしまう。一応、先月の検査では血管は詰まっていないらしいけれど・・
見えない体の奥のことはサッパリ解らない。

上の写真、2017年の今日、撮ったものだ。散歩の帰りの公園だったと思う。
彼岸花に黒揚羽とはすてきな取り合わせ・・とばかりにカメラをズームにした覚えがある。でも・・ヨロヨロと飛んでいくのを見たら、黒揚羽はボロボロだった。当時はまだ、私はボロボロまでいっていなかった。でも、今日見ると・・懸命に彼岸花の蜜を吸おうとしている蝶が、自分に重なって哀れ。
見なきゃよかった。


昨夜の仲秋の名月は、結局、見なかった。東の空はすっきり晴れていたので、ラウンジの灯りを消してもらえばよく見えた筈。でも、最近、私の階の夜勤職員は常勤の介護士ではなく、顔を見たこともない派遣の介護士が毎晩交代で来ている。各階に一人、当直が居るのは安心ではあるけれど、初対面の不愛想な大男の介護士に「月が見たい」と言って灯りを消してもらったり・・というのはメンドクサイ。「常勤の職員に訊かないと、勝手なことは出来ない」などということになるかもしれない。もう、面倒なことはイヤ。小さなトラブルでイライラすることが続いているので、職員にもなるべく近づかないことにしている。
満月は明日だし・・格別見たい訳でもないし・・と諦めた。
が、今日は晴れそうにない。最近は旧暦8月に「秋」は感じないのだから、10月の「後の月」、の方が良いかもしれない。熱帯夜の仲秋の名月、なんて、俳句になりそうもない。

15日締切の今月のネット句会の題が「月」だった。およそ、ここでは月を見る機会はないし、創作するしか・・と、出した句。なんだかねえ、と思った句なのに、二人が、点を入れてくれた。

月光の窓辺眠りし嬰児(やや)を置く  KUMI
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敬老会

2024年09月15日 | 俳句
天気 晴

上の猫は、パソコン塗り絵です。

敬老の日は明日なのに、今日が「敬老会」となっていた。本来の敬老の日は15日だったので、こちらの方がしっくりする。
私が入所してからは、コロナコロナで、去年は私も感染した集団感染の終わったばかりだったし、一昨年も祝うどころではなかった。なので、ちょっと美味しい昼食とおやつが出るくらい。今年は、少し自己負担すれば天ぷらに海老が付いたり、フルーツが生で出たり(普段は缶詰ばかり)。



プラス900円を出した昼食です。美味しくいただきました。「茶碗蒸し」がなかなかの美味。
何でも高くなっている時節柄、自己負担が出るのも仕方ないか、と思う。少しでも美味しいものを食べたいので、私は月1.2回の「別料金メニュー」を楽しみにしている。でも、自分で頼んだかどうかを忘れている人が多いので「隣の人となぜ違うの」と揉める人は必ず出てくるようだ。あなた、頼んでいないでしょ、ということなのだけれど・・

で、この日に、喜寿・米寿などのお祝いの年齢の人に「表彰状」が渡される。
米寿が3人、卒寿が3人、白寿が2人、そして・・100歳が1人、102歳が1人。あれ?もっと居たような。
私なぞ、若者の部類でございますよ。「まだ90歳にはなていないわ」と言う以外、年齢は絶対に口外しないことにしている。以前、雑談でうっかり「昭和二桁」と言ってしまったら、100歳近いジイサマとバアサマに「若いねえ、戦争なんか覚えていない年だろ」とまるで子供扱いされ、軽蔑の眼を向けられて不愉快だった。ジイサマはもう居ない。バアサマは白寿で、まだ元気ではあるけれどほぼ寝たきり、口だけとっても元気で介護士泣かせのようだ。

そして驚くのは、100歳越えのお2人のこと。お2人とも男性で、杖をついてはいるが自力歩行していて、耳は遠いものの認知症ではない。ことに102歳の方は、酸素ボンベは使っているもののまだパソコンも使っているらしい。とても紳士。
100歳のジイサマの方は、未だに文庫本を読んでいる。私はもう、あの字を読み続けるのはちょっと・・

午後はボランティアのクラリネット演奏があった。これも、ボランティアが自由に入れるようになったおかげ。でも、まだ今も流行しているらしいので大勢の集まりは怖い気がする。

遠富士の雲より覗く敬老日  KUMI
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異変は植物にも・・

2024年09月14日 | 俳句
天気 晴

写真は今年のものではありません。
今日も、猛暑寸前まで上がったようだ。埼玉県なら間違いなく猛暑だったかもしれない。
その埼玉の、少し山沿いでさいたま市や熊谷市よりは涼しい筈の、彼岸花の名所・巾着田で、まったく咲かないのだそうだ。彼岸入りまで1週間、そろそろ気の早い花は咲く筈なのに・・
写真は、2017年の9月13日のもの。いつもの散歩道の公園に隣接する林に、彼岸花の群生している場所がある。彼岸花は以前住んでいたマンションの裏庭にも結構な数で咲いたので珍しくもなかったが、林の奥の方が写真になる。
無論、この年もまだ早かったものの、いつものように白花はかなり咲き揃っていた。 白の方が赤よりも早いのには何か理由があるのかも。今年は?やはり、巾着田のようにまだ咲いていないだろう。




水引草も、暑さでまだ咲いていないかもしれない。
彼岸花は気温が一定の涼しさにならないと咲かない。「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、秋彼岸になると彼岸花の咲く気温まで下がるのだ。開花に必要な気温は確か、20℃くらいだったと聞いた記憶が。だから彼岸花は暑さのおさまる彼岸には必ず咲くことになっているはずが・・
昨日のテレビ中継では、名所の巾着田では、咲いている花を探すのも大変なくらい、ほぼ咲いていない状態のようだった。花が痛んだとかいうことはなく、球根で咲く花なので、気温が下がればいっせいに芽が出ると思われる。あの、大量の花がみごとに一面に咲く川岸の林に、ほつほつとしか咲いていないとは・・(あんまり好きな風景ではないけれど)
何かショックだった。農作物と同じく、異常気象に花も敏感なのだ。




(写真は、2017年の、再掲のもの)
あと1週間経たないと、秋らしい気温の日は来ないようだ。

穂芒の揺れて遠嶺の雲消ゆる  KUMI
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